tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

榊莫山が讃えた3つの石の書(産経新聞「なら再発見」第103回)

2014年12月31日 | なら再発見(産経新聞)
産経新聞奈良版・三重版ほかに好評連載中の「なら再発見」、今回(12/13付)の見出しは《良助親王墓石標 莫山さん絶賛「透明な楷書」》、筆者はNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」会員 藤村清彦さんである。ここでは書家の故榊莫山が讃えた3つの「石の書」を紹介された。1つはバス停「多武峰」近くにある尊円法親王(伏見天皇の皇子)の「下乗」と彫られた巨石。2つめはその近くに建つ摩尼輪塔の梵字。3つめは、冬野集落にある良助(りょうじょ)親王(亀山天皇の皇子)の墓石標だ。藤村さん一流のマニアックな話の数々…。では、全文を紹介する。
※トップ写真は良助親王冬野墓(桜井市)。藤村さんの撮影
 
 書家の故榊莫山(さかきばくざん)さんは、大和路を愛し、路傍の石に彫られた文字の美しさを多くの著作で紹介している。その中から談山(たんざん)神社周辺の良助(りょうじょ)親王墓石標をはじめ3つの「石の書」を訪ねてみよう。
 談山神社は明治元(1868)年の「神仏判然令」により神社として独立するまでは、藤原鎌足を祀る神仏混交の天台宗妙楽寺であった。紹介する三つの書は消滅した妙楽寺ゆかりのものだ。
 良助親王(1268~1318年)は鎌倉時代の第90代亀山天皇の皇子であるが仏門に入って法親王(ほっしんのう)となり、31歳で比叡山延暦寺100世天台座主(てんだいざす)に就き、青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)を経て妙楽寺に移りこの地に葬られた。天台座主とは、天台宗総本山の比叡山延暦寺の住職で諸末寺を総監する役職である。
      ※   ※   ※
 まずはバス停「多武峰(とうのみね)」で下車。屋根のある珍しい屋形橋を渡り、東大門をくぐると「下乗」と彫られた巨大な石が目に入る。第92代伏見天皇の皇子尊円(そんえん)法親王(1298~1356年)の文字だ。



尊円法親王による「下乗」の文字。この写真はブログ「地域・夢案内人」から拝借

 尊円法親王は四度(よたび)天台座主に就き、青蓮院流書道の始祖となった方で、書の世界において後世に多大な影響を与えた。莫山さんは『野の書』で「その雄勁(ゆうけい)な文字の表情が、いまはかえってわびしい」と格式を誇った妙楽寺の栄華をしのぶ。
      ※   ※   ※
 さらに杉並木の参道を登ると左手に円の中に胎蔵界(たいぞうかい)大日如来(だいにちにょらい)を表す梵字(ぼんじ)を彫った石の摩尼輪塔(まにりんとう)が立っている。文字の底をV字型にさらえた薬研(やげん)彫りがさえる。梵字の下には、青蓮院流で「乾元(けんげん)二年」(1303年)と建立の文字が刻まれている。良助親王と同時代のものだ。



摩尼輪塔=桜井市多武峰(この写真は藤村さんの撮影)

 『続 書のこころ』では、「太陽の塔の先祖」「この円盤のモダンアートは、まさしく鎌倉の女王(クイーン)の風姿をただよわせて暖かい」と莫山さんの評価は高い。


摩尼輪塔の梵字のアップ。この写真は橿原市のHPから拝借

      ※   ※   ※
 目指す良助親王墓へは西大門跡から冬野の集落に向けて徒歩30分強の登りだ。冬野集落は標高650メートル程度の高地。ここは世界遺産に指定された熊野古道小辺路(こへち)の途中にあって「天空の郷」と呼ばれる果無(はてなし)集落(十津川村)よりもさらに高い。
 冬野からは竜在(りゅうざい)峠への道と分かれて石舞台方面への道をとるとすぐに親王墓が鎮まっている。宮内庁によって美しく管理されていてすがすがしい。石段を上ったところの石標に「良助親王冬野墓」の文字が読み取れる。


