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神武天皇橿原宮跡に立つ「橿原神宮」(橿原市久米町)/毎日新聞「やまとの神さま」第68回

2024年01月04日 | やまとの神さま(毎日新聞)
今朝(1/4)の新聞一面トップ記事によると、「能登地震 死者73人」と、また増えている。やりきれない気持ちなので、ひとまずクラウドファンディング(キャンプファイヤー)を通じて寄付をしておいた。現地ボランティアに行くことができないので、まずはここからだ。
※トップ写真は、畝傍山をバックに建つ外拝殿(げはいでん)=橿原神宮提供

さて、今日の「やまとの神さま」は、「橿原神宮(橿原市)/神武天皇祭る即位の地」、執筆されたのは、奈良まほろばソムリエの会会員で、大和高田市在住の磯村洋一さんである。橿原神宮は、春日大社、大神(おおみわ)神社(三輪明神)と並んで、いつも初詣客のベスト3に名を連ねる。特に橿原神宮は、「南阪奈道路」が開通してから、参拝者が急増したそうだ。

磯村さんが取材に行かれたとき、写真の外拝殿は工事中だったそうで、トップ写真は、わざわざ神宮から借りていただいた。しかし工事は12月中に終わったようで、YouTubeなどには、きれいな姿で写っていた。では、全文を紹介する。

橿原神宮(橿原市)
橿原神宮(橿原市)は、大和三山の一つ、畝傍山のふもとに鎮座しています。祭神は第一代・神武天皇と媛蹈韛五十鈴媛(ひめたたらいすずひめ)皇后です。

「日本書紀」によると、神武天皇は橿原宮で即位したとされます。このため、民間有志が「神武天皇の御聖徳を後世に残したい」と請願し、感銘を受けた明治天皇が元京都御所の内侍所(ないしどころ)(賢所=かしこどころ)と神嘉殿(しんかでん)を下賜(かし)され、移築して1890(明治23)年、格式が高い官幣大社として創建されました。

内侍所だった本殿は1855(安政2)年の建物で、国重要文化財。神嘉殿は今の神楽殿です。現在の境内は約53万平方㍍で、阪神甲子園球場の約13個分の広さ。畝傍山を挟んだ北側には神武天皇陵があります。

橿原神宮で最も重要な祭典は、毎年2月11日(建国記念の日)の「紀元祭」です。勅使(天皇が派遣する使者)を迎え、厳粛に執り行われます。初詣には毎年100万人以上が訪れますが、玉砂利を敷き詰めた外拝殿前の広場で、ひときわ目を引くのは大絵馬。高さ4.5㍍、幅5.4㍍で、通常の絵馬の約1600倍の大きさです。

祈祷殿(車両祓(はら)い所)から外拝殿まで砂利道の横に舗装道路が整備され、車椅子でも快適に参拝できます。(奈良まほろばソムリエの会会員 磯村洋一)

(住 所)橿原市久米町934
(祭 神)神武天皇、媛蹈韛五十鈴媛(ひめたたらいすずひめ)皇后
(交 通)近鉄橿原神宮前駅から徒歩約10分 
(拝観)境内自由。宝物館は来年5月12日までの特別展は700円
(駐車場)普通車500円など
(電 話)0744・22・3271


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