石綿曝露は、どの様な職業がどの様にして曝露して行ったか、公開していく事とした。ただし、私の知りえた範囲である事は、承知していただきたい。
厚生労働省の資料の最初に出てくるのが、石綿鉱山での労働者である。日本にも嘗て石綿鉱山は存在した。いや現在も廃鉱が存在し石綿の飛散による、近隣に多くの胸膜肥厚患者や、中皮腫患者を出している。
野沢鉱山(のざわこうざん)は、北海道富良野市山部にある石綿鉱山である。野沢石綿 鉱山、ノザワ富良野鉱山とも言う。 富良野市山部地区から空知川を渡った東岸の山の 斜面に採掘場があり、東京大学演習林に隣接する。又、石綿鉱山があった熊本県宇城(うき)市(旧松橋=まつばせ=町、小川町)で、これまでないとされていたがんの一種・胸膜中皮腫(石綿でのみ発病)による死亡例のあることがわかりました。死亡していたのは、職業的に石綿をあびた経歴がない男性で、大気中に飛散した石綿公害による中皮腫の可能性がでてきました。これらの被害者に対し、国は何らの救済策の出さず、今後大量の発病者が予見されています。早急な対策が国によって成される事を切望してやみません。東北震災の瓦礫処理の映像を見ると重機のオペレーターが、防塵マスクもせず、作業している映像に接しました。国はどの様な指導をしているのでしょうか。はなはだ疑問に思います。広島市も瓦礫の処理の引き受けをする事と成りました。たしかに、放射能汚染地域外からのものですが、アスベスト付着物で有ろうことは、容易に予測できます。十分な洗浄の後、運搬される事を望みます。運搬途上の国道や、高速道路周辺に、アスベストを撒き散らす事のないよう、国の徹底した管理を望みなす。