tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

かぎろひ歴史探訪ウォーク「佐紀佐保路から佐保川沿い桜並木」は4月2日(木)開催!(2020 Topic)

2020年03月30日 | お知らせ
「三密を避けよう」という政府の呼びかけを聞いたとき、とっさに頭に浮かんだのが「密教の三密」だった。手で印(いん)を結ぶ身密(しんみつ)、口で真言を唱える口密(くみつ)、心で本尊を思い描く意密(いみつ)が三密で、これによって仏の境地に達しようとするのだ。
※写真はすべて豊永かずみさんの「かぎろひNOW」から拝借した



しかし政府などの「三密を避けよう」はこれとは違い、「密閉」「密集」「密接」の3条件を避けよう、という呼びかけである。三密を避けて屋外を歩こう、というのが「かぎろひ歴史探訪ウォーク」で、4月2日(木)は「佐紀佐保路から佐保川沿い桜並木」というテーマで佐紀盾列(さきたたなみ)古墳群、平城宮跡、佐保川沿いを歩く。佐保川沿いでは桜並木も楽しめる。参加費1,500円、申し込み不要、希望者による反省会(打ち上げ)あり。同ウォークのHPによると、



4月 2日(木) 佐紀佐保路から佐保川沿い桜並木 
[集 合]4月 2日(木)午前10時 近鉄大和西大寺駅北口
[コース]近鉄大和西大寺駅⇒称徳(孝謙)女帝陵⇒成務天皇陵⇒日葉酢媛(垂仁皇后)陵⇒平城宮跡資料館⇒大極殿⇒水上池⇒コナベ・ウワナベ古墳⇒不退寺⇒佐保川桜並木⇒近鉄新大宮駅


4月10日(金)までは「佐保川桜まつり」が開催され、4月3日(金)~5日(日)までは行灯に点火される。「年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず」。人の世は移り変わりが激しいが、花は毎年咲く。三密を避け、広々とした佐紀佐保路のきれいな空気をいっぱい吸いましょう!
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かぎろひ歴史探訪ウォーク「役行者の息吹を追う」(2020.3.22)に参加しました!

2020年03月28日 | 奈良にこだわる
かぎろひ歴史探訪ウォークは、「奈良大和路を一歩深く紹介して散策にいざなう情報誌」である『かぎろひの大和路』からスピンアウトした歴史ウォークで、同誌編集者の豊永かずみさんが幹事をお務めになる。同ウォークのサイトには、 
※トップ写真は「清滝地蔵」(清滝石仏群)前で。写真はすべて2020.3.22(日)の撮影


平群町椣原(しではら=近鉄元山上口駅から徒歩5分)にこんな勧請縄(かんじょうなわ)があった。平群町の観光HPには《村の入口に疫病や悪人が強いりこまないようにする結界。それが勧請縄(勧請綱)。平群町内に伝わる伝統的な民俗行事で、町内の5大字6ヶ所で続けられています。毎年12月下旬から1月上旬に新しく掛け替えられます》。


金勝寺(きんしょうじ)で田中龍夫さんのお話を聞く。町の観光HPには《真言宗室生寺派の古刹。最盛期には十間四方の本堂や多数の堂塔のある大伽藍であった。現本堂は寛文5年(1666)に再建、本尊は平安時代初期の薬師如来座像(町指定文化財)。寺伝によると開祖である行基菩薩がこの地に密生していた椣の木の一霊木を一刀三礼しつつ創ったものといわれている》。




竜田川畔では、早咲きの桜がこんなに咲いていた!

かぎろひ歴史探訪について
[歴史探訪と講座]『かぎろひの大和路』主宰・田中龍夫が案内する歴史探訪ウォークです。歩く距離は5~10キロ程度。昼食後45~60分間、訪れた里、道を舞台にした歴史講座をもちます。コース地図、ポイントガイド、講座の参考資料は毎回用意します。小雨決行。 
[参加費]1人1回 1,500円。事前申し込みなしの飛入り参加OK。




私は昨年10月20日(日)「360度の展望、明神山」(王寺町方面)で初参加し、そのときの写真を当ブログの「ブラタモリ、法隆寺から明神山へ!」で、チラリと紹介させていただいた。本年3月22日(日)には、「役行者の息吹を追う」(平群町・千光寺方面)にも参加させていただいた。同サイトによると、


