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南都銀行の「萬葉チャリティウォーク」(第66回) 11月16日(土)開催!(2019 Topic)

2019年11月13日 | お知らせ
1988年(昭和63年)に始まった「<ナント>萬葉ウォーク」、平成16年からは「チャリティウォーク」となり、奈良県社会福祉協議会に毎年一定額を寄付している。令和元年の今年は万葉集の当たり年。そこで、巻1-1の歌「籠(こ)もよ み籠持ち掘串(ふくし)もよ み掘串持ち…」を詠んだ雄略天皇の朝倉宮があったとされる桜井市朝倉の白山比咩(しらやまひめ)神社周辺を訪ねる。
※トップ写真は、大神神社周辺で10/23撮影

講師はおなじみ、高岡市万葉歴史館館長で奈良女子大学名誉教授の坂本信幸氏である。締め切りは11月14日(木)に迫っているが、まだ申し込みが可能だ(同行本支店の窓口で申し込む)。今回は久々に私も参加する!同行のニュースリリースによると

11月16日(土)、「<ナント>萬葉チャリティーウォーク」を開催
~令和はじまりの年に萬葉集発祥の地を巡る~

南都銀行(頭取 橋本 隆史)は、令和元年11月16日(土)に「第66回 <ナント>萬葉チャリティーウォーク」を開催します。本ウォークは、昭和 63 年のスタート以降、奈良県内のさまざまな萬葉ゆかりの地をウォーキングしており、第66回となる今回は、桜井・三輪方面で開催します。

また、当行が創立70周年を迎えた平成16年11月から、本ウォークを「チャリティーウォーク」としており、今回も当行から「社会福祉法人 奈良県社会福祉協議会」に寄付金の贈呈を予定しています。秋深まる季節、講師の講話に耳を傾けながら萬葉集発祥の地をウォーキングしてみませんか。詳細は以下のとおりです。

1.内 容
開催日 令和元年11月16日(土)午前9時00分集合〔雨天中止〕
※雨天等により中止する場合は、開催日当日の午前7時に当行ホームページの
「お客さまへの大切なお知らせ」にてご案内いたします。
集合場所 近鉄大和朝倉駅前(近鉄大阪線「大和朝倉駅」)
コース 桜井・三輪方面(約7km)
大和朝倉駅〔集合〕⇒ 白山比咩神社〔見学〕⇒ 春日神社〔講師講話〕⇒仏教伝来の地碑〔講師講話〕⇒海拓榴市(つばいち)観音〔見学〕⇒金屋の石仏〔見学〕⇒崇神天皇磯城瑞籬宮址(しきのみずかきのみやあと)〔講師講話〕⇒大神(おおみわ)神社大禮記念館〔昼食〕⇒大神神社(萬葉歌碑)〔講師講話・解散:午後1時頃予定〕

講 師 高岡市万葉歴史館館長・奈良女子大学名誉教授 坂本信幸氏

2.申込等
受 付 <ナント>の本支店窓口
※窓口備え置きの申込書に必要事項をご記入のうえ、窓口にご提出ください。
締切り 令和元年11月14日(木)
参加費 無 料
持ち物 弁当・水筒・敷物等(各自ご持参ください。)


いかがだろう。天気予報では、土曜日は晴天が予想されている。秋の1日、ぜひお弁当持参で「<ナント>萬葉チャリティーウォーク」にご参加ください!

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恭仁京跡が望める山上の古寺・海住山寺(木津川市)/毎日新聞「やまと百寺参り」第27回

2019年11月12日 | やまと百寺参り(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は、『奈良百寺巡礼』(京阪奈新書)の発刊を記念して、毎日新聞奈良版に「やまと百寺参り」を連載している。「やまと」とは言っても、京都府南部も対象にしていて、10月17日(木)に掲載されたのは「貞慶が再興した古寺/海住山寺(かいじゅうせんじ 京都府木津川市)」、執筆されたのは奈良市にお住まいの大久保衞(まもる)さんだった。

お寺のある海住山(かいじゅうさん)は標高200mながら、とても眺望がいい。2010年にはここで、西山厚さんから貞慶の話をお聞きしたことを思い出す。当ブログに掲載するのが遅くなり、秋の特別公開(10月26日~11月10日)は終わってしまったが、眺望はいつでも楽しめる。では、全文を紹介する。

聖武天皇の勅願により開かれた観音寺が当寺の始まりと伝わります。その後焼失しましたが、鎌倉時代初めの1208(承元2)年に解脱上人貞慶(げだつしょうにんじょうけい)が再興し、観音浄土にちなんで補陀落山(ふだらくさん)海住山寺(かいじゅうせんじ)に改めました。

