'14-02-22投稿、追加・修正
3.11による福島原発事故による未曾有の放射能汚染の長期化によって、汚染した食糧による内部被爆による後遺症の発現に対して杞憂を抱く日々ですが、福島第一原子力発電所で19日夜、山側のタンクからまたまた放射能が漏洩したという。
放射能は台風、ゲリラ豪(雷)雨、突風などによって、飛散・沈積による再拡散を繰り返していますが、2020東京五輪を含めて、福島原発の収束と漏洩放射能の除染は今後、全世界の衆目の課題となり、国を挙げての収束に期待していますが、・・・。
NHK NEWS WEB 2月20日 12時18分
極めて高濃度 汚染水100トン漏れる
「東京電力福島第一原子力発電所で19日夜、山側のタンクから極めて高濃度の放射性物質を含む汚染水が漏れ、およそ100トンがタンクを囲うせきの外に流出しました。
東京電力は、配管の弁の故障などで、移送していた汚染水が予定していなかったタンクに入ったため、あふれたとみて調べています。
19日午後11時半ごろ、福島第一原発4号機の山側にある汚染水をためるタンクから、水が漏れているのをパトロール中の作業員が見つけました。
東京電力が調べたところ、水はタンクの天板の継ぎ目から漏れ、雨どいをつたって、タンクを囲うせきの外に流出していたということで、隣接するタンクに水を移して、水位を下げるなどして、発見から6時間余りで漏えいが止まったことが確認されたということです。
せきの外に流出した汚染水の量はおよそ100トンとみられ、放射性ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が、タンクからの汚染水漏れとしてはこれまでで最も高い、1リットル当たり2億3000万ベクレルという極めて高い濃度で検出されました。
また、セシウム137も国の海への放出基準の100倍余りの1リットル当たり9300ベクレルと高い濃度で検出されました。
東京電力は20日午前、臨時の記者会見を開き、「心配をおかけして大変、申し訳ありません」と陳謝しました。
原因については、処理設備から汚染水を移送する配管の途中にある1つの弁が故障していた疑いがあるほか、本来、閉まっているはずの別の2つの弁も開いていたため、予定していなかったタンクに汚染水が入り、あふれたと説明しています。
また、19日午後2時すぎ、タンクの水位が高まったことを示す警報が鳴りましたが、直後のパトロールでは異常に気付かなかったということです。
東京電力は、汚染水が漏れたタンクの近くに排水路がないため、海への流出はないとしていますが、詳しい状況を調べるとともに、漏れた汚染水や汚染水がしみ込んだ土の回収を進めることにしています。
規制庁が対応を指示
東京電力福島第一原子力発電所で、タンクから極めて高濃度の汚染水が漏れ出したことについて、原子力規制庁は、放射性物質がしみこんだ土を回収することや、同じタイプのタンクにも漏えいがないかなどを早急に調べて報告するよう、東京電力に指示しています。
漏れた汚染水の濃度は
漏れた汚染水からは、ベータ線と呼ばれる種類の放射線を出す放射性物質が、1リットル当たり2億3000万ベクレルという極めて高い濃度で検出されました。
この汚染水には、主に放射性物質のストロンチウム90が含まれていて、2億3000万ベクレルを、ストロンチウム90の海への放出基準と比較すると、760万倍余りに当たります。
漁業者から不安の声
汚染水がタンクから漏れたことについて、福島県沖で試験的な漁を行っている地元の漁業関係者からは、不安の声が聞かれました。
いわき市漁協の矢吹正一組合長は、「漏れた汚染水は100トンと半端な量ではない。
試験的な漁を始めた状況で、全国の消費者に不安を与えることにつながるのではないか心配だ」と話しました。
また、相馬双葉漁協の佐藤弘行組合長は、「人為的なミスによるものだとしたら絶対にあってならないことだ。
こうした事態が続けば漁業者の東京電力に対する信頼感が失われ不信感が増す。
汚染水を増やさないための地下水を、海に放出する地下水バイパスの対策への協力にも影響しかねない」と話しました。」という。
その後、どのようになっているのか?調べてみました。
NHK NEWS WEB 2月21日 7時11分
閉まっているはずの弁開いていた経緯調査http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140221/k10015411711000.html