良助親王冬野墓。この写真はHP「万葉集入門 明日香村へ行こう」から拝借

 『大和千年の路』では、「ものほしげさはみじんもなく、鋭い目をして淡々と、爽快このうえない気分を宿しているのだ。気韻清浄(きいんせいじょう)。この山に棲(す)む苔むした字に魅(ひ)かれる。明日香の野を歩いても、これほど透明な楷書(かいしょ)の字はみあたらない」と絶賛。
      ※   ※   ※
 もう一つ興味がそそられるのは、良助親王の墓が何故このような高所に造られたのかということだ。地図で確かめると、この冬野墓と親王ゆかりの比叡山延暦寺の位置がほぼ同経度線上にあることと、墓が妙楽寺の南西、陰陽道(おんみょうどう)で言う裏鬼門に当たることが分かる。秘められた意図がありそうだ。
 帰りは自動車道の途中から杉林の地道に入り、奧飛鳥の栢森(かやのもり)に下りる道が楽しい。(NPO法人奈良まほろばソムリエの会 藤村清彦)


うーん、意外なところに意外な「石の書」があるのだ。私は多武峰の「下乗」だけは拝見したことがあるが、ほかの2つは初耳だった。知れば知るほど、奈良は面白い。藤村さん、興味深いお話を有難うございました!


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曇りなき目で地域を見つめる by 松田度氏(奈良まほろばソムリエの会 納会)

2014年12月30日 | 奈良にこだわる
12月21日(日)、NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」の納会が春日野荘で行われた。午後1時~4時半までの第1部は「研究発表会」と「講演会」、その後の第2部は「懇親会」(忘年会)という恒例の行事である。
※トップ写真は、松田度氏の講演の様子

第1部は
1.大峯奥駈道を歩く(その1) 奈良まほろばソムリエの会 鈴木英一理事(40分)
2.大峯奥擬送を歩く(その2) 奈良まほろばソムリエの会 亀田幸英理事(40分)
3.紀伊山地の霊場と参詣道~大峯奥駈を中心に(その歴史と現状)~
  大淀町教育委員会 主任技師 松田度(わたる)氏(90分)


小北理事長の冒頭挨拶

私は所用のため、松田氏の講演の途中で退席したが、当会会員の鹿鳴人さんが、ブログ「鹿鳴人のつぶやき」に詳しく紹介して下さったので、以下に全文を引用する。

私も所属しているNPO法人の奈良まほろばソムリエの会の講演会と忘年会がありました。講演会は一般の方も含め100名以上集まり、会場が満員でした。ことしは「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録10年という年で、このテーマに沿ったお話を興味深く聞きました。司会・進行は小野理事、そして小北理事長のご挨拶がありました。

最初に「大峯奥駆道を歩く」(その1)鈴木英一さんから約40分のお話。奥駆の歴史などをくわしく語られました。9月、天川村から大峯山寺へ登り宿坊で1泊。2日目は山上ケ岳の夜明けから弥山へ、2日間で42000歩という厳しい行程が語られました。鈴木さんは75才とのこと。ふつう奥駆修行は65才が定年だそうです。いかに大変であるかよくわかりました。



鈴木理事の「大峯奥駆道を歩く」(その1)

2人目は「大峯奥駆道を歩く」(その2)、弥山(みせん)から前鬼(ぜんき)裏行場を亀田幸英さん。9月11日、天川村洞川~大峯山寺・山上ヶ岳(龍泉寺宿坊泊)、9月12日、山上ヶ岳~弥山(弥山小屋泊)、あとはひとりで9月13日、弥山~前鬼(小仲坊泊)約13キロ、9月14日、前鬼裏行場~前鬼口約16キロという行程だったそうです。スライドを見ながらお話を聞きましたが、なかなか厳しい山道であり、よく行かれたものだと思います。そして深田久弥の「日本百名山」に挑戦中とのことで、健脚なことです。


