今日は、45回目のステージコンサートでした。
このコンサートに来てくださるかたは、オシャレな方が多いようですよ。
あ?いつも来られる方が 今日はお顔が見られない。と つい心配になります。
今日も ありがとうございました。
Program
1、赤とんぼ
2、夕焼け小焼け
3.かごめかごめ
4、七つの子
5.砂山
6.ベートーベン ピアノソナタ「月光」1楽章
7.ドビュッシー 前奏曲集より「映像 水の反映」
8.大きな古時計
9.9月の物語
*次回は9月第4金曜日 25日。午前11時15分からです。
*3回前から、エッセイを書くようにしました。私の心の中のピアノは、秘密のピアノ。ピアノの傍らにはいろいろな事が散らばっています。
今回、童謡を多く弾いたのは・・・
♪ 秘密のピアノ♪
「せっけんと童謡」
最近、台所の洗剤も洗顔もほとんどが液体になったり、プッシュ式のホイップになっています。
あの、硬くて四角い石鹸。あまり観なくなりました。
が、我が家では洗面所に昔ながらの四角い石鹸を置いています。それは「経済的」もさることながら、固形石鹸ならではの香りがとても好きだからです。
そして、石鹸を手につけてゴシゴシ洗っていると、私が子どもだった頃を、どうしても思い出してしまいます。
私の母は看護婦をしていました。
いつも仕事から帰ってくると、病院の匂いがしていました。
いつも忙しく、私は小学2年生の頃からご飯を炊いたり家の掃除をして手伝いをしていました。
兄がいたのですが、掃除の時はいつもなぜか大喧嘩。…確か、兄は椅子に座ったまま掃除を手伝ってくれなかったから?
悔しくて泣きながらでも掃除をしていると、母が帰ってきていつも一緒に手を洗ってくれました。
泣く私を後ろから包み込むようにして、自分の手と一緒に私の手を洗ってくれました。
そのとき、母はいつも歌を歌ってくれました。
ドングリころころ どんぶりこ。
ささの葉 さ~らさら。
アリさんと アリさんが ごっつんこ。
げんこつ山の タヌキさん・・・
こんなに時間が過ぎて、こんなに時代が変わっても、石鹸の香りと童謡は、今も私の心の薬です。
甘くて やさしくて なつかしい・・
心の薬です。
そんな事を思いながら、今日は童謡を弾かせて頂ます。