水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

夏季 猛暑、渇水地帯である関東甲信内陸部の未曾有の人工降雪的な?大雪に係る雑感

2014-02-19 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'14-02-17投稿、追加・修正

 今回の未曾有の関東甲信内陸部の大雪について、大雪特別警報が出されなかったようですが、既報にも記載しましたが、例年、夏季では猛暑地域でもあるようです。
 たまたま?大雪となった山梨県甲府・群馬県前橋・埼玉県熊谷では過去120年ほど続く観測の歴史の中で最大の積雪という。

 未曾有の現象か?

 気象庁は「南岸低気圧」が発生して予想最低気温は1度だったが、実際には氷点下0.2度で、上空からの雪が解けず量が増える一因となったことによるというが、それにしても、なぜ未曾有の地域で大雪となったのか?その原因が気になるところです。

参考投稿:
甲府・前橋などで歴史的積雪  なぜ「大雪特別警報」は出されなかったのか?という。

 アメダスによる2月15日09時の積雪深。(気象庁HPより)
引用:YAHOOニュース 2014年2月15日 23時10分
http://bylines.news.yahoo.co.jp/katahiraatsushi/20140215-00032677/


 加えて、既報記録的な大雪、8県で10人死亡…交通網も混乱 山梨県富士河口町は特に酷いという。に記載した今回の大雪に見舞われた山梨県富士河口町といえば、既報地異に係る記載(その23:富士山の滝沢林道で大規模な地割れが発生 したという。)2013-04-09)にて記載しましたように、3.11後に発生した3.15静岡県東部地震(M6 '11-03-15)以来、富士山周辺では地殻変動?によって、富士宮市の湧き水、山梨県側の富士山5合目にある小御嶽神社近くの小さな地割れ、河口湖の水位低下など渇水異常現象が発生しているようです。
 調べてみると、今回の大雪地域は渇水状況が激しい地域の周辺(下図参照)で発生しているようでもあり、突発的な大雪による二次災害の再発を心配していますが、渇水対策としては恵みの雪となるのであろうか

 このような予期せぬ、降雪、降雨現象は

 昨年来から続く伊豆大島、フィリピンの季節外れの巨大台風にも当てはまり、従来とは異なる未曾有の地域での災害が続いていますが、



引用:msn産経ニュース
記事「前線の停滞と地質で伊豆大島に被害集中、行政の対応遅れで拡大
2013.10.17 08:18


引用:フィリピン、台風被害拡大の背景
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20131113001

 このような未曾有の大雨、大雪の発生に係るメカニズムに関して早く解明して、二次災害などないように適切な警報に基づく対策が望まれます。

ちなみに、あたかも人工降雪操作?のような今回の大雪に因んで、

既報世界各国で実施されているという気象操作とはどのようなものか調べました。(2013-08-30) に記載しましたが、今回のような降雪、降雨させるメカニズムについてどのようなことを記載していたか?を参考のために一部抽出、追加してを再掲します。

 個人的には、水の偏りを是正して地球温暖化によって大気圏に蒸発した水を自在に制御して、今回の大雪大雨、ゲリラ豪雷雨による被害、もしくは渇水による水不足を少なくするために、人工的な降雨(降雪)分散化技術の進展を望んでいます。

 今までの気象操作は「自然界の雲ありき」から、始まっていたようですが、科学の進歩した時代なら、気流に乗って雲がやってこなくても、

首都圏 5月6月の少雨と早い梅雨明けのため 利根川水系は渇水 こまめに蛇口閉め節水をという。 (2013-08-03)
東北・北陸の記録的な豪雨。 反面、首都圏1都5県、24日から10%取水制限という。原因は?(2013-07-25 )

 も解消されるのでは?と推察しています。

更に、個人的な妄想ながら、

 人工降雨、降雪に関しては、雲がなくても、豊富な水蒸気があれば、
シベリア寒気団並みの冷却を人工的に創造すれば、

 原理的には気象観測用太陽光発電送電用通信用などに使用されている赤外線、マイクロ波「電子レンジ効果」によって、

 水を加熱して水蒸気を発生→核(エアロゾル)を空中にばら撒いて水滴化(雲粒化)→水滴を凝集(雨粒化)させて約1mm径以上に増粒(大粒化) →降雨(落下 気温が低ければ雪

 加えて、重要なことは

 ある程度発達した積雲や層積雲の上部では温度は0℃以下になっているものの、氷点下15℃くらいになるまでは、過冷却と言ってまだ水滴のままであり、雪片の形成に至らず、雨は降らないということから、

「雪片化」させるために、冷蔵庫などで用いられている冷媒を気化させる

「冷蔵庫効果」(冷熱サイクル技術)

 オゾンCO2水素水蒸気窒素酸素放射性塵電離放射線との相互間における何らかの反応を

 大気上空に導入すれば、

 ストークスの法則に則って、気流に打ち勝って、大量の雨()が降るのでは?と素人的に期待しています。

 ちなみに、水の性状がどのように変化して、水滴化(雲粒化)→水滴を凝集(雨粒化)させて約1mm径以上に増粒(大粒化)→降雨(降雪)に至るイメージをわかり易く記載している参考情報を追記しました。

自然の摂理から環境を考える 2012年11月14日
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2012/11/001223.html
(一部抽出して引用しました。)

