tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

奈良検定・認定支援セミナー

2007年11月29日 | 奈良検定
奈良検定の実施日が近づいてきたおかげで、私のブログへのアクセスが増えてきた。とりわけ「ズバリ!奈良検定2級の要点整理【完全版】」へのアクセス件数が多い。
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/71fa593b91174a1b88f394f5dc2917e5

この記事は今年の9/24にアップしたものだが、その後「要点整理」への年代ゴロ合わせなどの掲載要望が多いので、今は「PARTⅡ」を2ページ増やした改訂版(Ver.08.02)を載せているので、参考にしていただきたい(上記URLをクリック)。これで本文35ページ、表紙・裏表紙込みで37ページとなった。検定申し込みの締切は12/5なので、受験される方はお急ぎいただきたい。
http://www.nara-cci.or.jp/narakentei/index.html

さて、表題の認定支援セミナー(2級受験者用)だが、第1回が11/25に行われた。受講した知人の話では、実践的で、ポイントを押さえた解説だったとのことである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071126-00000234-mailo-l29

私も昨年の今頃、職場の仲間とともに受講したのだが、実践的な話は少なく、何だかカルチャーセンター風の教養講座だった(来村多加史教授の講義はタメになったが)。
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/a3d553ad9d102b53313dea935297ec6a

今年は昨年の反省を踏まえ、内容を見直したのだろう。講師の顔ぶれも変更されていて、今夏の体験学習(1級受験者用)でお教えいただいた関根俊一教授(帝塚山大学)が加わっている。来村教授(奈良文化女子短大)は今年も引き続き担当されている。
http://ameblo.jp/chiaki-diet/theme1-10004480202.html

このセミナーは12/24にも第2回が開かれるそうだ(申し込みは12/7まで。先着順)。今年初めて受験される方も雪辱戦に臨まれる方も、ご検討されてはいかがだろう。
http://www.nara-cci.or.jp/narakentei/seminar.html

※写真は奈良公園の一角で撮影(奈良県文化会館の前)。奈良公園は紅葉名所として検定テキストにも記載されている(P250)。ちびっ子は、ふわふわの落ち葉を踏むのが大好きのようで、とても元気にはしゃいでいた。
コメント (15)
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唐招提寺の紅葉

2007年11月28日 | 写真
11/25(日)、地元銀行が主催する「萬葉チャリティーウォーク」に参加した。雲ひとつない晴天に恵まれたこの日のコースは、近鉄郡山駅前~郡山城跡~大池(勝間田池)畔~唐招提寺~垂仁天皇陵の約7kmだ。

参加料無料で、途中の見どころでは地元の万葉集研究家・長岡玲子さんの講話も聞ける。今回は唐招提寺の拝観料(@600円)も主催者負担という太っ腹だったので、ここ数年では最高の380人が集まったそうだ。歩くにはちょうど良い距離で、久しぶりに良い汗をかいた。

周辺の風景では、郡山城跡の紅葉・黄葉や、大池から薬師寺の眺めが素晴らしかったが、やはり圧巻は唐招提寺の庭だった。鑑真和上御廟前の見事な苔の庭はもちろん、新宝蔵や鐘楼周辺の紅葉がまっ盛りだった。唐紅(からくれない)とはこういう色か、と思わせる深い紅色で、太陽を透かして逆光で見ると、キラキラとルビーのように光り輝いていた(写真は唐招提寺・戒壇の塀ぎわ)。

この秋の奈良市内の紅葉は、いつもより少し遅れて、今ちょうど見頃を迎えている。ここ何年かのうちには、うまく紅葉せず茶色く枯れた年もあったが、今年は10月に入って急に冷え込んだので、うまく色づいたようだ。長谷寺や竜田川ではもう少し遅れ、この週末(12/1~2)がピークとなりそうで、まさに「師走の紅葉」だ。

