今年(2012年)で4回目となる「まほろば円舞会」は、3月10日(土)、なら100年会館(大ホール 平戸間ステージ)で開催される。実行委員長は上亟明(うえじょう・あきら)氏で、奈良県ダンススポーツ連盟などが後援している。同イベントのパンフレットによると、
まほろば円舞会は、平城遷都1300年祭のイベント事業開催・育成のために設立された「奈良2010塾」で1年間指導を受け、卒塾イベントのメインイベントとして、“舞1300年祭~まほろば円舞会~”が2009年3月14日(お水取りの土曜日)に、奈良県庁前の回廊で開催されました。今年で4回目、なら100年会館では3回目を迎えます。
今から1300年前に西洋の国からシルクロードを経て平城京に社交ダンスが伝わったとしたら、貴族たちが平城京宮廷円舞会でどのように踊ったのだろうか? 再現してみたい。その思いが“まほろば円舞会”を実現させたのです。“まほろば円舞会”は回を追うごとにスケールも壮大に豪華になってきました。
1幕は、華やかな舞踏会、西洋と東洋の美を融合させた優雅なダンスファンタジーです。まほろば王国宮廷円舞会に繰り広げられる国際的ロマンを交え、物語にしました。2幕のShall We ダンス?は、生涯学習として学んでいる子供から高齢者までの方が参加するパワフルなダンスパフォーマンスのステージです。どうぞ華やかな躍動感あふれるステージにご期待くださいませ!!
画像データがこちらに掲載されているので、ぜひダウンロードしてご覧いただきたい。ダンスで使用する天平時代の衣装は、衣装研究家の山口千代子さんが制作されたものである。同イベントのパンフレットには、山口さんの「天平衣装への取り組み」という紹介文も掲載されている。
香芝市で30年来洋裁教室を開いており、趣味で12年間に亘り奈良国立博物館で解説ボランティアをすることから、古代衣裳の研究、製作をしております。奈良時代の衣装は?と聞かれたら、多くの人は高松塚古墳壁画の婦人像を思い浮かべられます。しかしそれは飛鳥時代で朝鮮半島の系統なのです。それに比べ平安時代の衣装は十二単をはっきりとイメージすることが出来ます。
その間の奈良時代の衣装はあまりにも知られていれていないのが現状なのです。しかし実物を正倉院宝物で見ることが出来ます。シルクロードを経て唐文化の流れを汲んだ、色彩豊かな特異な(洋服のルーツと言える)衣装があります。1300年を経て退色しているのも多いですが、複雑な配色も美しく、実に色鮮やかな衣装類です。
染色技術の高さ、繊細な刺繍などの手工芸、計算された縫製には目を瞠るばかりです。それを伝えることが出来ればと、奈良時代の画像、経、唐の古墳壁画等に描かれている色、デザイン、スタイルなどを参考にして制作おりますが、模造することも個人ではとても高価過ぎて出来ませんので、着ることを楽しみ、見ることを楽しむ、その雰囲気を味わってもらうための衣装として作って来ました。今年も平城宮跡で5月3日~6日に催される「平城京天平祭」に参加いたします。3日は1300人による天平衣装行列では衣装の製作、指導、構成を担当します。
平城京天平祭で拝見している色鮮やかな天平衣装は、山口さんのこんなご努力の賜物なのだ。ダンスパフォーマンスとともに、鮮やかな天平衣装が楽しめる「まほろば円舞会2012」、ぜひご覧いただきたい。
※観覧入場料は、全席500円。お問い合わせは、上亟明(うえじょう・あきら)さんへ。電話 050-8022-3585 メール mahoroba-dance@kcn.jp
古都奈良に春を告げる 2012まほろば円舞会
まほろば円舞会は、平城遷都1300年祭のイベント事業開催・育成のために設立された「奈良2010塾」で1年間指導を受け、卒塾イベントのメインイベントとして、“舞1300年祭~まほろば円舞会~”が2009年3月14日(お水取りの土曜日)に、奈良県庁前の回廊で開催されました。今年で4回目、なら100年会館では3回目を迎えます。
今から1300年前に西洋の国からシルクロードを経て平城京に社交ダンスが伝わったとしたら、貴族たちが平城京宮廷円舞会でどのように踊ったのだろうか? 再現してみたい。その思いが“まほろば円舞会”を実現させたのです。“まほろば円舞会”は回を追うごとにスケールも壮大に豪華になってきました。
1幕は、華やかな舞踏会、西洋と東洋の美を融合させた優雅なダンスファンタジーです。まほろば王国宮廷円舞会に繰り広げられる国際的ロマンを交え、物語にしました。2幕のShall We ダンス?は、生涯学習として学んでいる子供から高齢者までの方が参加するパワフルなダンスパフォーマンスのステージです。どうぞ華やかな躍動感あふれるステージにご期待くださいませ!!
まほろば円舞会ダイジェスト(2010年 第1幕)
画像データがこちらに掲載されているので、ぜひダウンロードしてご覧いただきたい。ダンスで使用する天平時代の衣装は、衣装研究家の山口千代子さんが制作されたものである。同イベントのパンフレットには、山口さんの「天平衣装への取り組み」という紹介文も掲載されている。
香芝市で30年来洋裁教室を開いており、趣味で12年間に亘り奈良国立博物館で解説ボランティアをすることから、古代衣裳の研究、製作をしております。奈良時代の衣装は?と聞かれたら、多くの人は高松塚古墳壁画の婦人像を思い浮かべられます。しかしそれは飛鳥時代で朝鮮半島の系統なのです。それに比べ平安時代の衣装は十二単をはっきりとイメージすることが出来ます。
その間の奈良時代の衣装はあまりにも知られていれていないのが現状なのです。しかし実物を正倉院宝物で見ることが出来ます。シルクロードを経て唐文化の流れを汲んだ、色彩豊かな特異な(洋服のルーツと言える)衣装があります。1300年を経て退色しているのも多いですが、複雑な配色も美しく、実に色鮮やかな衣装類です。
染色技術の高さ、繊細な刺繍などの手工芸、計算された縫製には目を瞠るばかりです。それを伝えることが出来ればと、奈良時代の画像、経、唐の古墳壁画等に描かれている色、デザイン、スタイルなどを参考にして制作おりますが、模造することも個人ではとても高価過ぎて出来ませんので、着ることを楽しみ、見ることを楽しむ、その雰囲気を味わってもらうための衣装として作って来ました。今年も平城宮跡で5月3日~6日に催される「平城京天平祭」に参加いたします。3日は1300人による天平衣装行列では衣装の製作、指導、構成を担当します。
平城京天平祭で拝見している色鮮やかな天平衣装は、山口さんのこんなご努力の賜物なのだ。ダンスパフォーマンスとともに、鮮やかな天平衣装が楽しめる「まほろば円舞会2012」、ぜひご覧いただきたい。
※観覧入場料は、全席500円。お問い合わせは、上亟明(うえじょう・あきら)さんへ。電話 050-8022-3585 メール mahoroba-dance@kcn.jp