藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

秋も深まって来つつある

2020-10-26 09:53:10 | 日記・エッセイ・コラム

 朝10時、日が当たって温まった飛び石の上に、「アキアカネ」。 

      

夜は、冷え込みが強くなってきたので、冷えた体を温めるため、飛び石の上から逃げないのだ。 庭に植えたキュウリも終わりが近づいて、いよいよ年の暮を待つ風情になりつつある。 地元のNHKの夕方の番組に、わが孫殿とその友人5人が出演したそうだ。 ネットで、五人が自習をした時、そのうちの一人の発案で、TVの天気予報の放送に、参加して、「〇〇さん、明日の天気はどうかいね?」と呼びかけ役をやったそうだ。 中学生と言へども、もはやSNSを活用して楽しんでいるようである。 TVでは、松茸などのキノコのニュースが多く流れてくるが、今年は山に行く気さえ起らない状況がある。 それは、クマの出没ニュースが頻繁に報じられるからだ。 熊さんには、我が家にも一度お越しいただいたが、市役所の対策係が信じなかった。 その三日後、堂々と団地内の道をお散歩されていた。 今年は秋が深まると、目撃情報が増えて、日本有数の動物園のある団地で、ツキノワグマが頻繁に目撃され始めた。 太田川を挟んで、数頭の熊さんが餌を求めて行き来しているようだ。 今年はドングリの出来が悪く食糧難になったようである。 私の住む団地の道も、例年ならば車を走らせると、「ぱち、ぱち」と、ドングリを踏みつける音がしてくるが、今年はそれがない。 行き過ぎた自然保護活動が、野生動物を増やしてしまい、人間に被害を及ぼす事態となっている。 団地の法面も、イノシシに掘りつくされている。 蕨の根っこを、昨年掘り起こして食べたのだ。 この被害の復旧は全く進んでいない。 こう言った野生動物の被害は、復旧工事の理由付けができる項目がないのだ。 大雨による水害などはすぐにできるが、・・・・。 イノシシに損害賠償?・・・。 お役所も困り果てている。 

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一人暮らしを支えるには(12)

2020-10-25 06:09:24 | 日記・エッセイ・コラム

 つらつらわが身を顧みるに、いつ一人暮らしになるのか解らない年になってきた。 それは、明日かもしれず、逆にわが奥様が一人になるのか、誰も判らない年代になった。 三年前、「マダニ」に侵されて、又、一昨年心不全になって、何時あの世に行ってもおかしくない状況を経験した私だが・・・・。 ICUの部屋で過ごした私としては、「生」ある間に、功徳を積みたい、否、人間としての誇り?としての生き方として、困っている人を見過ごししたくない、という心の動きの中で生活している。 夫婦喧嘩は日常茶飯事だが、相手が在ってはじめて成立する。 相手がいない方々の、生活が予想できない自分がそこにある。 幾十年の友人としての、人間関係が在ったとしても、想像に域を出ることはない。 世の中に対する怒りや、友人に対しての思い、その他色々、生きている限りあることは間違いない。 それらを超えて、助け合うことが本当にできるのだろうかと、常に考えている自分が存在する。 例えば、土砂崩れが派生したとする。 事前に警報が出ると共に、一人暮らしの方を非難させた後、住まいが土砂崩れの被害にあって全壊。 この後住む所も無く、避難所暮らしを延々としなければ成らなくなったとすると、避難の手助けをしたことが、その相手の幸せを守ったのだろうか・・・・?。 後期高齢者の、生へ思いが、私とどう違うのか私には、計り知れない。 ボランティア活動の押し付けでは・・・?。 そんな事も頭をよぎる。

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一人暮らしを支えるには(11)