「東京電力福島第一原子力発電所で、山側のタンクから極めて高濃度の放射性物質を含む汚染水およそ100トンが敷地内の地面に流出した問題で、東京電力は原因として指摘されているタンクに汚染水を送る配管で、本来閉まっているはずの弁が開いていた経緯などを詳しく調べ、再発を防ぐ対策を検討することにしています。
この問題は、福島第一原発4号機の山側にあるタンクに水が入りすぎ、19日から20日にかけてタンクの天板と側面の板の継ぎ目から汚染水およそ100トンが周辺の地面に流出したものです。
流出した水からは、放射性ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が、タンクからの汚染水漏れとしてはこれまででもっとも高い、1リットル当たり2億4000万ベクレルという極めて高い濃度で検出されました。
原因について東京電力は、汚染水を処理設備からタンクに移送する配管の途中にある、本来閉まっているはずの3つの弁のうち、1つは故障していた疑いがあり、別の2つの弁も開いていたため、予定していなかったタンクに汚染水が入りすぎ、あふれたと説明しています。
東京電力は、故障の疑いがある弁の状態やほかの弁がなぜ開いた状態になっていたのかを詳しく調べることにしています。
また漏えいが見つかる9時間以上前の19日午後2時すぎ、タンクの水位が高まっていることを示す警報が鳴っていました。
しかしその後、タンクの水位計のデータは反対に水位が急に低下したことを示したため、警報は水位計の故障によるものと判断しタンク周辺のパトロールはしたものの、タンク内の確認はしなかったということです。
このため東京電力は、警報が鳴ってからの作業員の対応なども調べ、再発を防ぐ対策を検討することにしています。
相次ぐタンクからの汚染水漏れ
福島第一原発では、これまでにもタンクからの汚染水漏れが問題になり、東京電力はパトロールの強化やタンクを監視する水位計や警報機の設置といった対策を進めてきました。
去年8月には、4号機の山側にあるタンクから高濃度の放射性物質を含む汚染水300トン余りが漏れました。
これついて原子力規制庁は、漏れた汚染水に含まれる放射性物質の推定量などから国際的な原子力事故の評価基準に基づく評価を、8段階あるうちの上から5番目の「レベル3」としました。
去年10月には、4号機の山側にある別のタンクの上部から高濃度の汚染水が漏れ、調査の結果、傾斜のある場所のタンクに水を入れすぎたのが原因と分かりました。汚染水は今回と同じようにタンクの天井部分から漏れて点検用の足場を伝って「せき」の外に漏れていました。
こうした汚染水漏れが相次いだことを受けて、東京電力は異常をいち早く発見するためのパトロールの強化やタンクを監視する水位計や警報機の設置といった対策を進めてきましたが、今回はこうした対策が生かされませんでした。
また、今回漏れ出した汚染水はタンクの周りに取り付けられた雨どいを伝ってタンクを囲うせきの外に流れ出しました。
この雨どいは、せきの中にたまった汚染水を雨水によって増やさないよう取り付けられたものですが、今回のように雨どいの上の部分で汚染水が漏れると、せきの外への流出につながるため東京電力は対応を検討するとしています。」とのこと。
⇒放射性ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が、タンクからの汚染水漏れとしてはこれまでで最も高い、1リットル当たり2億3000万ベクレルと極めて高い濃度で検出されたというが、個人的にはよくわかっていません。
今回の事故に対して、どのような背景にあるのか?諸氏がどのように考えているのだろうか?調べてみました。
ガールズ チャンネル
1リットル当たり2億3000万ベクレル
http://girlschannel.net/topics/98925/
(一部、抽出しました。)
「・・・
・東京オリンピックまでに何とかしてほしい
これ以上おもらししてたら開催も危ういよ
仮設住宅にベンツ・BMW・レクサスなどの高級車が止まってる実態。
福島市内では 高級車の売り上げが著しく増えたそうです。
車の購入者は 原発で避難してきた方々が多いそうです。
仮設住宅に済んでいて税金で暮らしている避難民達に高級車が必要ですか?
