水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る今までの情報のまとめ(~'13-3-16)

2013-03-20 | 環境放射能関連

'13-3-16投稿、3-20修正・更新

 未曾有の大震災によって、福島原発から環境(水)中に漏洩した放射能の影響と浄化に係る記載を39回にわたって調べてきました。
3.11原発事故の放射能漏洩による環境汚染およびそれに伴う被爆の危険性に関して、無知であったが故に、さまざま放射能漏洩に係る数次災害をインターネットによって調べて断片的に投稿してきました。

 浄化に係る最近の状況は改善の兆しすら見えず、むしろ今まで公開されていなかっただけで、「やはりそうだったのか」という情報のみ目立ちます。当事者、担当者の利害関係も絡んだ情報の隠蔽、偽装など多かったのか?とも思われます。

  今後永遠に続きそうなその影響については、とりあえず、今まで断片的に調べたことによって、個人的な知見として一定の水準に達したと考えて、原発事故から2年をひとつの区切りとしてこのテーマを整理して終了します。

 しかし、個人的には調査の過程において、原発事故によって、今までの安全神話は確実に崩れて、また漏洩放射能以外の様々な環境放射能のもたらす諸悪も知ることが出来たとも思っています。

 今後は、整理した今までの参考情報にベースにして、多角的に環境放射能関連の記載を調べて、妄想?誤解?を予め断りながら、自分なりのコメントも追記したいと思っています。

今までの投稿:

環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係るその後の記載
(’12-11-05~  その30~39)

(その30):除染の不法疑惑
 東京電力福島第1原発事故で、国が直轄で行っている避難区域の除染をめぐり、請負業者の一部が汚染土壌や草木を川に捨てたり、汚染水を回収していなかった可能性があるとして、環境省が実態調査に乗り出すことが明らかになった。・・・

(その31):放射性物質を含む下水汚泥の処置について
 放射能汚染廃棄物の全体像を模式的に示したものです。廃棄物の処理処分が滞ると、除染活動や復興、通常の生活活動・産業活動に大きな支障を来すことになるという。・・・

(その32):東電、汚染水を海へ処理後放出に係る雑感
 ストロンチウム(S)、Pb(鉛)、Ni(ニッケル)、Co(コバルト)は公害防止法の水質汚濁法で定められている重金属でもあり、これらの放射性物質など環境汚染物質のないきれいな水への再生が必要と思われます。・・・

(その32-2):汚染水を海へ放出に漁業関係者が大反発
 福島第一原発の放射性物質を含んだ汚染水について処理装置で放射性物質を除去した後に海に放出する方針を明らかにしたことに対して、県内の漁業関係者からは怒りの声が上がった。という。 問題は放出される水に含まれている放射能の種類および正味重量であり、原発漏洩事故前において、法定内で今までの原発が排出していた質・量と比較して、どのくらいなのか?と個人的には想われます。・・・

(その33-1):放射能はどのように壊変していくのか? (その33-2)
 
環境中の存在量比率、さまざまな放射能の正体は崩壊することによって、日々変化していると思われます。 その影響度について、現状よく解っていません。

 20世紀半ばから半世紀来発生している人工的な放射能についてはある程度推測はできると思われますが、地球誕生以来の宇宙、地下からの放射能については、その歴史は長く、その実態が及ぼす影響は想像の域を脱しています。・・・

(その34):想定外の福島原発、ひしめく汚染水タンク
 増え続ける原子炉冷却水のため、汚染水処理が間に合わなくなった?ためかどうか定かではありませんが、処理装置で放射性物質を除去した後に海に放出する方針を明らかにしたという
 大地震・大津波が発生したら大変な事態となると思っていますが、同じ太平洋プレート境界のソロモン諸島で大地震が発生している情報から不安が募ります。・・・

 (その35):福島原発汚染水処理の計画について
 
福島原発の汚染水タンクが敷地内にひしめき、地下水が400~500トン/日流入していることが報道されましたが、今回は海に放出するために新しく増設した汚染水処理の今後の稼動スケジュールなど現状に係る記載を調べました。・・・

(その36):汚染水処理軌道に乗らず 新たな問題発生
 別報に記載のわが国への大陸からの大気汚染物質飛来より、現状、はるかに気になります。
 耐久性より増設優先 福島第一 急造タンク群 3年後破綻

また、
 福島第一にたまる処理水には、排出が認められる法定限度(1立方センチ当たり60ベクレル)の約38倍の約2300ベクレルのトリチウムが含まれている。新しい除染装置で処理しても原子炉内で発生する放射性物質の一つで、三重水素とも呼ばれるトリチウムはそのまま残る。水と非常に似た性質のため、現在、大量に処理する技術はない。・・・

(その38):福島汚染水除去設備トリチウムを減らせず
増え続ける汚染水=決め手なく、タンク保管-海洋放出難しく・・・

 

(その37):農地の除染に適した顔料が見つかったという。
 農業・食品産業技術総合研究機構(茨城県つくば市)は28日、放射性セシウムを吸着できる薬剤9種類を調べた結果、
プルシアンブルーという顔料使った薬剤に、福島第1原発事故の除染に使われている鉱物ゼオライトを上回る吸着効果があることが分かったと発表した。・・・

(その39):放射性セシウム、電気で7割除去可能という。
 
過去、提案された数々の除染方法において、除染後の放射能が付着した材料、電極、および排水、廃棄物などを最終的にどのように処分するのか?原発使用済み燃料棒と同様、各システムのトータルコストを判断する重要な要素と思われます。・・・

関連投稿:

トリチウム、トリチウム水の発生に係る情報  ふげん排気筒でトリチウム値上昇

環境中の放射能、黄砂、大気汚染微粒子および有害ガスの与える疾病の因果関係は現状不詳? 徹底究明を!

福島第一原発 汚染水の海洋放出に半世紀以上!?という。 環境水の性状異変に影響するのか?

「海水中に存在する微量元素」の変動要因に係る記載(追加:環境放射能の影響)

(その1:地下水の放射能汚染はどのようにして起こるのか?)(2012-11-22 )
(その2)(2012-11-23)

放射化現象に係る投稿(その2:環境放射性物質が影響する諸悪について)
(2012-12-10)

 「放射化現象」は一般的には理解し難い言葉ですが、

 地下マグマ、宇宙、原発、核実験などから環境中に放出されている

 巨大なエネルギーを持つ放射性物質(主に、エアロゾル化している大気圏放射能)からのアルファ線、ベータ線、中性子線による放射化もしくは励起によって、環境中のさまざまな物質を励起してガンマ線、紫外線などの有害な電磁波を発生させて最終的には熱になる可能性が推察されます。詳しく見る>>

参考資料:
環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る
今までの記載の整理
(<<詳しくは)
(~’12-11-05  ~その29)
環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る今までの記載の羅列
(2012-02-27)

関連投稿:
放射能拡散に係る記載(その1:拡散距離要因)
米のセシウム汚染

海水の放射能汚染

マイクロスポット地域

放射線に係る基礎的な記載 詳しく見る>>
環境中の放射化現象に係る記載 詳しく見る>>
内部被曝に係る投稿(’11-06-27~'12-05-12)
・生物学的半減期に係る記載 詳しく見る>>

生物多様性に係る投稿('10-10-11~'12-05-08)

異常気象など天変地異 地震・津波に係る投稿

参考情報:
最近の放射能拡散状況、他:
NANOHANA(http://nanohana.me/

 


 


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