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file .301 Larry WALKER【ラリー・ウォーカー】

2012-04-19 | ABC
【Boogie】
Larry WALKER

高校時代はアイスホッケーの選手だったウォーカー、
ほぼ野球未経験だったにも拘らず、
その身体能力の高さを買われて、1984年、
エクスポズに入団。

1990年、打率.241 19本塁打 51打点 21盗塁をマークし、
チームのレギュラーに加わると、着々と力を付け、
92年には打率.301 23本塁打 93打点 18盗塁。
オールスター出場、ゴールドグラブ受賞、MVP投票5位…と
リーグを代表するスラッガーに成長を遂げた。

95年、ロッキーズに移ると、さらに打撃が開花。
この年、打率.306 36本塁打 101打点、
97年には、打率.366 49本塁打 130打点 33盗塁でMVP受賞。
98年、打率.363 23本塁打 67打点で首位打者獲得、
99年も打率.379 37本塁打 115打点で2年連続の首位打者に輝いた。

当時のロッキーズにはトッド・ヘルトン、
ヴィニー・カスティーヤ、ダンテ・ビシェット、
アンドレス・ガララーガといったパワフルな面々が揃っており、
特に97年はガララーガ、ウォーカー、カスティーヤが40本以上の本塁打を放ち、
相手投手を恐怖に陥れていたが、
ウォーカーは打撃だけでなく、走塁、守備も一級品。
90年代屈指の5ツールプレーヤーであった。

2000年、肘の怪我で87試合の出場にとどまったが、
2001年は打率.350 38本塁打 123打点と復活。

その後、2004年のシーズン途中にカージナルスへ移籍すると、
二番打者としてアルバート・プホルスらとチームを牽引。
チームを地区優勝に導くと、プレーオフでも大活躍。
惜しくも世界一には及ばなかったが、
その存在感を大いに知らしめた。

もともと故障に泣かされがちだったウォーカー、
シーズン140試合以上の出場は17年のキャリアで4度のみ。
2005年、肘の怪我とヘルニアに苦しめられ、
この年限りで現役を引退した。

陽気な性格で知られ、
オールスター出場時にランディ・ジョンソンと相対した際、
頭部後方に暴投したジョンソンに対し、
ヘルメットを後ろに被り、右打席に立ってみせるというパフォーマンスを演じた事もある。
さらに『3』の数字に異常なまでの拘りを持ち、
現役中の背番号は全て『33』
結婚式の開始時間も3:33分に設定する程だった。

首位打者3回、本塁打王1回、ゴールドグラブ7度受賞、
オールスター5度出場。

まさに時代を代表するスーパープレーヤーであった。

通算1988試合 2160安打 打率.313 383本塁打 1311打点 230盗塁。