生駒山口神社。町の観光HPには《櫟原の氏神。竜田川の支流、櫟原川沿いに鎮座している。生駒への入口の神様で、元は南西の滝の傍らにあったことから「滝の宮」と呼ばれていた》。








境内にはこんな砲弾があった!詳細は不明とのこと

3月22日(日) 役行者の息吹を追う
[集 合] 3月22日(日) 午前10時 近鉄生駒線元山上口駅
[コース]近鉄元山上口駅⇒金勝寺⇒元山上千光寺⇒ゆるぎ地蔵⇒清滝地蔵⇒生駒山口神社⇒元山上口駅







清滝地蔵(清滝石仏群の1つ)。町の観光HPには《巨岩の壁には「八尺地蔵」と呼ばれる線刻の巨仏の他、多数の石仏が彫られている。地蔵尊は頭の部分が薄肉彫りで、銘文はないがその様式から鎌倉時代中頃の制作と考えられている》。




民家の屋根に鶴が!



このときの様子は豊永さんがご自身のブログ「かぎろひNOW」で、たくさんの写真とともに詳しく紹介されているので、ぜひこちらをご覧いただきたい。


千光寺に到着。町の観光HPには《天武天皇の白鳳12年の創建といわれ、役行者(小角)の開基と伝えられている。女性に開放され、女人山上とも呼ばれ、女性の修験者が多い。境内には本堂(観音堂)、行者堂、大師堂、鐘楼の他、宝蔵、惣門等が存在する。》


境内には、こんなにたくさんの役行者像が!

編集の追い込みの時期だったのを知らず、うっかり私が「かぎろひNOWでの掲載をお待ちしています」とお伝えしたので掲載を急かせてしまい、その結果、大事な編集データを消されるというミスを誘発してしまった、豊永さん、ごめんなさい!次回は4月2日(日)だ。同サイトには、


女性は鉄下駄をはいて3歩歩ければ玉の輿(こし)の良縁、男性は鉄錫杖(てつさくじょう)を3回持ち上げることができれば、良い嫁を得られるそうだ。


こちらが鉄錫杖。3回どころか1回も持ち上げられなかった!






千光寺ユースホステル


千光寺近くの行場

4月 2日(木) 佐紀佐保路から佐保川沿い桜並木 
[集 合]4月 2日(木)午前10時 近鉄大和西大寺駅北口
[コース]近鉄大和西大寺駅⇒称徳(孝謙)女帝陵⇒成務天皇陵⇒日葉酢媛(垂仁皇后)陵⇒平城宮跡資料館⇒大極殿⇒水上池⇒コナベ・ウワナベ古墳⇒不退寺⇒佐保川桜並木⇒近鉄新大宮駅



ユキヤナギがこんなに咲いていた!


まもなく開花しそうなソメイヨシノ

このコースの下見の様子が、豊永さんの「かぎろひNOW」に紹介されている。申し込み不要、参加費1,500円、弁当持参。ぜひご参加ください!
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氷室神社の桜が満開!(2020年3月25日)

2020年03月26日 | 写真
「氷室神社の桜が満開だ」という話を聞いて、昨日(3/25)訪ねてみた。ここのしだれ桜(エドヒガン系)は「奈良市内で最も早く咲く」と言われている。


ソメイヨシノまでが満開!トップ写真と同じ桜(以下の2枚も)





訪ねてみて2度、驚いた。しだれ桜だけでなく、鳥居横のソメイヨシノまでが満開なのだ!もう1つの驚きは、癌腫(悪性の腫瘍)に冒されて治療中のしだれ桜(四脚門の東側)の代わりに、東の直会殿前のしだれ桜が、元気いっぱいに満開の花を咲かせていたのだ。


病気療養中のしだれ桜(四脚門の東側))


直会殿前のしだれ桜

新型コロナ騒動のせいで参拝者は少なかったが、来られた方はほぼ全員が満開の桜をスマホなどのカメラに収めていた。なお奈良公園の桜は、まだこれから。皆さんも、ぜひお早めに氷室神社にお参りください!
コメント (3)
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安倍寺跡(5/9)と藤原京(5/23)!JRふれあいハイキング by ちょこっと関西歴史たび「万葉のおもかげ 奈良桜井」2020

2020年03月25日 | お知らせ
※4月のコースが中止となりました!

