【Newk】
Don NEWCOMBE
ニグロ・リーグのニューアーク・イーグルスで活躍していたニューカムが
ブルックリン・ドジャースと契約を交わしたのは1946年。
メジャーデビューを果たしたのは1949年。
3年間、待たされたフラストレーションを一気に爆発させたニューカムは、
この年、防御率3.17、17勝の大活躍。
チームをリーグ優勝に導き、
ワールドシリーズでは、2敗を喫するが、
ヤンキース相手に好投を見せ、その勇姿を選手やファンの心に焼き付けた。
翌50年、防御率3.70、19勝
51年には、防御率3.28、20勝、リーグトップの164奪三振.....と、
早くも、ドジャースのエースに君臨していたニューカムであったが、
52~53年は兵役のため、チームを離れた。
豪速球とカーブが武器のニューカム、
未だ、人種差別が幅をきかせていたこの時代、
白人打者相手に闘志むき出しの投球で、
相手を震え上がらせた。
敵軍コーチから、人種絡みの汚い野次を飛ばされた時には
打者に対して、頭部を狙ったかのようなピッチングで威嚇。
恐怖にかられた、その打者は
味方ベンチの、コーチに対し、
「てめえ黙りやがれ!! 俺が殺されるだろう!!」と
キレる始末であったという。
54年、兵役から戻っていたニューカムは、
身体のキレが戻らず、防御率4.55、9勝と調子を崩すが
翌55年は見事復活。
防御率3.20、20勝の好成績で
チームのワールドシリーズ進出に大きく貢献。
シリーズでは、1試合で6失点を喫し、
勝利投手にはなれなかったが、ドジャースは見事、優勝。
宿敵ヤンキースを倒しての世界一を果たし、
ニューカムも、大いに仲間と喜びを分かち合った。
56年は防御率3.06、27勝.....と大活躍、
MVPとサイ・ヤング勝のダブル受賞を果たしたが、
新人王、シーズンMVP、サイ・ヤング勝を全て獲得した選手は
今のところ、このニューカムのみである。
その後、ニューカムは
チームがブルックリンからLAに移ると、
大きく調子を崩し、58年シーズン途中でレッズへ移籍、
59年に防御率3.16、13勝をマークするなど奮闘したが
60年を最後にメジャーのチームで投げる事は無かった。
ちなみにメジャー時代から、野手顔負けの打撃力を見せつけていたニューカム。
通算打撃成績は、打率.271、15本塁打、108打点を誇り、
62年、外野手として日本のドラゴンズで活躍した際には、
81試合で打率.262、12本塁打、43打点をマークした。
メジャー通算149勝、防御率3.56、1129奪三振。
Don NEWCOMBE
ニグロ・リーグのニューアーク・イーグルスで活躍していたニューカムが
ブルックリン・ドジャースと契約を交わしたのは1946年。
メジャーデビューを果たしたのは1949年。
3年間、待たされたフラストレーションを一気に爆発させたニューカムは、
この年、防御率3.17、17勝の大活躍。
チームをリーグ優勝に導き、
ワールドシリーズでは、2敗を喫するが、
ヤンキース相手に好投を見せ、その勇姿を選手やファンの心に焼き付けた。
翌50年、防御率3.70、19勝
51年には、防御率3.28、20勝、リーグトップの164奪三振.....と、
早くも、ドジャースのエースに君臨していたニューカムであったが、
52~53年は兵役のため、チームを離れた。
豪速球とカーブが武器のニューカム、
未だ、人種差別が幅をきかせていたこの時代、
白人打者相手に闘志むき出しの投球で、
相手を震え上がらせた。
敵軍コーチから、人種絡みの汚い野次を飛ばされた時には
打者に対して、頭部を狙ったかのようなピッチングで威嚇。
恐怖にかられた、その打者は
味方ベンチの、コーチに対し、
「てめえ黙りやがれ!! 俺が殺されるだろう!!」と
キレる始末であったという。
54年、兵役から戻っていたニューカムは、
身体のキレが戻らず、防御率4.55、9勝と調子を崩すが
翌55年は見事復活。
防御率3.20、20勝の好成績で
チームのワールドシリーズ進出に大きく貢献。
シリーズでは、1試合で6失点を喫し、
勝利投手にはなれなかったが、ドジャースは見事、優勝。
宿敵ヤンキースを倒しての世界一を果たし、
ニューカムも、大いに仲間と喜びを分かち合った。
56年は防御率3.06、27勝.....と大活躍、
MVPとサイ・ヤング勝のダブル受賞を果たしたが、
新人王、シーズンMVP、サイ・ヤング勝を全て獲得した選手は
今のところ、このニューカムのみである。
その後、ニューカムは
チームがブルックリンからLAに移ると、
大きく調子を崩し、58年シーズン途中でレッズへ移籍、
59年に防御率3.16、13勝をマークするなど奮闘したが
60年を最後にメジャーのチームで投げる事は無かった。
ちなみにメジャー時代から、野手顔負けの打撃力を見せつけていたニューカム。
通算打撃成績は、打率.271、15本塁打、108打点を誇り、
62年、外野手として日本のドラゴンズで活躍した際には、
81試合で打率.262、12本塁打、43打点をマークした。
メジャー通算149勝、防御率3.56、1129奪三振。