数日前 Times Higher Education (THE)から恒例の世界の大学の順位が発表された。
それによると日本の大学、代表選手 東京大学、京都大学らの順位がまるで振るわない。これはここ数年来の傾向でジリジリと順位を下げている。
よその国の私的機関が勝手に決めたことで「気にするな」という向きもあるがたかがランキング されどランキングでじり貧傾向をむき出しに見せつけられると寂しい限りである。
日本発の学術論文の評価もジリジリ下がっていることと軌を同じくしている。
のほほんとしている場合ではないと思う。
更に気になるのは中国をはじめアジアの著名大学が軒並み順位を上げていることだ。
因みにアジア勢では
22位 シンガポール国立大学
30位 Tsinghau University 中国
40位 香港大学
44位 香港理工大学
46位 東京大学 ここでやっと 注)アジアで 7位
58位 Chinese University Honkong
74位 京都大学 注)アジアで14位 注)東工大 アジアで30位
慶応111~120位
中国の場合政府が非常に力を入れている由。
数年前2010年頃?のTHEの評価では東大7位?の記憶が小生にはある。
評価基準もグローバル時代を反映して変わってきたのであろう。
そこでざっと評価項目と点数配分をあたってみると、どうやら
国際性:外国籍教員の比率や留学生の比率が低い(マイナス要素)
内向性?:教員が当該大学の出身者比率が高い(マイナス要素)
などが利いているようだ。
確かにアジア勢と同様にオーストラリアの大学も近年評価を高めている。
東南アジア諸国からの留学生比率が高いのが利いている?