今夏は春の腰痛発症に懲りて、酷暑にめげず専ら腰のメンテナンスに集中している。具体的には、大腰筋とハムストリングス、この2つの筋肉の緊縮防止策に取り組んでいる。ここが緊縮していては、スキップなどとても覚束ない。
ハムストリングスの緊縮は、老化により筋肉の柔軟性が徐々に衰えることで、気づかないうちに進む。骨盤の後傾が進み大腰筋が固くなる。腰が痛くなって初めてそれと気づく。老人は大腰筋を伸ばし柔軟にするエクササイズが最も大切であると思う。
それとは別に、何年も前から、右足首の動きが硬いことにも気づいていた。足首だけ単にグルグル回してみても、いっこうに柔らかくならない。
最近、各筋肉は一連に繋がって機能しているという考え方があることを知って、足の指先またはかかとで縦横8の字を描くよう、足首を動かすプラクティスを試してみたら、足首・膝・股関節が連動していることが実感された。股関節が硬いと足首が硬く、足首が硬いと股関節が硬くなるようだ。
懸命にプラクティスに励んだ結果、硬かった右足首が少しづつ柔らかくなっている。
また一つ、毎日のエクササイズが増えてしまった。老生のアンチエイジング対策は、最早モグラ叩きの様相を呈している。
特に気をつけなければいけないのが、ハムストリングスの緊縮である。私の実感では、ハムストリングスは、就寝している間に最も縮む筋肉であるように思う。目覚めたら、これを伸ばす習慣が望ましい。
この筋肉が硬くなると骨盤が後傾し、膝下にある物を膝を伸ばしたまま取ることが困難になり、いちいち膝を曲げ腰を落として取るようになる。それは、ハムストリングスが縮んで骨盤が後傾していることの証しである。
ハムストリングスは、骨盤の坐骨と脚の脛骨を繋いでいるので、これが緊縮し硬くなると骨盤は後傾を強め、床上での長座姿勢が困難になる。ハムストリングスを柔軟に保つことは、老人にとって、日常生活を円滑に過ごす上で何よりも重要なことかと思う。
出来ることなら、直立して上半身を前に折り曲げ、両手指先が床に着く状態を維持したい。
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