紅葉というと京都というイメージが強いが、奈良にもたくさんの紅葉名所がある。今週はまた暖かくなったので、行楽にもピッタリだろう。まだ紅葉見物をされていない方は、このラストチャンスをぜひ活かしていただきたい。
※奈良県下で最も詳細な紅葉情報サイト「ええ古都なら」
http://www.nantokanko.jp/momiji.html#now
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イチョウが泣いている

2007年11月24日 | 環境問題
11/14付の奈良日日新聞に、こんな見出しの記事が載った。「天理市の木 イチョウに異変 黄葉せず枯死寸前 無理なせんてい原因」。天理市のボランティア団体、「環境市民ネットワーク天理」がこの問題を提起した。
http://www.kankyoshimin.net/index.html

同団体は《黄葉すべき時期になっても葉が緑色の状態や、幹から葉を茂らせ幹の芯が空洞化するなど、枯死や枯死寸前の命短いイチョウが多いと危惧(きぐ)する。理由は無理な“せんてい”や舗装など》(同紙)。
http://www.naranichi.co.jp/20071114ne1409.html

私も、以前から気になっていた。御堂筋のイチョウはとても大きくて葉もたくさん茂らせる。秋になると葉もギンナンもいっぱい落ちて、これが大阪の秋の風物詩となっている。

しかし天理のイチョウは、幹が太いのに極端に背の低い木が多い。よほどキツい剪定をしているのだろう。いつもは車窓から眺めるだけだったが、車を降りて撮ってみたのが冒頭の写真だ(於:親里大路=市役所の北側)。

驚くべきことに、葉が黄葉する前に枯れかけている。若い木はともかく、幹が太くなった木はほとんどがこんな状態だ。幹の芯も「空洞化」していることだろう。

天理のイチョウは密集して植えられているので、余計に剪定が必要になるのかも知れない。根っこの土の部分も狭いから、水も十分吸えないだろう。どうもこれは当初計画にムリがあったようだ。

アレックス・カー氏のこんな言葉を思い出す。《現代日本では落ち葉はいけないので、街路樹の葉をあらかじめ切り落とす。日本を訪れた外国人の友達に「この国の木は変な病気にかかっているのか」と尋ねられた。四季を大切にしてきた日本が、今や「三季」になってしまった》(11/5付 日経新聞)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/cddbe6112b39e6d8f0e71f24e44385b8

天理のイチョウは、遠目にはこんなにきれいだ。1994年には「新日本街路樹百選」(読売新聞社120周年記念企画)にも選ばれている。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/25/86e64d0c46ddbf7915030b4fbd528f69.jpg

環境市民ネットワーク天理は、12/2(日)にも「イチョウ健康度調査」を行う予定で、協力者を募集中だ。この状況は、今から剪定の方法を変えるだけでも相当改善されるだろう。

イチョウが地球上に出現したのは2億年前だという。それが今頃になって、人間の手で瀕死の危機に追い込まれようとは、想像もしなかったことだろう。ぜひ市民のパワーで、イチョウの生命を救っていただきたいと思う。
コメント (6)
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お待たせ!大和肉鶏親子丼

2007年11月23日 | グルメガイド
荒井知事が7月の記者会見で約束していた「大和肉鶏親子丼」が、いよいよ11/21から、県庁6階の食堂で販売を開始した。初日に食べた方の評判は、上々だという。
http://www.asahi.com/life/update/1121/OSK200711210071.html

これは県特産の大和肉鶏とヒノヒカリを使い、卵も醤油も県産にこだわった逸品だ。8月からは報道関係者も交えて試食を重ね、やっと完成にこぎ着けたそうだ。
http://www.nara-np.co.jp/n_soc/071004/soc071004c.shtml

丼が650円、赤出し付きが700円だ。天ぷらうどんが300円という県庁食堂にあってはやや割高感があるが、町の食堂に比べれば割安だ。何しろ高価な大和肉鶏をたっぷり使っているのだから。大和肉鶏は、人気のテレビ番組「どっちの料理ショー」で、「究極の親子丼」の食材として使われたこともあるのだ。
※参考:比内地鶏の親子丼
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/1a6e968358fda871409c9923ca1a66e0