貞慶は、興福寺でひたすら研学につとめた当時の南都仏教界で随一の学僧でしたが、名利をのがれて笠置寺に住み、晩年になって、人々を教化し仏道にむかわせるため、ここに移り住みました。当寺には墓所もあります。

本堂西側の高台から望むと、昔に恭仁京(くにきょう)が営まれた瓶原(みかのはら)の平野と、その彼方に連なる山なみが海のように見え、標高200㍍の海住山(かいじゅうさん)は、南海の洋上に浮かぶ観音浄土・補陀洛山にも思われます。

もうすぐ秋の文化財特別公開(10月26日~11月10日)が始まります。美仏として名高い奥ノ院の木造十一面観音菩薩立像(重文)、貞慶の所持した舎利が安置され華麗な扉絵が描かれた五重塔(国宝)の初層内陣、東大寺鎌倉復興像の模刻像といわれる四天王像(重文)などを特別に拝観できます。(奈良まほろばソムリエの会 大久保衞)

(宗派)真言宗智山派
(住所)京都府木津川市加茂町例幣海住山20
(電話)0744-76-2256
(交通)JR加茂駅からバス(平日のみ)「海住山寺口」下車徒歩約20分、JR加茂駅からタクシー約10分
(拝観)9:00~16:30
(駐車場)有(拝観申込者対象、無料)


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ニセモノの薬が効く、という不思議

2019年11月11日 | ブック・レビュー
興味深い本を読んだ。水口直樹著『僕は偽薬(ぎやく)を売ることにした』(国書刊行会)という本だ。帯には「元製薬会社の研究員が、今<ニセモノ>を売る理由」とある。Amazonの「内容紹介」には、
※トップ画像は、水口氏が経営するプラセボ製薬株式会社のHPから拝借

京大薬学系大学院を修了、製薬会社の研究員として薬品の開発を手がけた著者は、今、偽薬を売っている。それは偽薬が効くからだ。なぜ効くのか科学的には説明できないけれど、「プラセボ(偽薬)効果」という言葉があるくらい厳然と効く。

なぜだろうと突き詰めて考えた時、科学の限界、科学に依拠する現代医療の限界、健康を求める現代人がむしろ不健康になってしまう思考のパターンに気づくことになる。そこに気づく人が増えれば、医療の形は大きく変わらざるを得ない。科学の申し子が、科学の向こう側を透視する超問題作。


「偽薬が効く」というのはよく聞く話だ。値段が安いので「医療費の抑制につながる」と期待されている。Wikipedia「偽薬」によると、

偽薬は、本物の薬のように見える外見をしているが、薬として効く成分は入っていない、偽物の薬の事である。成分として少量ではヒトに対してほとんど薬理的影響のないブドウ糖や乳糖が使われることが多い。

偽薬効果が存在する可能性は広く知られている。特に痛みや下痢、不眠などの症状に対しては、偽薬にもかなりの効果があるとも言われており、治療法のない患者や、副作用などの問題のある患者に対して安息をもたらすために、本人や家族の同意を前提として、時に処方されることがある。


書評まとめ読みサイト「bookbang」に、著者の水口直樹さんへのインタビュー記事が出ている。

「本を書いたのは、ニセモノとして負のイメージがある偽薬の価値を向上させたかったから。偽薬は今は主に介護施設で使われているが、ゆくゆくは医療機関にも広げたい」

偽薬には、飲むことで症状に何らかの改善がみられる「プラセボ(偽薬)効果」があることが知られている。プラセボ効果を得るには偽薬を本物と思わせる必要があるとされ、患者へのインフォームドコンセント(説明と同意)が求められる医療の場で使うのは難しい。それが最近、過敏性大腸炎やうつなどで偽薬と知って飲んでも症状の改善がみられるとの研究結果が報告され、医療の場でも使える可能性が出てきた。

「医薬品に比べ価格が安い偽薬を医療の場で使うことができれば医療費の抑制になる。うつでの偽薬活用で薬の副作用が減れば患者にもメリットだ」

プラセボ効果を得るのとは別の活用法もある。抗生物質の代わりに偽薬を使うのだ。抗生物質はウイルスには効かないが、インフルエンザなどウイルスが原因の病気の患者に渡され、耐性菌を蔓延(まんえん)させる一因となっている。抗生物質を渡すのは患者がほしがるからだが、偽薬に代えれば患者も「薬をもらった」と納得するし、耐性菌の蔓延を防げるかもしれない。

「今はすごい効果がある薬しか薬として認められないが、薬の力でなく、患者と医師の人間関係で改善する病気もある。よりよい医療のために、多くの人に偽薬に関心を持ってもらいたい」


