道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

鉄道旅行

2019年07月22日 | 旅・行楽
旅行好きの妻はこの10年ほどの間に鉄道の旅に精通し、鉄路が通じていればそれを辿って何処までも行ってみたいという、大それた願望を抱いている。知らない土地での車の運転は危険、航空機はアクセスと搭乗の手続きが煩わしい、船は遅い、と鉄道以外の交通手段を難じる。旅の手段は鉄道が最善と心得ているらしい。鉄道のダイヤの正確無比なところが、当人の几帳面な気質に合うようだ。JR各社の本線と支線、私鉄線、第三セクタ . . . 本文を読む
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PE衣料の残党

2019年07月21日 | 健康管理
参議院選挙の投票日7月21日は、台風5号が日本海に進んだため、北九州は豪雨で甚大な被害が出、全国的にはスッキリしない天気になった。当地も朝から今にも降り出しそうな曇り空で湿度が高い。 好天は若者が行楽その他に出かけ、雨天は老人の出足が鈍り、どちらも投票率を下げる。曇天は選挙日和なのだろうか?  投票へ行くのに、チェストから適当にポロシャツを引っ張り出して着た。ひと昔前に、上半身に着ける夏 . . . 本文を読む
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赤電

2019年07月20日 | 人文考察
く 赤い電車、通称「赤電」。浜松市に唯一の私鉄線である。天竜川と三方原台地との間、遠州平野の真ん中を走り抜ける。その名も遠州鉄道西鹿島線。 天竜川が1万年ぐらい前まで、台地を東西幅約10kmにわたって侵食し続けて開いた平野が、真夏を待っている。 電車の終点は、扇状地の要にあたる山峡の町二俣の西鹿島駅。二俣はかつて木材の集散地として、江戸期以降戦後まで大いに繁栄していた。&nbs . . . 本文を読む
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整理と整頓

2019年07月19日 | 随想
ン十年も連れ添い、何の不満も不足もなく共に白髪になったつれあいでも、ひとつだけ我慢のならないことがある。  それは、彼女が片付け整頓のマニアで、モノが乱雑に散らかっている状態を極度に嫌い、亭主の私物を本人の知らない間に勝手に整頓してしまうことだ。 一見乱雑に見えても、本人なりに系統だてて整理し、積んだり展開して検索が容易にしてあるモノを、当人の随意で勝手に片付け収納さ . . . 本文を読む
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雨あがりの坂道

2019年07月16日 | 随想
商店や医院学校などが主街道沿いに並ぶ三方原台地の平坦面と、佐鳴湖へ流入する段子川(だんずがわ)を擁する広い谷地との比高は約30m。谷から台地上に出るには、縁辺の懸崖を斜行する坂道を登り降りしなくては用が足せない。1kmほど離れた知人の家へアサガオの鉢を届けた帰り道、ヤブミョウガの群生地の前を通り過ぎた。 湿り気の多い土地に自生するツユクサ科の地味な植物で、花の無い季節にはそれと気づかず通り過 . . . 本文を読む
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