昨日(11/22)、ちょうど県庁に届け物があったので、帰りに食堂を覗いてみた。すでに親子丼を待つ行列ができていて、7人が並んでいた(12時15分頃)。県の職員風は1人で、あとは一般の県民だ。

担当職員に聞くと、販売開始は12時20分からだそうだが、1食作るのに2~3分かかるという。すると5分たってから、まだ7×3=21分も待つことになるな、これは大変だと計算しているうちに8番の札をくれた。「座ってお待ち下さい」ということなので、近くのカウンターに腰を掛けて列の具合を見ていた。

何人か職員が並びかけたが(おそらく待ち時間を聞いて)、諦めて他のレーンに並び始めた。その一方で一般の方が何人か列に加わった。私の番が来たのは12時40分、待ち始めてから25分後と、ほぼ計算通りだった。

写真は700円の赤出し付きだ。漬物や(丼の陰に隠れているが)粉山椒もついている。親切にも、奈良公園周辺のガイドマップもいただいた。食器もお盆も新品だ。写真撮影を終え、ひと口食べてみたが、これはイケる。卵(2個使用)がトロリとしていて、味付けも良い。「かしわ」の旨みがギュッと詰まった大和肉鶏がたくさん入っていて、歯応えも良い。

向かいで食べていた女性(70歳代)に感想を聞くと「美味しいです。大阪はもう少し甘口ですが、私にはこちらの方が具合が良いです」とのこと。確かに大阪はもっと甘いが、こちらは醤油味が効いている。粉山椒をかけると、旨みが立ってくる。

厳密に言うと、県農林部が推進する「奈良のうまいもの」に入っているのは「大和肉鶏照焼丼」で、親子丼はメニューにはないのだが、同じ発想なので「うまいもの」の一環といえる。県庁の喫茶では、「うまいもの」の1つである「柿けーき」(干柿入りのパウンドケーキ)も出ているので、県庁に立ち寄られた際には、いちどお試しいただきたい。
http://www.pref.nara.jp/norinbu/umaimono/
コメント (2)
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談山神社・十三重塔がリニューアル

2007年11月20日 | 写真
11/17(土)、桜井市多武峰(とうのみね)の談山(たんざん)神社で、修理が完成した重文・木造十三重塔の落慶大祭が行われた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071117i403.htm?from=navr

この塔は国内唯一の木造十三重塔で、高さは約17m。もとは藤原鎌足の長男・定慧が父の冥福を祈って建立したものだが、現在の塔は室町時代の再建だ。42年ぶりに桧皮葺(ひわだぶき)の屋根をふき替え、柱も真っ赤に塗り直した。使った桧皮は約21万枚。柱の塗り直しには3~5人の職人が、約75cmの各層のすき間に寝転んで入り、塗料のしずくを顔に受けながら3か月かけて塗ったという。

写真は、おなじみのアングルで(向かいの小高い丘の上から)撮ったものだ。ご苦労の甲斐あって、屋根も柱もピカピカだ。たくさんのアマチュアカメラマン(およびウーマン)が三脚を並べていて、順番を待つのにも相当時間がかかった。

今回は、塔の左隣に写すはずの権殿を写し込んでいない。権殿も屋根のふき替え中で、木の足場が建物を囲むように組まれていたので避けたのだが、この神社では2011年度までに、8棟の修理を予定しているそうだ(総事業費は約8億6千万円)。
※参考:十三重塔と権殿(04.11.26撮影)
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/76/cffdcd21ed0131c3bdd2405a7d0c82ee.jpg

それにしても、紅葉の季節には渋滞がひどい。私は朝早く出て午前9時過ぎに着いてのでスムーズだったが、帰る頃の対向車線は目を覆うばかりの大渋滞だった。地元の桜井市民は、夕方近くに訪れるという。

この様子だと紅葉は今月一杯は大丈夫そうだが、土日には早朝か午後遅い時間帯をお薦めしたい。
コメント (4)
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