tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

国の始まりは大和の国、奈良県には魅力がいっぱいです。ぜひお訪ねください!

ナラニクル「奈良の語り部講座」、今年最後の12月6日(日)は「古代律令国家への確かな道のり」!(2020 Topic)

2020年11月27日 | お知らせ
本年(2020年)12月6日(日)、奈良市観光センター(奈良市中部公民館と同じ建物内)の「NARANICLE多目的スペース」で、こんな講演会がある。NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」が毎月1回開催している歴史講座「奈良の語り部講座」だ。講師は岡田充弘(あつひろ)さん。参加費は500円で、要申し込み(メール:order@narashikanko.or.jp または FAX:0742-22-5200)。チラシによると、

12月6日(日)
古代律令国家への確かな道のり
~白村江(はくそんこう)の戦いと壬申(じんしん)の乱からの国づくり~
講師:岡田充弘さん

白村江での敗戦という国家の存亡にかかわる衝撃。唐がわが国を攻撃してくるのではないかと緊張に包まれるなかで、壬申の乱を乗り越えて古代の律令国家が形づくられました。現代の東アジア情勢と重ね合わせながら、先人の英知に思いを寄せつつ、日本の歩むべき道を一緒に考えてみましょう。


来年1月以降のラインナップも決まっている。来年はすべて第3日曜日だ。

1月17日(日)
郷愁と永遠の「大和路」
~写真家・入江泰吉の作品と生涯~
講師:池川愼一さん

大和の風景と寺社、仏像などを撮影してめざましい業績をあげた入江泰吉。郷土の懐かしい風物を記録にとどめるとともに、独自の視点から「大和路」のイメージを創造し、定着させました。奈良を愛した不世出の写真家の作品と生涯を振り返ります。

2月21日(日)
森鴎外の奈良時代
~帝室博物館総長と正倉院~
講師:石田一雄さん

森鴎外は晩年、帝室博物館(当時東京・京都・奈良の国立博物館は一つの組織)の総長として、毎年正倉院の開封時期に奈良を訪れていました。雨が降ると扉が閉じられるのでので、その間は精力的に周辺の寺社を巡っていました。そのとき詠んだ和歌「奈良五十首」を含め、当時の様子をご紹介します。

3月21日(日)
懐風藻(かいふうそう)から歴史を見る
~魅力満載、雄渾(ゆうこん)な韻文(いんぶん)の響き~
講師:徳南毅一(とくなんきいち)さん

懐風藻は万葉集に先立って編集された我が国初めての文学作品です。文字のなかった日本人は初めて漢詩で自己の思いを表現しました。懐風藻を通じて日本書紀に登場する歴史上の人物の生の声を聞くことができます。漢詩をやさしく解説し、古代の歴史ドラマをお話しします。


わずかワンコイン500円で聞ける歴史講座、たくさんのお申し込みをお待ちしています!

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お松明(東大寺二月堂修二会)の一部を非公開に(2021 Topic)

2020年11月26日 | お知らせ
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、東大寺は二月堂修二会(お水取り)で掲げられるお松明(たいまつ)の拝観を制限するそうだ。「不退の行法」として752年以来1,268年も続けられてきた法要も、コロナ対応が求められている。朝日新聞デジタル(2020.11.24 18:35配信)によると、

東大寺のお水取り、お松明を一部非公開へ 新型コロナで
世界遺産の奈良・東大寺(奈良市)で毎年2月から約3週間にわたり行われる修二会(しゅにえ)(お水取り)について、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、参拝者に人気の「お松明(たいまつ)」は来年3月12~14日を非公開にする。寺が24日発表した。

春の訪れを告げる修二会は大仏開眼と同じ752年に始まり、来年で1270回目。練行衆(れんぎょうしゅう)と呼ばれる僧侶が、3月1~14日にお堂で寝泊まりし、二月堂本尊の十一面観音菩薩(ぼさつ)に世の中の罪をざんげして天下泰平などを祈る。