新型コロナ騒動で屋内行事の中止・延期が続出しているが、JR西日本が主催するこんなウォーキングがある。「古代豪族・安倍氏の本拠地を巡る」(2020年5月9日(土))および「謎多き藤原京の舞台を巡る」(同年5月23日(土))の2コースだ。お申し込みは実施日の10日前までで、参加費は500円。いずれもNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」がガイドする。JR西日本のニュースリリースによると、
※トップ写真は、昨年(2019.11.30)開催された「万葉ウォーキング」藤原宮跡で撮影

ちょこっと関西歴史たび「万葉のおもかげ 奈良 桜井」開催について

1 「ちょこっと関西歴史たび」について
JR西日本では、2013年度春から「歴史を知ると、散策がさらに楽しくなる」をテーマに、地域の皆様と連携し、個人やグループのお客様にお楽しみいただける期間限定の特別公開、特別講座など、魅力ある特別企画をご紹介する「ちょこっと関西歴史たび」キャンペーンを四季毎に開催しております。

2020年度春は、安倍文殊院、長谷寺、大神神社などの古刹で有名な奈良県桜井エリアを中心に、特別企画や特別御開帳などを実施いたします。この春はぜひ、歴史ロマンあふれる桜井エリアへお越しください!<協力:一般社団法人桜井市観光協会 後援:桜井市>

2 ちょこっと関西歴史たび「万葉のおもかげ 奈良桜井」キャンペーンについて
(1)期間 2020年(令和2年)3月14日(土曜日)から6月30日(火曜日)まで
(2)エリア 桜井エリア、三輪エリアほか
(3)アクセス JR桜井線(万葉まほろば線)桜井駅、三輪駅ほか

3 キャンペーン期間中の特別企画について
詳細はこちらをご覧ください。(PDF形式 110キロバイト)

4 【連動企画】近畿大学の学生さんのアイデアが企画になりました!
(1)期間 2020年6月1日(月曜日)から6月30日(火曜日)まで
(2)場所 食事施設「三輪そうめん流し」
(3)内容 2019年度に近畿大学経営学部内で実施された「課題解決型ビジネスプランコンテスト」において、最優秀賞を獲得した学生のみなさんのアイデアが企画になりました。期間限定三輪そうめんや、Instagramのハッシュタグキャンペーンを実施します。
(4)お問い合わせ 三輪そうめん流し 080-3037-3838

5 【連動企画】JRふれあいハイキング<10日前までに要予約>
(1)内容 桜井エリア・橿原エリアなど、歴史ロマンあふれるエリアを「奈良まほろばソムリエの会」のガイド案内付きで楽しむことのできる2コースをご用意しています。
「古代豪族・安倍氏の本拠地を巡る」4月11日(土)、5月9日(土)
「謎多き藤原京の舞台を巡る」4月19日(日)、5月23日(土)

(2)お問い合わせ 一般社団法人桜井市観光協会 0744-42-7530

6 おすすめ商品 奈良ホテル(最寄り駅:奈良駅)とル・フルドヌマン~櫻町 吟~(最寄り駅:桜井駅)の2施設において、奈良の魅力を堪能できる駅プランを設定いたします。
(1)発売期間 2020年3月2日(月曜日)から6月27日(土曜日)まで
(2)ご利用期間 2020年3月14日(土曜日)から6月30日(火曜日)まで

7 宣伝物ビジュアル キャンペーンパンフレット駅プランパンフレット

※注釈:新型コロナウイルスのさらなる感染拡大など、対応が必要になった際には、キャンペーン期間の見直しや、イベントの中止・延期を行う場合があります。


家ごもりばかりでは、ストレスが溜まる。ぜひ、このような屋外ウォーキングでリフレッシュしてください!
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山中伸弥教授が、新型コロナウイルス情報を発信!