2020-10-24 04:40:49 | 日記・エッセイ・コラム

 不思議な現象がある。 スーパーBには、高齢者の客が多いい。 それも夫婦連れが多い。 単独の高齢者は、その多くが男性だ。 また、Eと言うスーパーは、女性高齢者が多い。 日曜日になると夫婦二人というパターンが多くみられる。 販売している商品に大きな差はないと思うが、店の存在する場所なのかと思ってみているが、そうでもないようだ。 国道54号と国道191号の交差点周りに3店舗のスーパーがある。 Sという店は、時間つぶしの高齢者が多く存在し、少し高級感がある。 店舗の中にテナントが多く入っているからだろう。 Tという店は、どことなく中途半端という感じで、あまり特徴がないが、同じ敷地内にスーパー銭湯があり、飲食店や、レンタル店が同居している。 Mという店舗は安売り感が強く、若い夫婦や、外国からの出稼ぎの人が殺到している。 特別な品ぞろえではないし、むしろ他の店舗に比べると商品の種類が少ない気がしている。 ただこの店の女性従業員は、年令に関係なく独身者が多いいのが特徴だ。 24時間営業のこの店は、確かに独身者でないと務まらない気がする。 どことなく家庭的雰囲気の漂う従業員が多いい。 その中に、後期高齢者の女性従業員が、4名おいでなのだ。 初めは、4名おられるとは気が付かなかったが、長くこの店に出入りしていて気が付いた。 この4名は、店舗の清掃を専門にしている。 24時間営業中、いつ行っても必ず清掃されている。 この24時間営業という、コンビニ風なスーパーは、確かに24時間清掃業務があることは間違いない。 どのような勤務状態なのか非常に興味がある。 1勤2休なのか、はたまた、16時間勤務1日休みなのか、シフト制なのか・・・・また、この店の特徴は、従業員が変わらないことだ。 他のスーパーを辞めた店員さんもこの店では長く続いている。 こうした職場があると、後期高齢者の就職には助けになることは確かだし、自活の道を開いてくれる。 

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一人暮らしを支えるには(10)

2020-10-23 11:57:02 | 日記・エッセイ・コラム

 広島市立図書館へ出掛けてみると、座席のある所はいつも同じ高齢者が占拠している。 開館前から扉の外で待っており、開館するや読書をする机を占領してしまう。 それは一日中続くのだ。 昼時間も、自分の席には荷物を置いて、他人に占拠させない。 これが毎日のことなのだ。 目を転じると、大型スーパーの休憩場所の椅子も、いつも同じメンバーの高齢者が占拠している。 そこにはTVが設置してあり、利用者は顔なじみのようだ。 ただこの休憩所は、コロナ騒動で、大幅に席の数が減らされたし、TVが撤去された。 そこに屯していた後期高齢者は、いったいどこに行ったのだろうか。 その多くは、同じスーパーの中のゲームセンターの椅子を占拠していた。 昼時には、食事コーナーを高齢者が占拠する。 一品の食事で長時間占拠されたらお店側はたまったものではない。 その他、公民館の談話室は、今や高齢者のサロンとなっている。 増え続ける高齢者の活躍場所の確保はできないのだろうか。 それが出来れば、一人暮らしの高齢者の生きがいになるだろう。 例えば、保育園の保育士不足の問題解決に、ジジババの活用はできないだろうか。 ひ孫の年代の子供の遊び相手、なんてどうだろうか・・・・。

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一人暮らしを支えるには(9)

2020-10-22 09:13:14 | 日記・エッセイ・コラム

 一番恐ろしいのは、孤独死ではなかろうか。 毎朝この団地のメイン通りを、後期高齢者の女性軍の集団が、登っていく。 この道の先の山頂には、別格本山 福王寺があり、その途中に展望台があって、そこからは隣町(旧時代の)高陽町や、佐東町その先には広島の街並みが霞んで見える。 宮島の山並みが薄く形を見せている。 足元は元広島~浜田、太田銀山街道で、山陰に向かう人で、嘗てはにぎわった。 こうした集団に属している人は、異常があればすぐ見解るが、単独行動をされる方や、引き籠り(読書好きや他の趣味を持っている人)の人が、孤独死していても誰も気づかない。 今、私が気がかりな人がいる。 その女性は、私より高齢であるが、子供は二人女の子で、一人は伊豆諸島に魅せられて結婚して移住。 今一人の子供は、結婚して県外に生活している。 近頃腰が曲がってきて、行動範囲が狭まってきた。 嘗て、社会教育現場で頑張っておられたが、老後は庭いじりにはまっていた。 その庭も現在は防草シートが敷き詰めてある。 この女性のお父さんは、爆心地の小学校の地下室で被爆して助かった三人の内の一人だった。 マスコミに出ることを嫌い、地味な教員生活を貫いた人だった。 隣家との関係は良好だが、屋敷が広いだけに、存在を確認することが厄介なのだ。 勝手に家をこじ開けて上がり込むこともできず、万が一の時には如何にすべきか話し合っておくべきだとは思うのだが・・・・・。 今一人気になっている女性がいるが、めったに姿を見たことがない。 時々、スーパーで姿を見かけるので挨拶はするが、それ以上の会話ができない雰囲気がある。 緊急時に、如何にして意思の疎通を図ればいいのか、課題は大きい。

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