お金の支給は
すぐにでも やめるべきです。
働きもせずに パチンコ 遊び ショッピング 旅行…
こんな生活を続けさせていたら、この人達、本当に人としてダメ人間になり生きられなくなりますよ
・福島の人間です。誤解されたくないからいいますがお金を頂いてるのは一部の避難民だけです。
ほとんどの福島県民は何の保障もなく暮らしてます。
潤ってパチンコなどをしてるのは原発周辺にすんでいた避難民だけです。
家を借りられる・建てられる多額のお金を既にもらってるはずなのに 彼らは今もって自立もせずに
仮設住宅にすみついてます。
里に帰りたいと言いますが、この現状であり
もう、住めないとわかってるはずです。
避難民は減るどころか 仮設住宅は まだ 増設されつづけてます。
避難民達にはお金ではなく
そろそろ自立を勧める方針に転換すべきです。
こんな人達に国民のお金(税金)を湯水のように使ってたらキリがありません。
医療費はタダ。全ての税金は免除されてる…
生活保護者ではないでしょう?
・皆さん 驚かれると思いますが信じられない話をしましょう
東電や国で避難民にお金をくれる条件は
仮設住宅に住んでいる
働いたら貰えない…だそうです。(何故!?)
避難民達だってバカじゃないから 仮設にすみ続け 働かない訳ですよ
それが実態。
東電も国も悪いんですよ
魚介類は尚更怖い。
・海への流出を最小限にするのに埋め立てちゃダメなの??埋め立てて山からの水がくるなら山を削ったり、ダメなの??これ平和ボケしてて大事になってないけどとんでもないことなんでしょ?昔茨城の東海が臨界事故起こした時に避難したけどそのレベルと比較してほしい。誰かわかる人教えてください( ; ; )
・もうきっと止められる技術者がいないんだよ
・別の国の技術者に漏れないタンクの案を出して貰った方がいいよ
ダダ漏れじゃん
・これほんとに大丈夫なの?
福島の人はもちろん日本全体や世界への影響は?
実際大々的には報道されないけど動物や人体に影響は出てるんだよね?
こんなこと続いてたら日本も中国の大気汚染のこととか言えないんじゃないかな...
もちろん別問題だけど。
原発を何とかしないと、この先もっと漏れるよ
・原発から足を洗わないのはアメリカが絡んでるから
トルコで何かあったらどうするの?