亀田理事の「大峯奥駆道を歩く」(その2)

本日のメインゲストは松田度さん。同志社大学大学院では森浩一先生の門下生で、現在は吉野郡大淀町教育委員会主任技師という40才の気鋭の学者です。スライドを使って90分ほど熱心にお話いただきました。「紀伊山地の霊場と参詣道~大峯奥駆を中心に~(その歴史と現状)」というタイトルでした。

歴史として、三つの野ということで、高野・熊野・吉野。霊場の誕生のくわしい説明を聞きました。そして奥駆道をいろいろとくわしくお話いただきました。現状ということで、課題(神仏分離・女人禁制・生態系)の話がありました。おだやかな語り口で、とてもわかりやすくお話いただきました。 以下が、この日松田先生が言いたかったことではないかと思いますので、資料をコピーします。


奈良まほろばソムリエ有志の皆さんと、2014 年の2月から「吉野を見直す会」を続けています。月1回の集いや現地見学などを通じ、古代史を中心とした吉野を勉強しています。そのなかで心がけていることは、著名な学者の書いた一般書やガイドブックでは語られない、ほんとうの吉野の実像を深めよう、見直そうということです。

たとえば吉野、というとき思いうかべるもの。修験者(山伏)であったり、千本桜であったり、後醍醐天皇にはじまる南朝哀史であったりします。しかし、このようなイメージが、どのようにして私たちのもとに入り込んだのか、その源流をさぐってゆくと、「吉野」と銘打った書籍であったり、著名な学者たちの講演会であったりします。そのイメージは、吉野の豊かな地域文化史の、ほんの一こまにすぎません。

観光、という非日常のイベントでは、上記のようなほんの一こまの地域文化史を、ダイジェストで堪能することに醍醐味があります。しかし、それによって、その地域の多様な人と自然のかかわり、生活文化のあり方が、むしろ「隠蔽」されてしまうことだってあります。見せたくないものに蓋をするように。



今、吉野のイメージは、多くの人々の評価があるにもかかわらず、ずいぶんと固定化・膠着化されているのでは?我は苦しやと、もがく鮎のように、世界遺産という看板をせおった華やかなイメージは、吉野という地域文化とそこに生きた人々の歴史を、むしろ、固定的に理解するよう要求しているようにも思えます。

すこし、吉野を例にあげてみましたが、ソムリエの皆さんに提案したいのは、吉野を含めた奈良県各地域の「実像を見直す」という作業です。地域(考える場)を多様に理解し、その対象にせまる精度をより深め、私たち自身の地域に対する視野と価値観をより多様に、豊かに、ひろげてゆこうという試みです。

この深い理解にたってあらためて「奈良県」という地域文化をみわたすとき、せわしなく変容しながらも、多様に受け継がれてきた「ほんとうの地域像」がみえてくるはずと、わたしは信じてうたがいません。私が世界遺産をみつめるまなざしも、これに拠っています。

そのためにまず必要なのは、何ものにも御されない、常に冴えたクリアーな視野をもつこと、そして、これまでの多くの著書や学者が唱導したその地域のイメージをいったん空白にして、今残る地域の「場(フィールド)」を訪ねることです。この「場」とは、私たちがいつでもその「根源」に帰還できる、という意味で、もっとも重要なテキスト(教科書)といえます。

あとは、その普遍的価値が失われないよう、その「場」の多様な保存方法のあり方をわたしたち自身で考え、議論し、実践し、生活文化のなかへともどしてゆく作業が肝要です。みなさんもぜひ、その知識と経験を、地域で活かしてください。


と結ばれました。その後、忘年会は会員のうち70名ほどが和気藹々と立食パーティーで講師の松田先生ともご一緒に楽しみました。

確かに私たちは地域を「観光資源」と見なすあまり、手っ取り早く「ステレオタイプ」化しがちである。しかし、その過程でそぎ落としたものの中にこそ「ほんとうの地域像」があるのかも知れない。本来、観光の醍醐味は、その地の「生活文化」を味わうことにある。曇りのない目で地域を見直し、そぎ落としたものを再構成することが大切なのである。これは目からウロコだ。

