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田中利典師の「半日断食」(1)

2025年04月22日 | 田中利典師曰く
今日の「田中利典師曰く」は〈半日断食…〉(師のブログ 2019.2.26 付)。この頃、体調不良(赤信号の点滅状態)に見舞われていた利典師は、「半日断食」(12~18時間のプチ断食)に挑戦しようと決意された。お若い頃は金峯山寺で、「3日断食」もされていたそうだ。
※トップ写真は、ウチの近隣公園の桜(コロナ禍の2020.3.30 撮影)

私も、半日断食は知らなかったが、ノーベル生理学・医学賞を受けた「オートファジー」は知っていて、今でもたまにやることがある。「自分を(オート)食べる(ファジー)」という意味で、簡単にいうと、16時間の断食をすることで細胞の中身を入れ替えるという理論だ。「半日断食」も同じ発想のようである。では、全文を以下に紹介する。

「半日断食…」
18日から鼻血が止まらず、たくさんの方に心配をかけたし、右往左往して、病院のはしごもしましたが、23日以来、ようやく止まって、血圧も安定してきました。

その間、たくさんの方にアドバイスをいただき、ニンニクオイルや 井穴(せいけつ=爪の生え際)のマッサージ、ふくらはぎ運動、断酒、塩分制限、酢納豆…などなど、たくさんのことを実践させていただきました。

アドバイスいただいたみなさん、ありがとうございました。そんな中、私の身体を心配して、甲田光雄先生の『奇跡が起こる 半日断食』(ビタミン文庫)を送ってくれたお弟子さんがいました。実は甲田先生の断食は、甲田先生から直接指導を受けた野口法蔵氏を通じて、私も40代に10数回行じています。

ちょうど私の、金峯山青年僧の会の事務局長時代、さまざまな行事や事業に手をつけました。その中の一つで、野口先生とも知遇を得、青年僧の会の事業として、金峯山寺での定例断食道場を開くようになりました。

(その後、3日断食は金峯山寺の正規事業となりました…。) まあ、言い出しっぺですから、当初は私も欠かさず、3日断食に参加していたのです。

当時は野口先生もマニュアルらしいマニュアルがなく、断食明けの方法が毎回若干変わるので、マニュアルを私が書きました。そのマニュアルはその後、野口先生の著書に転写されたくらいです。年に2回の宿便掃除はほんとに身体によかったと思います。

だんだん忙しくなって、僧の会の活動とも距離が出来るようになり、考えるともう15年以上、断食から遠ざかったことになります。宿便がどっさりたまっているのでしょうね。

また奥駈行者の現役時代は奥駈前の1ヶ月ほどは節制精進する生活が定期的にありましたが、引退後は、自堕落な生活にメリハリをつける習慣もなくし、どんどん成人病を抱え込むことになってしまっていたようです。

そして黄信号が出て、今回の鼻血はまさに赤信号が点滅したようなことなのでしょう。甲田先生の言うとおり、現代人は食べ過ぎです。間違いありません。もう実感すること甚だしいわけでして…。

しかしなかなか食欲や飲酒欲にはかなわないのが凡人で、しかもなまじっか今まで私はタフでしたから、余計しまつが悪かったのだと今回思い知らされました。

そんな時だから、半日断食はピンと来ました。もう若いときのように普段の生活をしながらいきなりの本断食(3日断食)は無理なので、ともかく半日断食を、甲田先生の本を参考に始めています。もともと、朝の食事はどうでもよい人間です。そう苦にしないで出来そうです。

甲田先生曰く、人間は18時間の空腹期間を持つことが内蔵の負担を減らし、肥満の予防にもなるし、多くの成人病対策になるということ。確かに間違いないと思います。限りある命、そして頂いた命、大切に大切に使わせていただかないといけないですからね…。

健康であってこその命です。みなさんにも是非、半日断食はおすすめしたいです。
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