日本におけるITの世界的立ち位置はすでに勝負あったという感じである。
今盛んに言われているAI人工知能はどうか?勝負はこれからと考える向きもあるが、すでに周回遅れと悲観する向きも多い。
そんな中で、3~5年先のAI技術の在り方を考えると一つの大きな希望が見える。
それはAI技術の核心であるコンピューティング・パワー、すなわち計算速度である。今のところコンピューティング・パワーの革命をもたらすものとして量子コンピュータがある。
希望の灯の一つは量子コンピュータに関する学術論文のうち、日本からのものが高いランキングでの評価を受けているという実績があることである。科学技術論文のうち、日本発の評価は近年ジリジリと下落している。
そんな中での量子コンピュータ関連の評価は希望の光といえるのではないか?
もう一つの希望は国が量子コンピュータの開発・実用化に向けて多額?の集中投資をするという予算措置を講じようとしている(来年度概算要求)ことである。
ぜひそうあって欲しいものである。