2020年03月24日 | お知らせ

日曜日(2020年3月22日)、かぎろひ歴史探訪「役行者の息吹を追う」(平群町/千光寺コース)に参加した。お天気に恵まれ、春の陽気のなか7kmを気持ちよく歩いてきた。おかげで、新型コロナ騒動による運動不足を一挙に解消できた。

帰りの電車の中で、このコースに参加されたYさんから「ノーベル賞学者の山中伸弥教授が、新型コロナウイルスに関するホームページを立ち上げておられます。正確な情報が出ていますので、とても参考になりますよ」という話を聞いた。帰宅して早速検索してみると、「山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信」というサイトが見つかった。トップページには、

新型コロナウイルスとの闘いは短距離走ではなくマラソンです。1年は続く可能性のある長いマラソンです。日本は2月末の安倍首相の号令により一斉にスタートダッシュを切りました。これまでのところ感染の爆発的な広がりは起こっていないようです。しかし、疲れたり油断して止まってしまうと、感染が一気に広がり、医療崩壊や社会混乱が生じる恐れがあります。

一人一人が、それぞれの家庭や仕事の状況に応じたペースで走り続ける必要があります。国民の賢い判断が求められています。この情報発信が、皆様の判断基準として少しでも役立つことを願っています。なお本活動は個人の責任で行っており、京都大学やiPS細胞研究所は関与しておりません。


このHPでは、「新型コロナウイルスとは」「エビデンスの強さごとに見る新型コロナウイルス」「論文から見る新型コロナウイルス」「データから見る新型コロナウイルス」「動画で見る新型コロナウイルス」「報道から見る新型コロナウイルス」というジャンルに分け、それぞれ分かりやすく、詳しく紹介されている。朝日新聞(3/22付)にも《山中教授「闘いは長いマラソン」新型コロナのHP開設 情報発信》という記事が出ていた。全文を紹介すると、

2012年にノーベル医学生理学賞を受賞した京都大の山中伸弥教授が、新型コロナウイルスの情報を個人で発信するホームページを開設した。山中さんは19日、朝日新聞の取材に「iPS細胞も大切だが、目の前にある大きな脅威に、医学研究者として貢献したい。iPS細胞の活用には時間がかかるので、今すぐできる正しい情報発信をしたい」などと語った。

山中さんは13日にホームページ(https://www.covid19-yamanaka.com)を公開した。新型コロナウイルスとの闘いを「短距離走ではなく、1年は続く可能性のある長いマラソン」と表現。「疲れたり油断して止まってしまうと、感染が一気に広がり、医療崩壊や社会混乱が生じます。一人一人が、それぞれの家庭や仕事の状況に応じたペースで走り続ける必要があります」などとメッセージを記した。新型コロナウイルスについての研究論文や報道、データなどを分析し、科学的な強い根拠がある情報と、根拠が不十分な情報をランク分けしてまとめている。

山中さんはもともと整形外科医だったが、幹細胞の研究を始め、06年にマウスで、07年にヒトでiPS細胞を作製した。山中さんは取材で、ホームページを開設した理由について「僕は感染症の専門家ではないが、論文を読んで解釈し全体像をみることはできると思っている。それぞれの人が自分で判断してちょっとずつ我慢するため、できる範囲で正確にコロナウイルスの情報を理解してもらいたい」と話した。

ホームページでは、第92回選抜高校野球大会が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止になったことにも言及。「もし世の中に高校生しかいなかったら、高校野球も他の競技も中止になっていないと思う。高校生は新型コロナウイルスに感染してもほとんどの場合、風邪程度の症状しか出ません。中止は選手の安全はもちろん、周囲の高齢者を守り、感染者が急増して医療や社会が破綻(はたん)するのを防ぐため」と解説している。

山中さんはiPS細胞の研究拠点がある米サンフランシスコのグラッドストーン研究所にも研究室を持っているが、現在は新型コロナウイルスの影響で立ち入りが制限され、研究はほぼ止まっている状況だという。一方、日本は米国に比べて街に出歩く人が多く、「危険な状況だと思う」と話した。(後藤一也、合田禄)


山中教授のHPの「PROFILE」には《幹細胞の研究者です。感染症や公衆衛生の専門家ではありません。しかし甲子園の中止が決まった時の高校生の立派な対応をみて、心が震えました。新型コロナウイルスに対して、医学研究者として出来る貢献を少しでもしたいと思います。》とあった。1年は続く可能性のあるこの国難、決して油断せず、粘り強く対処してまいりましょう!

コメント (2)
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