藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

一人暮らしを支えるには(5)

2020-10-18 05:18:26 | 日記・エッセイ・コラム

 私が住む町内は、20軒を基準に区割りしてある。 理由は簡単で、20軒位なら、配布物が手短にできるからだ。 隣の区を見渡すと、23軒の内5件が空き家である。 一軒は、80代の男性の一人住まい、5軒が70から80代の女性の一人住まいである。 ただ、特筆すべきは、20代の女性の一人住まいがおいでである。 彼女は、耳に障害をお持ちである。 手話か筆談以外、コミニケーションがとれない。 玄関の呼び鈴も役に立たないのだが、緊急時にどのように伝えるべきか方法を考えているが、思いつかないでいる。 5人の独身女性は互いに行き来されているようだが、いずれの方も自家用車を持っていない。 80代の男性が頼りだが、そうした意識はお持ちでないようだ。 残りは若い世代であるが、家族が多く他人まで面倒などできそうにない状態だ。 その中で一軒は引きこもりの方がおいでだそうだが、詳しくはわからない。 確かに災害が発生した時、救助隊が一番困るのが、被害にあった建物に、誰がどのように住んでいたか解らない事だそうだ。 特に困るのがその家の間取り不明で、その間取りの何処に寝ていたかなどが解ると、救助活動に大変助かるそうだが。 ここでもプライバシーがはだかってくる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする