社会断想

諸々の社会現象にもの申す
中高年者・定年退職者向け

晩秋の鎌倉に遊ぶ

2006年12月20日 17時12分51秒 | Weblog
晩秋の一日 鎌倉に遊ぶ
晩秋の一日 同学のハイキング・グループで鎌倉を逍遥した。このグループはほぼ毎月1回のハイキング会を行っている。平均年齢70才超だが年令を感じさせない元気者揃いである。今回は総員7名で私がこの中ではいつもの事ながら最年長である。
鎌倉でのハイキングは2度目となる。今回は鎌倉7切り通しの一つ「釈迦堂切り通し・別名洞門」を皮切りに2,3の寺院を回り展望の開けた衣張山に登り、下山の途中名越切り通しを経て逗子海岸に至り、眺望のよさそうな喫茶店での談話会でもってお開きにしようというものであった。
私は生来の横着者でリーダーの後に何も考えずに随いていくのみで、何処をどう通ったか自分でも良く覚えていないが、まずは釈迦堂切り通しに至る。成る程、平時は通路として、一旦乱が起こったら敵を迎え撃つには絶好の場所である。鎌倉幕府初期の覇権が固まりきらない時期、近隣の諸豪族を滅ぼすか屈服させ幕府の安全のためにこのような防衛点が必要だったのだろう。
杉本寺、浄妙寺、それぞれ由緒ある寺のようである。お寺の最後は報国寺で孟宗竹がびっしりと生えた竹林にビックリする。
いよいよ衣張山に取りかかる。この山は鎌倉をぐるりと囲んだ諸山の内でも高い方とのことで標高約150メートルとか。標高から大した事はないとなめてかかっていたが、なかなかどうして険しい登りが続き諸君からどんどん遅れる。息絶え絶えでようやく頂上にたどり着く。いつもの事ながら途中は先達さんを心中恨んで登るのだが、頂上に立てば、やったという達成感がある。「達成感を呉れて有り難う」とややひにくれた礼を先達に言う。頂上は前面の海に向かっ眺望が開けなかなかよろしい。
この平たい頂上は眺望を眺めながら昼食や休憩を取るのに絶好の場所で、我々が到着した時には先客のシニア男女グループ10余名がいた。我々と同じルートで登ってきたようだ。我々と同じような年格好である。元気爺さん、婆さんがここにもいた。まもなく颯爽と下っていった。
山を下り、住宅地の坂道を下りきると前面が急に明るくなる。海の照り映えである。
逗子の海は波静かで沖合にはウインド・サーフィン・ボートの群れが漂っている。
絶好のサーフィン日和のようだ。
道路を隔ててしゃれたレストランがある。そこで本日の締めくくりの打ち上げをすることにする。
このうち上げが私にとっても、皆にも楽しくかけがえのない時間である。
みんなの雑学知識の豊富なことにいつもながら感心する。私はもっぱら聞き役である。
本日のメーン・トピックは日本酒である。全国の酒どころの銘柄について数人がそれぞれの蘊蓄を披露する。私はただただ感心するばかりである。
ワイワイガヤガヤの時間も経ち晩秋の日の入り時間となって海の向こうに真っ赤な太陽がまさに沈まんとする風情である。プロ級腕前のK君がパチパチとやっていたので、その内何枚かメール添付で披露してくれるだろう。楽しみである。

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