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tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

万博も開幕し、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

「南都銀行 OB美術展」6月3日(火)~8日(日)、南都銀行研修センター(奈良市南京終町)で開催、入場無料!(2025 Topic)

2025年05月17日 | お知らせ
今年(2025年)で7回目となる「南都銀行 OB美術展」が、6月3日(火)~8日(日)、南都銀行研修センター2階大会議室(奈良市南京終町1丁目103-1)で開催される。入場は無料だ。展示は10:00~17:00、最終日(6/8)のみ10:00~15:00。
※トップ写真は今回のポスター(一部)。写真は前回(2023年)の展示作品


前回の私の写真(今井町で撮影)。町並み保存会の若林梅香さんが、見に来てくださった!

南都銀行のOB・OGによる、陶芸/水彩画/絵画/水墨画・書道/写真/手芸/仏像彫刻/その他 の8つのジャンルの力作が、ずらりと展示される。初回は2009年で、2~3年に1回程度開催され、私もよく見物に行っていたが「だんだんと、出展数が減ってきているな」と気になっていた。


右端は、私の同期のFくんの絵(舞妓さん)。Fくんと私は、男性では最年少クラスだ!

そんなとき、知人で先輩のFさん(美術展の副統括責任者)から、「出展者の高齢化で、作品数が減ってきています。何か出してもらえませんか」とお声かけいただいた。写真なら毎週のように撮りに行っているので、「写真でよろしければ、出展します」とお答えし、前回(2023年6月)から、出すようになった(橿原市今井町のイベントなどの様子)。なお前回の美術展の様子は、こちら


かつてはアイドル的存在だったSさん(田原本町)の金属工芸

これを見た人から「風景写真は、ないのですか?」と言われたので以来、意識して花の写真を撮るようにしていた。それが何とか6点ほど溜まったので、今回はこれをA2版のパネルにして、展示させていただく予定だ(明日香村の河津桜、壷阪寺の桜大仏、藤原宮跡の桜と菜の花 など)。


Yさんの一刀彫り


Fさんの仏像彫刻

また今回は、私が声かけさせていただいたAさん(同行OGで、ご主人もOB)も、書道作品を何点か出展される予定なので、これも楽しみにしている。


Sさん(木津川市)のガラス工芸、すごい技術だ!

会場は、奈良交通「春日中学校」バス停から南東へ徒歩約5分。映画「35年目のラブレター」の主人公は、この春日中学校の夜間学級で読み書きを学ばれた。

前回は120の作品が展示され、とりわけYさん(統括責任者)の一刀彫りと、Fさん(副統括責任者)の仏像は、玄人はだしの名品だった。今回、私は6/3(火)と6/5(木)は終日、会場で待機しているので、ぜひお訪ねいただきたい。南都銀行のご関係者だけでなく、一般の方も、ぜひ足をお運びください!

今回の私の案内ハガキ



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薬草をテーマに、「宇陀松山薬草発酵博覧会」、5月17日(土)、18日(日)開催!

2025年05月14日 | お知らせ
昨日(2025.5.13 付)の毎日新聞奈良版に、〈体に優しい薬草の魅力 発酵講座やマルシェ、料理教室など 17、18日 松山地区で開催 宇陀〉という記事が出ていた。推古天皇の時代から薬草の採取が行われたという宇陀市にあって、この薬草文化を全国に広めよう、という趣旨である。主催者の公式HPには、
※写真や画像は、宇陀松山薬草発酵博覧会の公式HPから拝借

体に優しい薬草の魅力 発酵講座やマルシェ、料理教室など 17、18日 松山地区で開催 宇陀
「薬草のまち」で知られる宇陀市大宇陀の松山地区で17、18日、市民有志による「宇陀松山薬草発酵博覧会」が開かれる。薬草や発酵に関する講座やマルシェ(市場)、料理教室などがあり、体に優しい薬草の魅力を発信する。

「宇陀は推古天皇の時代に、宮廷行事である薬猟(くすりがり)(薬草採取)が行われた地」と主催する「宇陀の薬草を全国に広める会」代表の前真司さん(64)は説明する。また、松山地区には現存する国内最古の私設薬園「森野旧薬園」がある。同博覧会はこれらの伝統文化を地域おこしにつなげようと2022年にスタート。

4回目の今年は「草を楽しむ」をテーマに同地区の5会場でそれぞれプログラムが組まれる。会場の一つ、大宇陀大東の報恩寺(天根静也住職)では初日の17日、植物療法の専門家、村上志緒さんが「植物の力と人の知恵」について講演。薬草関連の物販ではヨモギ茶の試飲も予定する。詳細は同会のホームページで。【明珍美紀】


講座にマルシェ、料理教室、薬草スパ・サウナなど、楽しいイベントが満載である。ぜひこの週末は、宇陀松山に足をお運びください!