後日、この会の担当理事の1人に「懇親会で、ゆっくり松田先生と話がしたかったなぁ」と言うと、「若いイケメンの先生なので、女性会員にとり囲まれて、近づくことも出来なかったよ」とのこと。さもありなん、また機会を見つけてお会いすることにしたい。

小野理事、大山理事、素晴らしい企画を有難うございました。鈴木理事、亀田理事、まさに命がけで大峯奥駈道を歩き、素晴らしいカラー写真とともに、ユーモアを交えながらご苦労話を楽しくお聞かせいただきました。松田先生、深いお話を有難うございました。ぜひまたご講話をお聞きしたいと思います。その節は、どうぞよろしくお願いいたします!
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五條 源兵衛の中谷暁人さん(by 西久保智美さんの「地域に生きる」第38回)

2014年12月29日 | 奈良にこだわる
奈良日日新聞に月1回のペースで西久保智美さんが執筆されている「地域に生きる」、9月には「五條 源兵衛」料理長の中谷暁人(あきひと)さんが紹介されていた。中谷さんは九度山町慈尊院(和歌山県伊都郡)のご出身なので、同町出身の私には、とても親近感がある。
※向かって左が中谷さん。写真はすべて「食の乱反射」で、11/9(日)に撮影

今年は11月9日(日)の「食の乱反射」や、12月4日(木)のブラッド・トウルさんの講演会でお会いした。以前には職場(南都銀行総合企画部)の旅行でも、「五條 源兵衛」に団体でランチにお邪魔したことがある。このお店は、もと先輩(南都銀行OB)のご自宅だったというご縁もある。では以下に、記事全文を紹介する。

野菜を通じ五條を発信
五條 源兵衛 料理長 中谷暁人さん


色とりどりの季節の野菜が料理のメーンになる店がある。江戸時代の町並みが残る五條新町にある「五條 源兵衛」。平成22年5月にオープンして、今年で5年目を迎えた。料理長を務める中谷暁人(あきひと)さん(33)は、「採れたての旬の野菜は何もしなくても本当に甘くて、香り豊か。身体の隅々までエネルギーを届けてくれます」と野菜の魅力を語る。地元の農家から仕入れた50種類ほどの野菜を、素材の味を大切に調理していく。定休日には農家を訪れ、一緒に収穫を行うほどの徹底ぶり。野菜に触れれば触れるほど、奥深い世界に魅了された。



若羽調理専門学校を卒業後、県内の日本料理店で修行を行い、22歳の時に五條市内で居酒屋をオープン。4年目を迎えた時に、「五條 源兵衛」の料理長として声が掛かった。「修行経験も少なく、名店での経験もない。地域で居酒屋をしていた若造に、いきなり地域コミュニティのお店の責任者になる重責はありましたが、それ以上に違う世界で広がる夢にわくわくしていました」



食乱小麦(「食の乱反射」メンバーが育てた小麦)で打った手打ちうどん。ツユは五條 源兵衛の特製ツユ

そう決めると決断は早かった。順調だった店を閉め、「五條 源兵衛」のコンセプトづくりに取り掛かった。「築250年の町家を改装した建物に合う料理とは、いったい何だろう」。模索を始めた中谷さんは、町家が建てられた江戸時代に思いをはせ、同時に地域の食材を探し歩いた。驚くことに在来種から新種まで多種多様の野菜がこの地にあることを初めて知った。

「今まで見たことのない食材を調理することは、料理人にとってこの上ない喜び。その上、旬の野菜が持つ濃くて深みのある味に驚き、野菜を生かした料理で勝負することに決まりました。奈良には海がありません。江戸時代、塩漬けされた魚が流通していましたが、歴史を深く掘り下げると、魚にこだわる必要は何もないのです」と話す。山や畑、川に囲まれた五條。目の前にある食材を大切に扱うことから「五條 源兵衛」は始まった。



