tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

奈良とびっきり観光ガイド「ならまちを歩く」PART1~3/by 佳山隆生さん(奈良まほろばソムリエの会 広報グループ)

2021年11月30日 | 観光にまつわるエトセトラ


NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」広報グループ所属、大和郡山市在住の佳山隆生(かやま・りゅうせい)さんが、YouTubeに「奈良とびっきり観光ガイド (奈良とび)ならまちを歩く」PART1~3をアップされました。

トップ映像は「PART1 町並み編」。勝南院町から中新屋町、芝新屋町、元興寺町あたりの古い町並みをきれいな映像で紹介されています。



「PART2 飲み歩き編」では、ならまち醸造所~春鹿醸造元~とうふ庵こんどう~小川又兵衛商店での飲み歩きの様子が楽しく紹介されています。



「PART3 寺社編」では、元興寺~元興寺塔跡~御霊神社~十輪院が紹介されています。

マスコミなどのメディアではなく、県民目線で撮影され、ユニークな映像ばかりです。ぜひ、ご覧ください!
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飲みニケーションは、なくてもいいの?/日本生命調査を読み解く

2021年11月29日 | 日々是雑感
日本生命が「飲みニケーション」に関する調査結果を発表し、いろんなメディアで話題になっている。奈良新聞(2021.11.24付)〈飲みニケーション「不要」63%〉によると、

お酒を飲みながら職場の仲間と親交を深める「飲みニケーション」の支持率が急落している。日本生命保険の調査で「不要」との回答が6割に達し、2017年の調査開始以来、初めて「必要」の割合を上回った。

日生は、新型コロナウイルス禍でお酒に頼らない親睦の在り方を模索する人が増え、意識が変化したとみている。調査は10月1~13日にインターネット上で実施し、男女7774人が答えた。

飲みニケーションが不要だと答えた人は全体の62%で、内訳は「不要」が37%、「どちらかといえば不要」が25%だった。不要と考える理由は「気を使う」が37%、「仕事の延長と感じる」が30%、「お酒が好きではない」が22%だった。年代別では、不要と答えた人の割合が最も高かったのは「20代まで」の66%だった。

一方、必要との回答は38%で、内訳は「必要」が11%、「どちらかといえば必要」が27%だった。必要な理由は「本音を聞ける・距離を縮められる」が58%で最多。「情報収集を行える」が39%、「ストレス発散になる」が34%だった。

ニッセイ基礎研究所の井上智紀主任研究員は「コロナ禍で会食できなくなり、お酒を介してコミュニケーションすることに疑問を抱く人が増えた」と分析した。ただ、収束してコロナ前のように会食できるようになれば「飲みニケーションは再評価されるだろう」とみている。


グラフを見ると、今年(2021年)始めて「不要・どちらかといえば不要」が「必要・どちらかといえば必要」を上回っていて、これはショッキングな結果だ。日本生命による詳しい調査結果が、こちら(PDF)に出ていた。それによると、

〇「必要・どちらかといえば必要」は男女別では、男性44.2%、女性32.1%と12.1ポイントの差があった。
〇落ち込み幅は男性が△18.2ポイント、女性が△9.2ポイントと、男性の方が圧倒的に落ち込んでいる。
〇「必要・どちらかといえば必要」は職業別では、「公務員」が51.8%と最も多く、次いで「経営者・役員」が49.1%、「民間企業や団体の正社員・正職員」が41.1%。
〇「どちらかといえば」を除いた「必要」は11.1%、「不要」は36.9%と、その差は25.8ポイント!


井上主任研究員は「昨年からの減少幅は男性の方が大きくなっていたことは、コロナ禍で会食できない状況が長く続く中、仕事を進めてきたことで、お酒を介することの必要性に疑問を抱くようになったことを示している」。

私が回答するとすれば、確実に「必要」と答えたことだろう。私の職場でも退職前の2年間ほどは、歓送迎会も慰労会も打ち上げも、何もなかった。最初は「味気ないなぁ」と思っていたが、徐々に慣れてきた。

しかし、やはり飲みニケーションは、あったほうが絶対にいい。皆さんは、ドー思いますか?

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壁画で知られる高松塚とキトラ古墳/毎日新聞「かるたで知るなら」第31回

2021年11月28日 | かるたで知るなら(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は同会が制作した「奈良まほろばかるた」を題材に毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「かるたで知るなら」を連載している。先週(2021.11.25)掲載されたのは〈人物、星宿図鮮やかに/高松塚とキトラ古墳(明日香村)〉、執筆されたのは生駒市在住、奈良まほろばソムリエの会副理事長の小野哲朗さんだった。小野さんはガイドに講演にと、精力的に活動されている。では、記事全文を紹介する。

〈壁画で知られる高松塚とキトラ古墳〉
明日香村の高松塚、キトラの二つの古墳は石室に壁画が描かれており、国の特別史跡(壁画は国宝)に指定されています。高松塚古墳は下段23㍍の円墳で、地元民がショウガ貯蔵のため穴を掘っていたところ、奥に古い切石が見つかったのが発端です。1972(昭和47)年の調査で棺(ひつぎ)を囲むように石室内壁の漆喰(しっくい)に鮮やかに彩色された壁画がみつかりました。

男女16人の人物像が細かく描かれ、玄武・青龍・白虎の図や日月像、星宿図なども発見されました。飛鳥時代の服装などを知る貴重な資料でもあり、連日のように報道され、日本中に考古学ブームが巻き起こりました。被葬者は出土した人骨などから熟年男性で有力皇族と推定されています。壁画は近くの修理施設で修理をし、「高松塚壁画館」で壁画の復元図が紹介されています。