日本のときのように、無関係のように見てるだけでしょうね。ただちに影響は無いって言いながら。
デメリットの方が大きいモノなんて使うべきじゃないし、他国に輸出するもんじゃない。何かあれば日本が悪に見られるんだから。
今世紀最悪の原発事故の由縁。
三菱重工業、東芝、日立製作所の原発担当幹部とゼネコン幹部、計5人が同行した。道中、ある社の幹部が小泉にささやいた。「あなたは影響力がある。考えを変えて我々の味方になってくれませんか」
小泉が答えた。
「オレの今までの人生経験から言うとね、重要な問題ってのは、10人いて3人が賛成すれば、2人は反対で、後の5人は『どっちでもいい』というようなケースが多いんだよ」
「いま、オレが現役に戻って、態度未定の国会議員を説得するとしてね、『原発は必要』という線でまとめる自信はない。今回いろいろ見て、『原発ゼロ』という方向なら説得できると思ったな。ますますその自信が深まったよ」
3・11以来、折に触れて脱原発を発信してきた自民党の元首相と、原発護持を求める産業界主流の、さりげなく見えて真剣な探り合いの一幕だった。
呉越同舟の旅の伏線は4月、経団連企業トップと小泉が参加したシンポジウムにあった。経営者が口々に原発維持を求めた後、小泉が「ダメだ」と一喝、一座がシュンとなった。
その直後、小泉はフィンランドの核廃棄物最終処分場「オンカロ」見学を思い立つ。自然エネルギーの地産地消が進むドイツも見る旅程。原発関連企業に声をかけると反応がよく、原発に対する賛否を超えた視察団が編成された。
原発は「トイレなきマンション」である。どの国も核廃棄物最終処分場(=トイレ)を造りたいが、危険施設だから引き受け手がない。「オンカロ」は世界で唯一、着工された最終処分場だ。2020年から一部で利用が始まる。
原発の使用済み核燃料を10万年、「オンカロ」の地中深く保管して毒性を抜くという。人類史上、それほどの歳月に耐えた構造物は存在しない。10万年どころか、100年後の地球と人類のありようさえ想像を超えるのに、現在の知識と技術で超危険物を埋めることが許されるのか。
帰国した小泉に感想を聞く機会があった。
−−どう見ました?
「10万年だよ。300年後に考える(見直す)っていうんだけど、みんな死んでるよ。日本の場合、そもそも捨て場所がない。原発ゼロしかないよ」
−−今すぐゼロは暴論という声が優勢ですが。
「逆だよ、逆。今ゼロという方針を打ち出さないと将来ゼロにするのは難しいんだよ。野党はみんな原発ゼロに賛成だ。総理が決断すりゃできる。あとは知恵者が知恵を出す」
「戦はシンガリ(退却軍の最後尾で敵の追撃を防ぐ部隊)がいちばん難しいんだよ。撤退が」
「昭和の戦争だって、満州(中国東北部)から撤退すればいいのに、できなかった。『原発を失ったら経済成長できない』と経済界は言うけど、そんなことないね。昔も『満州は日本の生命線』と言ったけど、満州を失ったって日本は発展したじゃないか」
「必要は発明の母って言うだろ? 敗戦、石油ショック、東日本大震災。ピンチはチャンス。自然を資源にする循環型社会を、日本がつくりゃいい」
もとより脱原発の私は小気味よく聞いた。原発護持派は、小泉節といえども受け入れまい。5割の態度未定者にこそ知っていただきたいと思う。
・1月に発表した貿易収支が、過去最大の貿易赤字でしたね。あれの発電用化石燃料の輸入金額は水増しされてます。
化石燃料の輸入に27.4兆円払い、原発停止で3.6兆円も多く支払っているので、このままいくと貿易赤字が増すばかりだという原発必要論を政府は唱えています。
発電用の化石燃料の輸入、いわゆる「焚きまし」が増えていることは紛れもない事実です。原発が動いていた10年11月と停止した13年11月を比べると、輸入額は63.4%増え、2兆2574億円。そのうち火力発電に使うLNGの輸入量は115.8%増、石炭は8.9%増。ただ、輸入数量は輸入金額ほどに伸びていません。貿易赤字や化石燃料の輸入を原発停止のせいにだけするには、はじめから無理があるのです。
一連の数字にもすぐ誤りとわかる大きなまやかしがあります。つまり、ガソリンに使われる原油の輸入も含めた輸入金額増で、大きく水増ししているのです。例えば、液化天然ガス(LNG)は70~80%が火力発電に使われるが、原油の大半はガソリン用であり、発電用はせいぜい6~7%にすぎません(精製後の重油が発電用として使われるが、直接発電用ではない)。ちなみに、石炭は約30%が発電用です。それを化石燃料全体の輸入27.4兆円がすべて発電用のごとく誤解を与えているのです。
~(後略)