その感動は、お客さんにも伝わった。今まで添え物として扱われることが多かった野菜が、見た目にも鮮やかに美しくなって登場することで、野菜のイメージが変わったお客さんも多いとか。「それでも野菜の価値はなかなか見いだしてもらえませんね。畑に出向いて初めて知ったのですが、天候に左右され、天災に遭えば収穫もままならない。日々、格闘なんです。それを知ってから、さらに野菜への愛が深まりましたね」と中谷さん。野菜の作り手と消費者をつなぐ。そしてこの地域へつなぐことが自分の仕事だという。農家や地域と信頼関係を築きつつ、料理を通してさらなる地域の魅力の発信を目指している。


「五條 源兵衛」の公式HPにも中谷さんは《朝、畑に一歩足を踏み入れると、そこは、宝の山でした。在末種を守り育てたり、100種類以上もの、色とりどりのやさいを育てている農家さんに支えられています。宝の味がチカラ強く「郷土の味をかっこ良く」の主役です。元気な五條のやさい達が待ってます》とお書きである。野菜を主役に据え、これほどの多彩な料理を作られるとは、全く驚きである。「食の乱反射」で提供されていたうどんも、とても美味しかった。

中谷さん、若いパワーで「五條 源兵衛」を、そして奈良県南部を、大いに盛り上げてください!西久保さん、素晴らしいレポートを有難うございました!
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外国人が驚く!古都奈良&京都(NHK総合)、1月2日放送!(2015Topic)

2014年12月28日 | お知らせ
来年(2015年)の「奈良県観光」最大のテーマは、間違いなく「インバウンド」(外国人観光客誘致)だ。そのための施策も、県内各地で活発化しつつある。先日開催されたブラッド・トウルさんの講演会も雨の中、100人以上の参加者が熱心に聞き入っておられた。
※トップ写真は、奈良公園・飛火野で11/8(土)撮影

そんなタイミングで、このお正月に「外国人目線」の番組が放送される。題して「外国人が驚く!古都奈良&京都」。番組のHPは、こちら。NHKからの情報によると、

世界遺産ドリームツアー!「外国人が驚く!古都奈良&京都」

チャンネル:総合
放送日時:2015年1月2日(金)午後9:00~午後10:15(75分)
番組HP: http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/

番組内容:京都が、外国人が訪れたい都市世界一に。金閣、銀閣、清水寺…どこに驚くのか?大仏や薬師寺にも知らない秘密が一杯。にしゃんたとパックンが外国人目線で奈良と京都を大探検

詳細:2014年、京都が、訪れたい都市で世界一に。外国人はどこに驚くの?正月、スリランカのにしゃんたとアメリカのパックンが、日本の古都奈良と京都を外国人目線で驚きのツアーを計画!インターナショ奈良ツアー!世界遺産の東大寺、薬師寺、春日大社には日本人も知らない秘密が一杯!ビジュアルインパ京都ツアー!京都ほどビジュアルでインパクトの有る都市はない。世界遺産の金閣寺、清水寺、銀閣寺、天龍寺の聞いてびっくりの秘話

出演者ほか:【司会】南原清隆,首藤奈知子,【出演】パックン,にしゃんた,なかにし礼,はな,金子貴俊,アノーラ,劉宏軍,邵容,【出演】東大寺執事長…平岡昇修,【出演】奈良県立橿原考古学研究所所長…菅谷文則,【出演】春日大社 権宮司…岡本彰夫,【出演】奈良大学 文学部教授…上野誠,【出演】外国人向け日本庭園ツアーガイド…烏賀陽百合,【出演】京都嵯峨芸術大学教授…大森正夫,【出演】慈照寺住職…有馬底,【出演】唐招提寺執事…石田太一,【出演】薬師寺執事長…加藤朝胤,【出演】京都府 文化財保護課…鶴岡典慶,【リポーター】藤井未莉佳,【語り】冨永みーな

