てくてく歩く ぷくぷく笑う 

自分の歩幅で、自分の速さで歩いていこう。今日はどんな日、明日はどんな日。毎日てくてく、こつこつと。

書く力

2009年03月09日 21時08分31秒 | 仕事
私は書くこと「も」生業(なりわい)としている。
いや、今は「書く」ことが仕事だ。


ので、書くことが好き だけではいけない。

書きたくても書かない我慢をかみ締めて書かないといけないこともある。

書きたくなくても書かなければいけないこともある。

そしてそれらをクリアしなければいけないし、継続しなくてはいけない。

そこが素人とプロの違いだと思う。

基本的に書くことを考えることが好きだ。

仕事の原稿は、3文字とか5文字だけの時もあるし、230文字とかさまざまだ。
ナレーション原稿は1分とか50分物もある。

書いたはいいものの、紙面の都合でばっさりと切らないといけないこともある。
それでも、どうしても自分の中では切りたくないという「思い入れ」があっても、それをあっさり切る冷静さも必要だ。

たった3文字でも50分物でも、書くにも切るにも体力がいる。

ただじっと座っているだけの作業だけれど、頭の中は宮崎、九州、中国、時には宇宙、時にはイザナキ・イザナミの神代まで飛んでしまう。

今「タイムバス」という長~いお話しを書いている。楽しい。
「僕は猫かも知れない」というお話しも楽しい。

頭の中でグングン、グングン物語を進めていくのには体力がいると、つくづく思う。

水道の蛇口をひねって出てくる水のようにサラリと書いたように伝わるには、本当に体力がいる。

「頑張ったね」といわれると、何だか悔しい。

この頃は、締め切りよりうんと早く仕上がっていても、そこそこまでは手元に置いておく。見直しもあるけれど・・・ある程度、原稿を書くには時間が必要だということを伝えたいし。

今は、「おくりびと」ブームで、葬祭関係の飛び込み仕事が増えている。
いろいろ知っておかないと、ささっと書けない。