藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

木造民家のアスベスト汚染

2012-01-21 20:44:58 | 社会・経済

昨日は、木造家屋の外部の、アスベスト汚染について、皆さんにお知らせしました。今日は、まず奥様の一番長い時間過ごされる台所、キッチンについてお知らせします。

内部のアスベスト汚染は、木造家屋だけとは、限りません。なぜなら、建築基準法に、台所等火気使用箇所は、床、天井、壁を不燃材もしくは、難燃剤で施工するように規定されています。つまり、火気のある所は、燃えない材料で作りなさいという事です。

ここに、アスベストが入り込んできたのです。天井は、下地に不燃のボードを張ります。これがアスベスト含有ボードなのです。そして仕上げは化粧ボードこれもアスベスト製です。中には、ビニールクロス張りもありますが、これも、アスベスト布にビニールを張り付けたもので、やはりアスベストが主役です。次に壁ですが、タイルは別として(アスベスト混入のものもあります)、壁面を構成する下地は、アスベスト入り耐火ボードです。仕上げは現代では難燃性のクロスが主流でこれもアスベストが使用されていることは、天井と同じです。では、古民家ではどうでしょうか。壁は土壁。でも仕上げには、綿壁や、じゅらく壁が使用されています。この両方の材料にもやはりアスベストか混入されています。皆さんも知らず知らずに、アスベストに犯されている可能性が存在するのです。

公民館や、病院等不特定多数の人間が出入りする施設には、まずアスベストが潜んでいると思っていいと思います。

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早朝から吉報が届く

2012-01-21 20:18:23 | 社会・経済

早朝から吉報が届きました。先月初旬、「健康管理手帳」(石綿)の申請をお手伝いした、T氏から昨日「健康管理手帳」(石綿)が届いたとの事。取り急ぎ、皆様に報告いたします。

午後一時帰宅すると、一通の手紙が届いていた。A氏からの「健康管理手帳」(石綿)の申請書である。其処には過去の健康診断書が添付されていた。それを見て、びっくり。あわててA氏に電話。何故かというと、そこには、胸膜肥厚ありと記載されていたからである。明らかに中皮腫の前兆が其処に存在し、その事を本人が医師から何も説明を受けていないという事実であった。この検査をした医師には、胸膜肥厚がどの様な今後をもたらすか、その知識が無いか、専門外のため説明しきらなかったのか、どちらかであろう。

だから、アスベスト医療ネットワークが、必要なのです。折角病変が発見されても、その後の対応が成されていないという矛盾を、今後解決していくためにも、是非とも広島県をはじめ、全国の都道府県に、アスベスト医療ネットワークを作りたいものです。

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