3/25(日)、「ナント・なら応援団」主力メンバーのK先輩から、こんなメールをいただいた。《今回の中宮寺の特別展、またとない機会だと思いますので、ぜひとも貴君のブログで多くの人々に紹介していただければと思い、僭越ながらメールいたしました》。3月末まで、中宮寺の寺宝3点がずらりと勢揃いするというのである。産経新聞奈良版(2/18付)「紙製文殊菩薩立像里帰り 斑鳩・中宮寺 21日から正式公開」によると、
聖徳太子ゆかりの門跡尼寺、中宮寺(斑鳩町)に、東京国立博物館に寄託されている紙製文殊菩薩立像(重文)が7年ぶりに里帰りし、本堂で、アルカイックスマイル(古典的微笑)で知られる本尊の菩薩半跏(はんか)像(国宝)の近くに安置された。21日から正式に公開される。
3月16日からは、同寺の天寿国繍帳(てんじゅこくしゅうちょう)(国宝)も奈良国立博物館(奈良市)から戻り、3点の寺宝が7年ぶりにそろう。聖徳太子の1390年遠忌(おんき)(没後1390年)記念として特別展示される。
紙製文殊菩薩立像は像高52・5センチで、鎌倉時代の作。紙製の極めて珍しい仏像で、経巻をしんにし紙を貼り重ねたうえで彩色するなどしており、ふっくらとした姿をしている。天寿国繍帳は、太子が往生した天寿国の様子を表したとされ、3月16日~4月17日、公開される。3月末までは菩薩半跏像、紙製文殊菩薩立像とともに3点の寺宝が並ぶことになる。
つまり、もともと安置されている国宝「菩薩半跏像」(1)、東京国立博物館から里帰りした重文「紙製文殊菩薩立像」(2)、奈良国立博物館から里帰りした国宝「天寿国繍帳」(3)の3点が、有り難いことに、3月末までは7年ぶりにずらり勢揃いするのである。拝観料は通常の料金(大人500円、中学生400円、小学生250円)である。早速お参りされたしをんさんが、ブログ「まほろば…つれづれ日記」に詳しく紹介されている。
池に囲まれた中宮寺の本堂 まわりに植えられた山吹が、瑞々しい新芽を芽吹かせ、春の光の中 輝いています。紙製文殊菩薩立像は「金剛界略次第」「胎蔵界略次第」の巻子本に、法華経などを巻いて体の芯とし、紙を貼り重ねて形を整えてから彩色目には玉眼を入れた、大変めずらしい仏様。高さ50センチあまりの小さな像は、ふっくらとしたお顔立ちや 丸くお団子のように結った髪が童子のように愛らしく おもわず頬をゆるめて見入ってしまいます。
聖徳太子が往生したという天寿国のありさまを、お妃の橘大郎女が宮中の采女らに刺繍させたという国宝「天寿国曼荼羅繍帳」。飛鳥時代に作られたこの繍帳は、鎌倉時代に所在が不明となりましたが、紙製文殊菩薩立像を造った信如によって、法隆寺から発見されました。「紙製文殊菩薩立像」「天寿国曼荼羅繍帳」どちらも、信如さまゆかりの品なのですね。
※中宮寺 ・奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺北1-1-2
「聖徳太子1390年遠忌記念 中宮寺 寺宝特別展示」
展示期間 紙製文殊菩薩立像(2月21日~3月31日)
天寿国曼荼羅繍帳(3月16日~4月17日)
中宮寺では梅も椿も見頃のようである。ぜひ、この機会をお見逃しなく!
※中宮寺の公式ホームページは、こちら
聖徳太子ゆかりの門跡尼寺、中宮寺(斑鳩町)に、東京国立博物館に寄託されている紙製文殊菩薩立像(重文)が7年ぶりに里帰りし、本堂で、アルカイックスマイル(古典的微笑)で知られる本尊の菩薩半跏(はんか)像(国宝)の近くに安置された。21日から正式に公開される。
3月16日からは、同寺の天寿国繍帳(てんじゅこくしゅうちょう)(国宝)も奈良国立博物館(奈良市)から戻り、3点の寺宝が7年ぶりにそろう。聖徳太子の1390年遠忌(おんき)(没後1390年)記念として特別展示される。
紙製文殊菩薩立像は像高52・5センチで、鎌倉時代の作。紙製の極めて珍しい仏像で、経巻をしんにし紙を貼り重ねたうえで彩色するなどしており、ふっくらとした姿をしている。天寿国繍帳は、太子が往生した天寿国の様子を表したとされ、3月16日~4月17日、公開される。3月末までは菩薩半跏像、紙製文殊菩薩立像とともに3点の寺宝が並ぶことになる。
つまり、もともと安置されている国宝「菩薩半跏像」(1)、東京国立博物館から里帰りした重文「紙製文殊菩薩立像」(2)、奈良国立博物館から里帰りした国宝「天寿国繍帳」(3)の3点が、有り難いことに、3月末までは7年ぶりにずらり勢揃いするのである。拝観料は通常の料金(大人500円、中学生400円、小学生250円)である。早速お参りされたしをんさんが、ブログ「まほろば…つれづれ日記」に詳しく紹介されている。
池に囲まれた中宮寺の本堂 まわりに植えられた山吹が、瑞々しい新芽を芽吹かせ、春の光の中 輝いています。紙製文殊菩薩立像は「金剛界略次第」「胎蔵界略次第」の巻子本に、法華経などを巻いて体の芯とし、紙を貼り重ねて形を整えてから彩色目には玉眼を入れた、大変めずらしい仏様。高さ50センチあまりの小さな像は、ふっくらとしたお顔立ちや 丸くお団子のように結った髪が童子のように愛らしく おもわず頬をゆるめて見入ってしまいます。
聖徳太子が往生したという天寿国のありさまを、お妃の橘大郎女が宮中の采女らに刺繍させたという国宝「天寿国曼荼羅繍帳」。飛鳥時代に作られたこの繍帳は、鎌倉時代に所在が不明となりましたが、紙製文殊菩薩立像を造った信如によって、法隆寺から発見されました。「紙製文殊菩薩立像」「天寿国曼荼羅繍帳」どちらも、信如さまゆかりの品なのですね。
※中宮寺 ・奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺北1-1-2
「聖徳太子1390年遠忌記念 中宮寺 寺宝特別展示」
展示期間 紙製文殊菩薩立像(2月21日~3月31日)
天寿国曼荼羅繍帳(3月16日~4月17日)
中宮寺では梅も椿も見頃のようである。ぜひ、この機会をお見逃しなく!
※中宮寺の公式ホームページは、こちら