これはスゴい顔ぶれだ。日頃から私淑している春日大社の岡本権宮司に橿考研の菅谷所長。このほか東大寺の平岡執事長、奈良大学の上野教授、唐招提寺の石田執事、薬師寺の加藤執事長…。こんな人たちと出会ったスリランカのにしゃんた(奈良プレゼンター)が、どんな反応を示すか、これは見ものである。

皆さん、お正月2日の夜は、ぜひNHKk「世界遺産ドリームツアー!」をご覧ください。お屠蘇を飲み過ぎそうな方は、ぜひタイマー録画を!
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奈良県南部・東部に宿泊すると、路線バス料金が無料に!(2015Topic)

2014年12月27日 | 観光にまつわるエトセトラ
年末になって、こんな朗報が飛び込んできた。奈良新聞の1面トップに「宿泊客の路線バス料金無料に 冬の県南・東部観光を支援 五條 曽爾 御杖 東吉野 天川 川上 上北山 下北山 十津川 県が往復全額負担 来月1日から3月31日まで 参加57施設、随時増加」という見出しが躍っていたのだ。県(南部・東部振興課)のHPによると、

奈良県南部・東部地域宿泊者限定 路線バス運賃キャッシュバックキャンペーンを実施します

この冬は、路線バスに乗って十津川温泉や洞川温泉へ。キャンペーンに参加している施設への宿泊で、路線バス運賃をキャッシュバックします。この冬は、路線バスを利用して、家族旅行や職場旅行でお得に奈良南部・東部地域を訪れてください。

1.実施期間:平成27年1月1日(木)~3月31日(火)
 ※3月30日までの宿泊が対象となります。
2.キャンペーン内容:
 路線バスを利用して南部・東部地域に来訪した宿泊者に対し、対象区間の路線バス運賃をキャッシュバック。お帰りも復路チケットの提示により対象区間の乗車が可能になります。
(1)利用例
・路線バス降車時(宿泊施設最寄りバス停)に乗務員から乗車証明書を受け取り
・宿泊施設チェックアウト時、路線バス運賃を宿泊施設からキャッシュバック。復路チケット受け取り
・復路チケットの利用により、路線バスに乗車し帰路へ
(2)乗車例
・八木駅・高田市駅・五條駅 ~ 十津川村方面
・下市口駅 ~ 天川村(洞川)方面
・上市駅 ~ 川上村・上北山村・下北山村方面
・榛原駅 ~ 東吉野村・曽爾村・御杖村方面

参加宿泊施設一覧はこちら→キャンペーン参加施設一覧(PDF)
対象路線・運賃一覧はこちら→対象路線・運賃一覧(PDF)
チラシ→路線バス運賃キャッシュバックキャンペーンチラシ(PDF)


私が推薦する天川村の「民宿あおば」、十津川村の「ホテル昴」、上北山村の「ふれあいの郷・ホテルかみきた」、川上村の「湯盛温泉 ホテル杉の湯」、東吉野村の「天然料理の宿 杉ヶ瀬」も、ちゃんと入っている。

このたび南都銀行は、「行内の職場旅行では、県内に泊まろう!」という行員向けのキャンペーンを始めた。たいていの部署の慰安旅行では、金・土を利用して近場に旅行する。行き先は、ほとんどが大阪・京都・神戸方面だ。金曜日の午後6時頃に仕事を終え、午後7時台に宿泊施設に到着。そこで宴会をして翌日は観光し、午後の早い時間帯に解散、というパターンである。これでは県内におカネが落ちない。そこで「行先を県内とし、県内の宿泊施設を利用しよう」と呼びかけているのである。そこに今回の「宿泊客の路線バス料金無料」が加われば、利用に拍車がかかる。

皆さん、この機会に、ぜひ奈良県南部・東部にご宿泊ください!


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