昨日は、木造家屋の外部の、アスベスト汚染について、皆さんにお知らせしました。今日は、まず奥様の一番長い時間過ごされる台所、キッチンについてお知らせします。
内部のアスベスト汚染は、木造家屋だけとは、限りません。なぜなら、建築基準法に、台所等火気使用箇所は、床、天井、壁を不燃材もしくは、難燃剤で施工するように規定されています。つまり、火気のある所は、燃えない材料で作りなさいという事です。
ここに、アスベストが入り込んできたのです。天井は、下地に不燃のボードを張ります。これがアスベスト含有ボードなのです。そして仕上げは化粧ボードこれもアスベスト製です。中には、ビニールクロス張りもありますが、これも、アスベスト布にビニールを張り付けたもので、やはりアスベストが主役です。次に壁ですが、タイルは別として(アスベスト混入のものもあります)、壁面を構成する下地は、アスベスト入り耐火ボードです。仕上げは現代では難燃性のクロスが主流でこれもアスベストが使用されていることは、天井と同じです。では、古民家ではどうでしょうか。壁は土壁。でも仕上げには、綿壁や、じゅらく壁が使用されています。この両方の材料にもやはりアスベストか混入されています。皆さんも知らず知らずに、アスベストに犯されている可能性が存在するのです。
公民館や、病院等不特定多数の人間が出入りする施設には、まずアスベストが潜んでいると思っていいと思います。