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南シナ海、緊迫 中国「相手が故意に衝突」

2014-05-09 11:12:18 | 時評


南シナ海、緊迫 中国「相手が故意に衝突」 ベトナム反発、提訴も

産経新聞 5月9日(金)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140509-00000093-san-cn

【北京=川越一、シンガポール=吉村英輝】南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島付近で、領有権を争う中国の公船とベトナム船が衝突した問題で、中国外務省国境海洋事務局の易先良副局長は8日、北京で緊急記者会見し、「ベトナム船が故意に中国公船にぶつかってきた。驚いている」と述べ、映像を公開して「中国側が衝突してきた」と訴えるベトナム側の主張を全面否定した。

 一方、ベトナム軍高官は8日、現場海域に派遣した巡視船など約30隻の「態勢を維持している」と産経新聞の取材に述べ、約80隻の中国公船とにらみ合いを続けていることを確認。ベトナム外務省高官は、中国を「国際司法機関に提訴することも排除しない」とロイター通信に述べており、中国の石油採掘に端を発した対立が、より先鋭化する可能性が高まっている。

 中国の易副局長は記者会見で、スクリーンに海域の地図を映し出して掘削地点の領有権を主張。石油採掘は10年前から行っている事業と強調し、ベトナム側に「妨害を停止せよ」と船舶の撤退を要求した。

 しかし、約80隻と伝えられる中国公船の数については明言を拒否。8日の中国英字紙チャイナ・デーリーが、オバマ米大統領のアジア歴訪に伴う防衛態勢強化の動きが「ベトナムを勇気づけた」と米国などを批判する中、その影響を明確に否定した上で、今回の問題に「第三国は関係ない」と述べ、米国が今後、問題に介入することを牽制(けんせい)した。

 採掘活動を「挑発的」と批判する米国務省のサキ報道官は7日の声明で「今回の一方的な行動は、平和と安定を損なう形で係争海域をめぐる主張を押し通そうとする中国の、より広範な行動様式の一部のように映る」と改めて非難した。

 一方、ベトナムは提訴の可能性に言及したことで、同様の領有権争いを南シナ海のスカボロー礁で抱え、中国の主張に根拠はないとして、すでに中国を国際仲裁裁判所に提訴しているフィリピンに同調する姿勢を示したことになる。

 この問題で中国は、フィリピンに提訴を取り下げるよう圧力をかけ、ベトナムには2国間での交渉を呼びかけるなど、連携を“分断”する動きをみせている。

 ベトナムは中国が石油掘削設備搬入を始めた2日、現場海域に2隻を派遣したが、中国側が撤退に応じないため、巡視船などを増派している。

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