tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

大みそか

2005年12月31日 | 日々是雑感
早いもので、今年も大みそかを迎えた。昨日が仕事納めだったので遅くまで同僚と飲んでいたのだが、夜の街は相当の人出で、景気が回復していることを実感した。

穏やかな日和となった今日、近所の霊山寺(りょうせんじ 奈良市中町)に立ち寄ると、すでに鐘楼には、しめ飾りや鏡餅がセットされ、今夜の参拝客を迎える準備は万端だった。

今は、元日が来るたびに年をとるという「数え年」の時代ではなくなったが、やはり年が改まると、それなりの感慨が湧く。

年齢を重ねると、今まで見えなかったものが見え、分からなかったものが分かってくる。ホンモノとニセモノの区別もつくようになる。

山登りで頂上に近づくと、ぱあっと視界が開け、地上の様子や自分の歩いてきた道のりが一望に見渡せるのと似ている。そう考えると、年をとるのも悪くないな、と思う。

ともあれ明日は元日。特別編集の新聞各紙と、友からの年賀状が楽しみだ。
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朝香

2005年12月25日 | 日々是雑感
鍋物の季節は、やはり焼酎より日本酒だ。飲んだことのない日本酒を試そうと、純米吟醸酒「朝香」(あさか)をネットで取り寄せた。

この酒は、大和郡山市の中谷酒造(株)が中国・天津で造っている。天津は良質米の産地に近く、緯度が秋田と同じで酒造りに適し、良い港もある。安全面に配慮した中国産ジャポニカ米を使い、同社の伝統技術で磨き上げる。http://www.sake-asaka.co.jp/index.html

中国の5つ星ホテルを含む日本料理店や居酒屋に納め、同国内での純米酒シェアはNo.1だという。3年前、BSフジの「ビジネスリーダー 中国特集」でも、社長が堺屋太一と対談し、中国での酒造りのことを話していた。

取り寄せた「朝香」を飲んでみると、吟醸香はやや軽く、すっきりした辛口の酒だった。これなら、冷酒でもぬる目の燗酒でもいける。鍋にピッタリだし、イブのフライドチキンにもよく合った。

お正月までもつように、大事にいただくことにする。
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冬の百合

2005年12月24日 | 日々是雑感
朝から晴れたので、大和郡山市にある「県立大和民俗公園」に行ってきた。風は冷たいが雪もなく、広い園内をぶらぶら散歩していると、山茶花や南天が目を楽しませてくれる。

展示用に移築された古い民家の軒先で、ひょろ長い枯れた草を見つけた。係の人に聞くと、これはタカサゴユリ(高砂百合)で、花が落ちた後、タネを蓄えているのだという。日光を浴びてキラキラと輝いていたので、カメラに収めた。

帰宅して調べると、タカサゴユリとはテッポウユリに似た台湾原産のユリで、日本に持ち込まれて野生化したものらしい。ちなみにタカサゴとは、琉球語で台湾(タカサング)のこと。確かに高砂族(台湾先住民)、高砂語(台湾諸語)という言葉もある。

来夏、果たしてこのタネがちゃんと花をつけるか、見届けることにしたい。
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雪中花

2005年12月23日 | 日々是雑感
岐阜の雪に驚いていたら、冬至の22日、奈良県下でも大雪が降った。
奈良市山間部の針で積雪4cm、五條市で3cm、天川村では50cmだった。東大寺や興福寺も雪に包まれたそうだから、大勢のカメラマンが押し寄せていたことだろう。

天皇誕生日の今日も、雪こそ降らなかったものの、木枯らしの吹きすさぶ寒い一日となった。

自宅近くの霊山寺(りょうせんじ 奈良市中町)のバラ園では、うっすらと積もった雪の中、秋バラがけなげに咲き残っていた。思わぬ12月の雪に、バラもさぞ驚いたことだろう。
※関連記事「ダイアナ元妃のバラ」
http://www.janjan.jp/world/0505/0505297591/1.php
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樽見鉄道

2005年12月17日 | 日々是雑感
今日(12/17)、所用で岐阜市を訪れた。

JR岐阜駅からバス利用というルートが普通だが、地図を見ると、目的地の近くを第3セクターの樽見鉄道が走っていることに気づいたので、往路だけ乗ってみることにした。

新幹線を米原で降りJR線に乗ると、あたり一面の雪景色だった。特に関ヶ原駅周辺がすごい。大垣はやや少なかったが、ここで樽見鉄道(大垣→樽見)に乗り換えた。

大垣発のローカル列車降りた時から、本巣(もとす)駅は雪の中♪~ 

といったところか。ご覧の通り、あたりは30cmの積雪だった。地元でも、12月にこんなに雪が積もるのは、十数年ぶりのことだそうだ。

この樽見鉄道、国鉄再建で廃線指定を受けたものの、総収入の6割を占めるセメント輸送という需要があったため廃線を免れ、84(S59)年に第3セクター化されたという。

その住友大阪セメントの工場は、この本巣駅(岐阜県本巣市)の近くにある。しかしその工場も廃止されることになっていて、鉄道の存続が危ぶまれているそうだ。

それにしても、こんな大雪を見たのは、若い時のスキー場以来だ。
しかし18日からは、また雪になるようだ。
JRさん樽見鉄道さん、大変だと思いますが、安全輸送どうぞよろしく。
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