夜に二月堂に上がる僧侶を導くお松明は参拝者に人気で、ひときわ大きな籠松明(かごたいまつ)に火をともす12日夜には例年1万~2万人が来場しているという。来年は3月12~14日が週末にあたり、多くの参拝者が予想されることから、この3日間は午後5時以降のお堂周辺への立ち入りを禁止する。

拝観できない人のために、奈良公園にある春日野園地に大型モニターを置き、映画監督の河瀬直美さんが撮影するお松明の様子を生配信する。映像配信は、奈良市内の一部の宿泊施設への配信を予定しているほか、スマートフォンなどで視聴できないかどうかも検討するという。

3月1~11日は、お松明の様子を見ることができるが、二月堂付近や大仏殿近くに設けられる第2拝観席の入場者数を約2千人に制限する。1日からの本行に入る練行衆には、10日ほど前から外部との接触を避けることや、PCR検査の実施を求める方向で検討しているという。狹川普文別当は「今後の感染状況は見通せないが、1300年近く続けてきたものを後世に引き継ぐために、より厳しい状況にも対応できる内容を考えた」と話した。(渡辺元史)
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『神仙境吉野の謎に迫る』が、毎日新聞の読者プレゼントに!(2020 Topic)

2020年11月25日 | お知らせ
昨日(2020.11.23)の毎日新聞奈良版「大和のおススメ!」欄に、古代吉野を見直す会の『神仙境吉野の謎に迫る』が紹介された。また本書は読者10人にプレゼントされるという。本書の概要はこちらに紹介している。第1章と第2章はやや難解なので、第3章から読み始めると良いだろう。「大和のおススメ!」の全文を紹介すると、

大和のオススメ! 吉野の古代史「謎」ひもとく
任意団体「古代吉野を見直す会」(富田良一会長)が、吉野の古代史を巡る14の「謎」をひもとく「神仙境吉野の謎に迫る―壬申の乱と修験道の誕生―」(京阪奈情報教育出版、税別900円)を出版した。同団体は吉野を愛する10人の会員で構成されており、6年前から書籍化のための取材を重ねてきた。

同書では、皇位継承権を巡る壬申の乱(672年)の前、大海人皇子(後の天武天皇)が吉野に逃れたのはなぜか▽聖武天皇が疫病退散の祈りをささげた「南山の九頭竜神」とは何か▽真言宗の開祖・空海は、吉野の山岳信仰とどんな関わりを持っていたのか――など14の謎について、現地での取材や資料を基に考察している。

富田会長は「地元民の山岳信仰と密教との融合、地政学的背景などさまざまな視点で謎に迫った。吉野に足を運ぶきっかけになれば」と話している。新書版、200ページ。県内の主要書店のほか、通販サイト「アマゾン」などで販売している。【加藤佑輔】

読者プレゼント
「神仙境吉野の謎に迫る―壬申の乱と修験道の誕生―」を10人にプレゼントします。はがきに郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号、「神仙境吉野の謎に迫る」と明記し、〒630―8114 奈良市芝辻町4の5の7、毎日新聞奈良支局「大和のオススメプレゼント係」へ。30日必着。当選発表は発送をもって代えます。


皆さん、このチャンスをお見逃しなく!
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「おとろし/うたとい/大義ぃ」で「お疲れさま!」

2020年11月24日 | 奈良にこだわる
奈良県に方言数々あれど、ピカイチは「おとろし(おとろしい)」だろう。「恐ろしい」ではなく「面倒だ」という意味だ。『日本方言辞典』の「おとろしー【恐】」によると、やっと5番目になって出てくる。ちなみに「(1) 恐ろしい。怖い。(2) 恥ずかしい。(3) 甚だしい。非常だ。すさまじい。(4) たくさんある。」の順に登場する。

