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file .297 Tino MARTIEZ【ティノ・マルティネス】

2011-09-28 | MNO
【バンティーノ】
Tino MARTIEZ

1988年、マリナーズから1位指名を受けプロ入りしたマルティネス。
大学時代に強打者として名を馳せ、ドラフト後に開催されたソウル五輪では
四番打者としてアメリカの金メダル獲得に多大な貢献を果たした。

1992年に打率.257 16本塁打 60打点をマークし、
チームのレギュラー選手に成長したマルティネスは、
95年には打率.293 31本塁打 111打点・・・ようやくその才能を開花させた。

翌96年はヤンキースにトレード移籍。
117打点をマークし、チームのリーグ優勝に貢献。
ポストシーズンでは不振を極め、ブレーブスとのWSでは
打率.091 0打点とドン底の絶不調に陥るも、
チームは世界一に輝いた。

97年、打率.296 44本塁打、141打点とMVP級の成績を残すと
98年以降、4年連続で90打点以上を叩きだすと共に、
ポストシーズンでも印象に残る活躍をみせ、
98~2000年の3年連続世界一に大きく貢献。
派手さは無いものの、勝負強いバッティングと堅実な守備。
勝利に対する飽くなき姿勢はポール・オニールと双璧で、
トーリヤンキース黄金期の棟木としてチームをガッチリと支えた。

2001年、打率.280 34本塁打 113打点と
変わらぬ打撃でチームのWS進出の一翼を担ったマルティネスだったが
02年にチームに加入したジェイソン・ジアンビに追われるように
カージナルスにFA移籍。
引退したマーク・マグワイアの後釜として大いに期待されるも
打率.261 21本塁打 75打点・・・と
前年の数字を下回る成績に終わり、
翌03年も同様に全盛期の打撃には程遠い内容に終わった。

04年、デビルレイズへトレード移籍し、
05年は古巣ヤンキースへ復帰。
ジアンビのバックアップ的な役割を期待されての
ヤンキース加入だったが、
開幕戦では打席に立つと客席総立ちの歓声で迎えられ、
変わらぬNYでの人気ぶりを証明した。

結局、05年限りで現役を引退。
通算1925安打、339本塁打、1271打点、打率.271