毎日新聞奈良版(2025.5.13 付)
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今井町並み散歩(第28回)は5月10日(土)~18日(日)。人気の茶行列は最終日!(2025 Topic)

2025年05月05日 | お知らせ
いよいよ今年も「今井町並み散歩」(橿原市今井町)が、5月10日(土)から18日(日)まで開催される。人気の「今井六斎市」(=フリマ 9:00~)と「茶行列」(10:00 出発式、行列は10:30~)は、ともに最終日の5/18(日)に催行される。若林梅香さんのブログ(4/22付)には、
※トップ写真は、過去の茶行列(2017.5.21)。電線地中化で、町並みはスッキリしている

第28回今井町並み散歩開催します
「第28回今井町並み散歩」を5月10日から18日まで、開催します。今井町町並み保存会会長を中西知氏にお願いしてから2回目の開催で、昨年同様、対外的な協力者への依頼や「呈茶席」、「名工の館」、「今井町衆市」などのイベントへの参加要請やPR関係で、サポートをしっかりとしていきます。

特に今井町は保存会が関わり始めたころから「予防医学の町」を提唱し、奈良県立医科大学の学生たちとのコラボがうまくかみ合って、今年も多数の学生さんがイベントを支援してくれます。

そして「呈茶席」は、コロナ前まで主宰してくださっていた茶道の先生方が、逝去、または引退されたため、前回から阿伽陀屋若林亭で茶道を勉強してくれているメンバーが主力として開催してくれます(阿伽陀屋若林亭のHPは、こちら)。

「名工の館」では、これまでは茶道の名工ばかりにお願いしてきましたが、今年は奈良筆の発祥地・今井町にふさわしく奈良筆と奈良墨の作家さんも加わってくださいます。

順明寺の境内で開催する「町衆市」は地域づくり養成塾生たちが巣立ち、活動している東吉野村、川上村、吉野町、葛城市、宇陀市、三郷町、山添村などからの出店も多くなってきました。

各市町村が今井町を活用して、地域の特産などを紹介していただける場所に成長しつつあります。この傾向を強くして行って、今井町が仲介のできる商いの町へのステップにしていきたいところです。その他多彩な催しがありますので、この期間を今から開けておいてください。


たくさんの方のお出ましを、お待ちしています!

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村内和子さんのライブ「歌の玉手箱」、6月8日(日)、奈良市西部会館市民ホールで開催!(2025 Topic)

2025年05月01日 | お知らせ
一般社団法人「奈良地域デザイン研究所」理事長の村内俊雄さんから、ご連絡をいただいた。奥さんの村内和子さんが、近鉄学園前駅の駅前「学園前ホール」(奈良市西部会館市民ホール)で、「歌の玉手箱」というライブ(童謡からクラシックまでの歌唱)をされるという。

主催は「リンデンバウムの会」(代表=村内俊雄さん)。6/8(日)13時半開場、14時開演。お申し込みは不要(全席自由)で、入場料は@500円(前売り券などの販売はない)。これは全額、能登半島の復興支援に寄付されるのだそうだ。ご主人のFacebookによると、

6月8日(日)「歌の玉手箱」コンサートを開催します。プログラムは、童謡からクラッシックまで、幅広いジャンルで皆さまに楽しんでいただき、音楽で心を癒していただければと思います。

妻は小さい頃から叔父(声楽家)に学び、音楽大学の声楽科に。現在は福祉施設や学校、国内外の教会で歌っています。伴奏は作曲者の意図を組む為に、自分で演奏し録音を行い歌います。私はマネージャー役で、2人で企画・運営を行ってきました。

多くの方に支えられ、今回の開催となりました。入場料は全額寄付いたします。前売販売はありませんので、早い目にお越しください。お待ちしています。


リンデンバウムは、和名「西洋菩提樹」。並木などによく植えられ、夏にはいい香りの白い花が咲く。当日は、ドボルザークの「わが母の教え給いし歌」(チェコ語)や、東大寺・筒井長老の作詞された「奈良におもえば」も歌われるそうだ。和子さんはご自身のピアノ伴奏を録音し、それを生で歌うという、まさに「ひとり舞台」である。

私はあいにくこの日は奈良まほろばソムリエの会の「総会」のため、出席できないが、ご都合のつく方は、ぜひ足をお運びください!



