tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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茜色の約束

2012年03月15日 | 奈良にこだわる
映画「茜色の約束」予告編ムービー


大和郡山市を舞台にした映画「茜色の約束~サンバDo金魚」の評判がいい。現在「シネマサンシャイン大和郡山」(イオンモール大和郡山)で先行ロードショーが行われている。この映画のあらすじを公式HPから拾うと、

金魚の伝統養殖業が盛んな町、奈良県大和郡山市は奈良県最大の工業地域としても知られる。そんな町に母親の仕事の関係でやってきた日系ブラジル人の少年リカルド。リカルドは同じクラスの花子に淡い恋を持つ。花子の実家は200年以上続く金魚の養殖場。その養魚場は大和郡山で開催されることになった博覧会の建設によって土地買収に脅かされていた。

そんなある日、リカルドは古墳の中で青色に輝く金魚を発見する。実は花子は幼い頃から親に青い金魚の伝説をよく聞かされていた。最初はリカルドの存在を毛嫌いしていた花子もリカルドと共に青い金魚の謎に迫るにつれ、次第に日本語の話せないリカルドの心を理解していく。

しかし、青い金魚で再起をかけようとする花子の父親、雄二はそのリカルドの青い金魚を追い求め、もう一方ではその金魚を博覧会のシンボルとして利用しようとする市長や建設会社までもリカルドからその金魚を奪おうとする。大人たちに翻弄され、奪われては取り返す展開で町がパニックとなる中、ついに博覧会の工事は始まってしまう。実はこの古墳も博覧会の建設予定地となっていたのだった。

絶対絶命の危機。そこに現れる茜色に光る謎の金魚。赤と青の金魚。果たしてリカルドと花子は金魚を守れるのか、そして、古墳を守ることができるのか。その少年の純粋な心が郡山の金魚と人を目覚めさせ、ついに古墳と金魚の真実が明らかに。忘れ去れていた金魚の伝説が町全体に奇跡を起こす。


いかがだろう、ハラハラ・ドキドキもののストーリーである。公務員で、「なら・まちづくりコンシェルジュ」を兼務されているT田さんは、ご自身のブログ「半農半まちづくりの道」に、感想を書かれていた。

昨日ついに、郡山イオンで映画「茜色の約束」を見てきました。つれあいと2人で映画を見るのは何年ぶりだろう。「テレ金」を見た後、15:30~の部に参加。客席は前は空いてましたが、真ん中~後ろは8割以上入っていた、という感じでした。

「茜色の約束」は監督をはじめ郡山の色々な方々の想いが入っている映画。ロケ地もよく知っている場所が出てきて。夕焼け空、金魚池、近鉄電車、お地蔵さんが印象に残ったなぁ。皆さんの顔を思い浮かべながら、映画見てました。笑いあり涙あり。(つれあいは5回くらい泣いて 10回くらい笑っていたそうです) いい映画です。

●今日のレバレッジメモ
地元のいろいろな形の美しさに 住んでいる人が気付いたとき、初めて町が元気になる。『茜色の約束 塩崎祥平監督の言葉』 それが町おこし、同感です。

文中に出てくる「テレ金」とは、奈良新聞(3/8付)によると《縦横約90センチ、高さ約2メートルの公衆電話を巨大な“金魚ばち”に改造。約1・5トンの水の中で地元の養殖業者が提供した金魚約1000匹が優雅に泳いでいる》というアート作品で、もう公開は終了している。

関係者は「観客動員数 2万人」を目標にしていて、県内で出版業を営むT東さんは、前売券を100枚(!)購入され、私も分けていただいた。

「予定調和」的な地域おこし映画ではなく、笑いあり、涙あり、の楽しい映画だそうである。ぜひご覧いただきたい。私も、早く見に行かなければ…。
コメント (2)
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