よくテレビなどで、患者がたくさんの薬をいろんな病院からもらいすぎて、かえって体調を損ねているという話を聞く。介護施設では「もっと薬がほしい」と求める老人は多いだろうから、偽薬を処方するというのは意味があるのだろう。

「患者と医師の人間関係で改善する病気もある」というくだりを読んでいて、ふと「これは宗教と似ているな」と思った。「病は気から」ではないが、精神的な安らぎを得ることで改善する病気もあるのだ。

本書のおかげでいろんな「気づき」があった。水口直樹さん、ありがとうございました。
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音羽山観音寺のご本尊と「お葉つき銀杏まつり」/毎日新聞「やまと百寺参り」第26回

2019年11月10日 | やまと百寺参り(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は『奈良百寺巡礼』(京阪奈新書)の発刊を記念して毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまと百寺参り」を連載している。10月10日(木)付で掲載されたのは「厚い信仰 胎内に証し/観音寺(桜井市)」、執筆されたのは同会理事の道﨑美幸(大阪府在住)さん。

音羽山(おとわやま)観音寺は、 NHK(Eテレ)の「やまと尼寺 精進日記」でよく知られている。『奈良百寺巡礼』では、崇敬者が20年以上かけて整備した参道のことが紹介されていた。今回の記事では、ご本尊のことや11月の最終日曜日(今年は11月24日)の「お葉つき銀杏(いちょう)まつり」のことが紹介されている。記事全文を以下に貼っておく。



音羽山(おとわやま)の山懐に抱かれてひっそりたたずむ観音寺は、十七の丁石(ちょういし)に導かれた険しい参道の終点に建つ尼寺です。寺伝によれば、藤原鎌足(かまたり)公を現在の談山神社に祀った際、鬼門除(きもんよ)けとして鎌足公自作の梅の木の観音像を祀ったのが始めと伝えられています。

現在のご本尊・千手千眼十一面観音菩薩は、眼病に霊験あらたかとされる眼の大きな観音様です。平成の本尊大修復で解体修理をした際、台座から鎮壇具(ちんだんぐ)として埋納された796(延暦15)年ごろ鋳造の銅銭「隆平永寶(りゅうへいえいほう)」の発見により、本尊の建立年代が明らかになりました。

また本尊が再三修復された形跡も確認されました。最初に聖観音として建立された後、十一面観音、千手観音とお姿を変えたようです。より強い霊力で救済を求め願う人々に支えられて来た証しとして、約千年の歴史が観音様の胎内に刻まれていました。

毎年十一月の最終日曜日は、秋の収穫に感謝して「お葉つき銀杏(いちょう)まつり」が開かれます。黄金色に染まった樹齢六百年の大きな銀杏が参詣者を迎えてくれます。(奈良まほろばソムリエの会理事 道﨑美幸)

(宗派)融通念仏宗
(住所)奈良県桜井市南音羽832
(電話)0744-46-0944
(交通)JR・近鉄桜井駅からバス「下居」下車徒歩45分
(拝観)9:00~16:30 境内自由
(駐車場)有(無料)駐車場から徒歩30分


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倉橋みどりさんと重源上人の足跡を訪ねる山口ツアー、12月7日(土)~8日(日)開催!(2019 Topic)

2019年11月09日 | お知らせ
倉橋みどりさん(作家・俳人)が、こんなバスツアーをされるそうだ(旅行企画・実施 やまとびとツアーズ)。いただいたメールによると、

12月、私といっしょに、奈良と山口のつながりを体感する「重源上人の足跡をたずねるバスツアー」へでかけませんか?

今年、故郷の山口市徳地の観光大使になりました。かの地は、鎌倉時代の東大寺復興の際に、俊乗房重源上人が大仏殿、南大門などの柱に使う木を伐りにきたところです。そこで、今年12月7日、8日の一泊2日で、故郷山口と、第二の故郷奈良との歴史のつながりを重源さんから学び、感じるバスの旅を企画しました。



倉橋みどりさんの講演風景、いつも笑顔を絶やさない(9/19 南都銀行西大寺銀行クラブで)

徳地では、鎌倉時代に重源さんが作らせた石風呂にも火を入れていただく、ゆかりの阿弥陀寺ほかにご住職の案内付で参拝するなど、地元の方の全面協力で、ほかでは決してできない素晴らしい旅になると確信しています。

奈良から山口、そして奈良まですべて、私が案内役として同乗いたします。重源さんが好き、東大寺さんが好き、そして、歴史を深く学びたいという方、ぜひご参加ください。旅の詳細とお申込みはこちらのサイトをご覧ください。


参加費は@38,500円だ。バス車中では倉橋さん、現地では山口観光コンベンション協会徳地支部など多くの地元の方が案内されるというスペシャルツアーだ。お申し込みは、こちらから。皆さん、ぜひお申し込みください!
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