今年(2012年)の6月3日、第1回「神社検定」(神道文化検定)が実施される。今年は古事記完成1300年、2020年は日本書紀完成1300年の年なので、これは時宜を得た企画である。公式HPから抜粋すると
神社検定(神道文化検定)は、神社が好きな方や、日本文化をもっと知りたい方のための検定です。空前の神社ブームも影響してか、神社の参拝者は急増し、神社に対する社頭での質問も多く聞かれるようになりました。そんな中、より多くの方々に神社についての正しい知識を学んでいただき、「日本のこころ」を再発見していただくため、神社本庁監修のもと、神社検定はスタートしました。
日本全国には、約8万の神社があります。そしてそれら1つ1つの神社に、悠久の歴史が宿っています。神道は、日本文化の源です。蘊蓄(うんちく)を語りたい人も、ガイドに活用したい人も、生涯学習のテーマにしたい人も、神社検定にトライすることで、これまでアタリマエに知らなかった日本文化が、きっと見えてくるはずです。
主催 一般財団法人日本文化興隆財団(神社検定事務局)
監修 神社本庁
後援 産経新聞社
協力 財団法人神道文化会 株式会社扶桑社 株式会社日本メディア・ミックス 株式会社CBTソリューションズ
3級(参級)、2級(弐級)、1級(壱級)の3ランクがあり、3級と2級は誰でも受験できるが、1級は2級合格者だけが受けられる。今年は3級のみスタート、2級は来年、1級は再来年からスタートする。試験内容は
以下の項目から、級に応じての出題となります。
◆「神様」について
◆「神社」について
◆「お祭り」について(神社・皇室)
◆「信仰」について
◆「歴史」について
また、参級(3級)、弐級(2級)については、毎回テーマが設けられます。
第1回のテーマは『神社と神話の基礎』です。
神社検定公式テキスト?『神話のおへそ』 | |
神社本庁 監修 | |
扶桑社 |
ということである。詳しくはこちらに出ている。公式テキストとして、「神社のいろは」』と『神話のおへそ 』(いずれも扶桑社刊)が販売されている。書店で手に取ってみたが、特に『神話のおへそ 』は、神話と、そのゆかりの地がとても分かりやすく紹介されていて、読み物としても楽しめる。
世間はパワースポット(スピリチュアル・スポット)ブームだし、縁結びなどのご利益を求めて、神社をお参りする人が増えている。最近、伊勢神宮では、年間の参拝者数が過去最高を記録したそうである。
単にお参りするだけでなく、背景を知ったり、お参りの作法をきちんと学ぶというのは大切なことである。奈良県では、記紀・万葉プロジェクトがスタートした。ぜひ多くの方に受験していただきたいと思う。