(5) うるさい。めんどうくさい。また、ものうい。《おとろし》とも。奈良県 「そんなおとろし事俺ようしやん」。

主に吉野郡など県南部の方言であるようだ。私の母方の祖母(大和高田市生まれで吉野郡大淀町に嫁いでいた)や従姉妹(祖母と同居)がよく使っていた。私の出身の和歌山だと「うたとい(うたてい)」というところだろう。いずれも平安時代あたりの古語「おどろおどろし」「うたてし」とから来ていると容易に推測される。関西は歴史が古いので、このような古語が残ったのだろう。

私の弟は広島の大学に通っていた。彼が言うには広島では、これは「大義(たいぎ)ぃ」であるらしい。「大義ぃのう」という風に使うようだ。これは殿様などが家来の労をねぎらって「大義であった」というところから来たのだろう。時代劇などでもよく登場する。

ちなみに私の勤務先ではよく「お疲れさまです」「お疲れさまでした」と日常の挨拶で使う。これは「大義であった」「ご苦労であった」同様、殿様などが家来をねぎらう言葉だ。私は早い時間帯に若い連中からこれを言われると、「疲れておりません、こんな時間で疲れていてどうするの?」と逆に切り返すことにしている。まぁ午後5時近くなら許すのであるが、ずいぶんうるさいオヤジと思われていることだろう。皆さん、これってどう思います?
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志貴皇子(しきのみこ)の離宮を前身とする白毫寺(びゃくごうじ)/毎日新聞「やまと百寺参り」第78回

2020年11月23日 | やまと百寺参り(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は『奈良百寺巡礼』(京阪奈新書)の刊行を記念して毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまと百寺参り」を連載している。先週(2020.11.19)掲載されたのは「境内に浄土も冥界も/白毫寺(奈良市)」、執筆されたのは同会会員の梶尾怜さん。梶尾さんは2018年に「奈良まほろばソムリエ」に合格され、それは同年の最年少合格者だった。
※トップ写真は、白毫寺山門と趣のある自然石の石段=奈良市白毫寺町で

今回の見出し、私なら「境内に地獄も極楽も」とするところだが、すっきり「浄土も冥界も」と書くところが梶尾さんらしくて良い。山門周辺の写真はまだ青葉だが(手前にチラリと萩が写っているが)、ちょうど今ごろは紅葉のシーズン、たくさんの参拝者が訪れていることだろう。では、記事全文を紹介する。

白毫寺は万葉集に詠まれた高円山(たかまどやま)のふもとにあり、境内からは奈良盆地を一望することができます。天智天皇の第七皇子、志貴皇子(しきのみこ)の離宮があり、その山荘を寺にしたものと伝わっています。奈良市指定文化財の本堂は、江戸時代に再建されたもので、簡素で力強い造りです。

静寂に満ちた厳かな空間のなかに、阿弥陀(あみだ)三尊の姿が浮かび上がってきます。すっきりとして若々しいお顔立ちの阿弥陀如来と、その両脇に大変珍しい前かがみの姿勢で控える勢至菩薩(せいしぼさつ)と観音菩薩。膝を軽くついて腰を浮かし、衣はふんわり翻(ひるがえ)り、今まさに恭しくお迎えにあがった、という来迎(らいごう)の瞬間を切り取っています。

本堂の裏手の宝蔵(ほうぞう)には、本尊の阿弥陀如来のほか、冥界(めいかい)の主である鬼気迫る表情の閻魔王(えんまおう)など、重要文化財の仏像8体がおさめられます。本堂の阿弥陀三尊が醸し出すおだやかで心安らぐ雰囲気とは対照的な、冥界の異様さにも触れることができるでしょう。

関西花の寺十八番札所としても知られ、春には五色椿、秋には萩など、四季折々の花が境内を彩ります。これからは紅葉や寒桜が見ごろを迎えます。(奈良まほろばソムリエの会会員 梶尾怜)

(宗 派)真言律宗
(住 所)奈良市白毫寺町392
(電 話)0742・26・3392
(交 通)市内循環バス「高畑町」下車、徒歩約20分
(拝 観)9時~17時、500円
(駐車場)無


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