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荒神の里・笠そば処(桜井市笠)が、鹿害で秋まで臨時休業!(2025 Topic)

2025年04月30日 | お知らせ
昨日(2025.4.29付)の毎日新聞奈良版に、〈「笠そば」シカ獣害で休業 あすから ソバの実収穫不足〉というショッキングな記事が出ていた。鹿にそばの実を食べられて、そばが提供できなくなったのだそうだ。

ここは、国営総合農地開発事業(パイロットファーム)として60ha以上の巨大農地を造成して、うち15haでそばを栽培していた。それが鹿に食い尽くされたというから、鹿の食欲には驚かされる。記事全文を紹介すると、


昨年9月の当地のそば畑。毎日新聞の記事サイトから拝借した

「笠そば」シカ獣害で休業 あすから ソバの実収穫不足
地元産ソバだけを使った打ちたてのそばが味わえる奈良県桜井市笠の人気そば店「荒神の里・笠そば」(山本信広社長)が、30日から半年程度の臨時休業に入る。シカによる獣害でソバの実を十分に収穫できなかったためで、新ソバ収穫後の11月初旬の営業再開を目指している。

「笠そば」は笠地区の住人らによって2002年に設立された有限会社。地区内の畑でソバの実を栽培し、店の食堂で「ひきたて、打ちたて、ゆでたて」の「3たて」のそばを提供している。山本社長によると、近年は10~12トンを収穫しているが、昨秋は獣害のため約3・5トンにとどまった。

シカが獣よけの電気柵を飛び越えて畑に入り、ソバの実を食べ荒らしたらしい。他地域産のソバの使用も検討したが、地元産へのこだわりから店舗営業を断念。関連商品の乾めんや「そばかりんとう」の販売も停止するという。

休業は正式には5月1日からだが、4月30日はもともと定休日のため、29日が休業前の最後の営業となる。山本社長は笠そばファンに向けて「苦渋の決断。獣害対策を見直し、新ソバの季節には必ず営業再開します」と話している。【望月靖祥】




ここのそばは、奈良の食文化研究会編著『奈良にうまいものあり!』(なららbooks)の「第1章 郷土料理」でも、大きく紹介されていた。引用すると、

桜井の笠そば
桜井市は、古くから三輪そうめんの産地として知られているが、山里の懐かしい風景が残る三輪山の奥に、地元で収穫されたソバを使った「荒神の里 笠そば処」がある。そば処は、「かまどの神さん」として信仰を集める日本三大荒神(こうじん)のひとつ、笠山荒神社の門前にある。

大和高原国営総合農地開発事業を契機として、造成農地の有効活用を図るため、平成4年(1992)に初めて六反の畑にそばを作付けしたところ、美味しいそばがとれたそうだ。当時、そば粉だけでは利益が少ないという理由で、これを活用するために細々と村の女性部でそば処を開いたという。

そんな山間部のそば処だが、やがて口コミで評判が広がり、マスコミにも取り上げられるようになった。そばは救荒作物(飢餓を救った作物)で、お米は収穫までに180日かかるが、そばは約70日でとれる。しかも寒さにも強い。宮沢賢治『雨ニモマケズ』の「サムサノナツハオロオロアルキ」で象徴された冷夏の時、稲が育たなくても、ソバは育ったのである。

笠のそばも1回や2回、霜にあたっても倒伏しない品種だそうだ。笠地区はソバ作りに大切な気候、風土、寒暖の差が信州と同じで、そば作りに適している。笠の自然が育てた、奈良県産のソバである。

そば打ち体験では、自分で打ったそばをざるそばにして食べることができる。8月中旬にそばの種が蒔かれ、9月中旬には真っ白いそばの花が里山一面に咲き誇る。例年11月中旬には新そばが出る。


ああ、それにしても、あのおいしいそばが秋まで食べられないとは、残念無念!


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