藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

一人暮らしを支えるには(3)

2020-10-15 03:00:24 | 日記・エッセイ・コラム

 私も後期高齢者になった。 75歳という節目を迎えて、つらつら考えるに、若くして亡くなった同級生や、痴呆を発症している者や、離婚して一人暮らしの者等、色々いる。 中には、成人式がきっかけで、社会教育講座を受講して顔見知りとなり、その後45年ぶりに同じ団地に住むことになった女性がいる。 二十年前の事だが、お互いにびっくりしたが、その女性が三年前から痴呆になり、運転免許を返納させられた。 おまけにその二年前に、主人をアスベストによる肺癌で亡くしていた。 子供さんは一人、娘さんがいるが同居していない。 もともと、何事も積極的に行動する人だったが、行動するための足を奪われたが、それでも公民館活動などで頑張っているようだ。 そんな彼女だが、ごみの収集日など見ていると、収集場所と家を幾度も行き来するのだ。 収集ごみの種類を確認するために、その確認をしてみるが、家に帰った時には確認したことを忘れてしまうらしい。 幾度も往復して確認している。 買い物に出かけるときも、バスには乗らないらしい。 どこで降りたらよいのか忘れてしまうらしいのだ。 メモ帳を片手に、何処までも歩いて出かけるようだ。 その様な独り暮らしの女性を、どのように支えたらよいのか、・・・・。 民生委員等は、現状を把握してはいないだろうと思える。 災害警報時の対応などを考えると、何処まで個人が踏み込んで良いのやら悩ましい処である。 ただ、幸いにもわが奥様とも、二十代からの面識があり、いざという時には、奥様に頑張ってもらわなくてはならないだろう。

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