「・・・

■自然の摂理からみる人工降雨技術の仕組み


人工的に雨を降らせるためには「雨雲を作る」仕掛けか、もしくは「雨雲から任意に雨を降らせる」仕掛けを用意できればよいのです。ロシアの場合は後者を実用化した技術だと考えられます。


これまで【気候シリーズ】の過去記事では、雲が出来るには水だけでは不十分で水が集まるための核が必要であることを紹介しました。

「雲ができるのはなんで?②~鍵を握っているのはエアロゾルと宇宙線~」より引用

 液化した大気中の水が雲の粒になる鍵を握っているのが、エアロゾルと呼ばれる大気中の微粒子です。その正体は土ぼこり、火山灰、工場の煤煙、海の波しぶきが蒸発してできた海塩粒子などです。
そもそも水は極性があり、様々な物質とくっつきやすい特性を持っています。特に電位を帯びた微粒子があるとそれが凝結核となって水が集まることで雲の粒ができるのです。

雨粒の「種(シード)」になるものを雨雲の中に散布することで雲粒を雨粒に成長させるので、「シーディング」と呼ばれます。シーディング法で使う「種」は、冷たい雨雲と暖かい雨雲で異なります。・・・・」とのこと。*1μm=0.001mm

 (世界各国ではどのように考えて気象操作しているかについては割愛。)

既報にも記載しましたが、もう一つ重要なことは

 今回のゲリラ豪雪地域は今まで降雪が少ない地域であるのになぜこのようなことになったのか?なぜ今回たまたまの大雪となったのか?個人的には現状不詳。
 
 ゲリラ豪雷雨などに関する基本的な考え方は
 「マクロ的には偏西風などの気流に影響されて雷雲が均一に移動していると想われますが、「ミクロ的には大地の地質の表面電荷(+、-)、地形(凹凸)の違い、すなわち2次的な引力が影響して、雷、雷雲(雷雨)が場所を選ぶ傾向があるのでは?」」 と妄想していますが、

参考投稿:
異常気象に係る記載(その27:ゲリラ雷雨(豪雨)の原因に係る考察)
(2013-06-21)

 山梨県河口湖周辺、甲府・群馬県前橋・埼玉県熊谷は火山帯周辺であることから、火山活動の活性化が遠因としてあるのでは??と妄想されます。

 火山活動の活性化によって、
海水温の上昇(水蒸気の増加、低気圧)、
大気イオン、エアロゾルの増加(雲を形成するの増加)
降雪量の増加

ちなみに、大気イオンとは
関連投稿:
火山帯活動の活性化に係る記載(その1:大気イオン、火山性ガスの異常と地震との関係について)
(2013-04-14)

大気イオンを発生させるエアロゾルとして
地震および津波に係る記載(その48:地震の予兆という大気イオン濃度と気象との関係)(2013-04-24)の引例

大気イオン地震予測研究会 e-PISCO
大気イオン濃度と気象(降水量・相対湿度・蒸気圧・露点温度)との関係

http://www.e-pisco.jp/result/soturon/2001/kawata.html

帯電エアロゾル210Pbのサンプリングと測定

はじめに
 本研究室では,帯電エアロゾルの大気中の濃度異常が地震前兆の指標となると考え,1998年4月より24時間連続で帯電エアロゾルを測定している.大気イオンは主に大気や地殻中の放射性核種からの電離作用,レナード効果,落雷時の放電などにより大気構成分子が電離されて生成すると考えられている.しかし,放射性核種,ラドンガスの崩壊による210Pbはそれ自身が帯電エアロゾルであり,これに注目して研究を行った.

 

大気中の鉛-210
 地震前兆時の帯電エアロゾル発生は主に大気や地殻中に含まれる放射性核種,ラドンによるのものとされている(弘原海他,1999). 

 ラドン(222Rn)はウランの崩壊によって生成される娘核種で,地殻変動によって地中から,希ガスとして放出される.222Rnは壊変を起こし3つの壊変生成物(218Po,214Pb, 214Bi)を経て210Pbができる.この210Pbは,半減期も22.3年と長く,自然界のみに存在する.これを核として大気中のエアロゾルが付着したクラスター構造をもつ.この帯電エアロゾルは地震前兆の指標となると考えられている.本実験ではフィルターを用いて大気中の帯電エアロゾルを捕集し,Ge-LEPSを用いて210Pbの直接確認を行った.・・・という。

 もし火山活動の活性化が原因??であるならば、既報大地震の前兆か?茨城県でボラが大量発生!という。(【再掲】地震予兆いろはカルタの紹介)(2014-02-06) の前兆にならなければと杞憂します。

というのは、火山活動の活性化異常気象など天変地異有象無象の影響を与えていることを杞憂していますが、 

 マグマ噴出による火山噴火は然ることながら、地震、台風とも関連していることに加えて、

 個人的には、今回の未曾有?の「南岸低気圧」の発生についても、
既報小笠原の新島、8倍に成長というが、火山帯周辺の海水温度上昇に対する雑感(2014-01-05) に記載しましたが、海底火山の活動の活性化によってクレーターからは煙が渦巻き、水蒸気や灰、岩石が噴出していて、周辺の海水温度の上昇にも影響しているのだろうか?
 ひいては地球温暖化を誘起しているのでは?と推察しています。 

参考関連投稿:
火山帯活動の活性化に係る記載(その6:人工噴火に係る情報の収集と雑感)
(2014-01-14)
 


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