キトラ古墳は下段14㍍の円墳で83(昭和58)年、ファイバースコープによる調査で内壁の漆喰に獣頭人身十二支像や四神図、極めて精巧な天文図(世界最古)、日月像などが発見され、第2のブームに。被葬者は皇族に関係する人物と推定されています。カビの発生で変質を防ぐため壁画ははぎ取って修復され、保存管理して定期的に公開もされています。

「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」では壁画や出土品が展示されています。二つの古墳は共に山の稜線(りょうせん)を少し下がった斜面に築造されており、7世紀末から8世紀前半の風水思想に基づく終末期古墳とされています。(奈良まほろばソムリエの会副理事長 小野哲朗)

【高松塚古墳】
(住所)明日香村平田
(電話)壁画館 0744-54-3340
(交通)近鉄飛鳥駅からバス停「高松塚」下車
【キトラ古墳】
(住所)明日香村阿部山
(電話)四神の館 0744-54-5105
(交通)同駅からバス停「キトラ」下車


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自宅で楽しめるバーチャル星空ツアー「オンラインプラネタリウム 川上村」11月27日(土)19:00~20:00ライブ配信!(2021 Topic)

2021年11月27日 | お知らせ
こんなニュースが飛び込んできた。先日(2021.11.25)当ブログで「川上村にデジタル天体望遠鏡/スマホやタブレットで星座を観察!」という話を紹介した。このデジタル天体望遠鏡で撮った川上村の星空を自宅に居ながらにして、スマホやタブレットで見ることができるというのだ。これは有り難いサービスだ。

視聴できるURLは、こちらガジェット通信(11/25 17:30配信)〈自宅で楽しめるバーチャル星空ツアー「オンラインプラネタリウム川上村」が開催〉によると、

宇宙・天文・星空に関するイベント等の企画やコンサルティングを手がけるアストロコネクトは、奈良県川上村との業務締結企画「宇宙×地方創生」の一環として、双方向コミュニケーション型バーチャル星空ツアー「オンラインプラネタリウム川上村」を、11月27日(土)19:00からライブ配信する。

自宅で自然豊かな星空を楽しむ
コロナ禍で自宅に滞在する時間が増え、閉鎖的な環境が長く続くことやさまざまな不安などでストレスも増加傾向にある昨今。そこで、アストロコネクトと奈良県川上村かわかみ源流ツーリズム推進室は、自宅にいながら自然豊かな川上村で開催されている星空ツアーが体感できる“バーチャル星空ツアー”を開催する。

舞台となる奈良県吉野郡川上村は、面積269.26平方キロメートル、総人口1,313人(2015年10月1日現在)の村。川上村の森が生み出す、息を呑むような「源流の星空」をリアルに再現した「オンラインプラネタリウム」では、約60分にわたり星空解説と川上村の楽しみ方を届ける。

特産品・吉野杉の桝を特別価格で提供
成長が早くまっすぐに育ち、建材として重宝された杉。杉の植樹は、通常1haに約3,000本を植樹するが、吉野では1haに約10,000本もの植樹を行う。このようにコストと手入れの手間をかけることで、吉野杉はほかと比べて年輪が細かく、強度が強い美しい杉に育つ。この美しさと強さは昔から高く評価され、神戸・灘や京都・伏見に酒樽の材料として、江戸時代には年間100万樽分の材料が運ばれるほどだった。

今回、星空ツアーの視聴者には、その吉野杉で作られた木のぬくもりと香りが感じられる川上村特産品「桝」を特別価格で紹介する。お酒を飲む器やお米の計量にはもちろん、花を飾る器や苔テラリウムの器としても使え、贈答用にもおすすめのアイテムだ。すべての枡の底面に「吉野杉」の焼印が入り、半合枡のみ側面に「枡々繁盛」の焼印が押されている。

同番組の最後に、吉野杉の桝「桝々繁盛」限定セットの申込URLが伝えられるので、最後まで見て見逃さないようにしよう。バーチャル星空ツアー「オンラインプラネタリウム川上村」は、誰でも無料で視聴できるので、息を呑むような「源流の星空」を楽しんでみては。
視聴URL:https://youtu.be/KYznnMC_Fdk


吉野杉の桝の申込期間は2021年11月28日(日)17:00まで。先着順で、申込期間内でも先着95名を超えた場合、受付終了となるので、ご注意いただきたい。「ブラタモリ」はタイマー録画しておくとして、今夜19時からは、ぜひ60分間の「オンラインプラネタリウム」をお楽しみください!
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喜多弘樹さんの「変わらぬ大和の風景」(奈良新聞「明風清音」2021.11.25付)

2021年11月26日 | 日々是雑感
昨日の奈良新聞「明風清音」(11/25付)を拝読した。今月から奇数月の第4木曜日、新たに執筆陣に加わった喜多弘樹さんの「変わらぬ大和の風景」だった。吉野町のご出身、故前登志夫氏に師事された歌人でもと編集者。30数年間東京で編集のお仕事をされ今年、奈良に帰郷された。1953年(昭和28年)のお生まれというから、私と同年輩である。奈良に戻られた感慨をこのように綴っておられる。
※トップ写真は、十津川村の山並み。2016.11.11撮影

三十数年の都市生活から落人のようにこの地に戻ってきた帰郷者の目には、すべてがなつかしい光景としてまばゆかった。そんなに大和の風景は変わってはいなかった。何よりも私の心を落ち着かせたのは、四方の山並みを眺めることで東西南北の方向をしかと確かめることができたことだった。東京にいては山が見えない。どこに向かって歩いているのか、その途方もない不安感にしばらく悩まされた。

全文は末尾の記事画像をお読みいただきたい。一部を切り取ることが憚(はばか)られるほどの名文である。これから奇数月の第4木曜日が待ち遠しい。私も見習わなければ…。

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