MOZU season2 第４話

ＭＯＺＵ season2 第４話

都城警視正（小日向さん）が、
イワン・タイラーとはロシアの二重スパイのコードネームだと教えてくれた。
いま現在の彼は４代目だと。
その男は日本人。
明星（真木よう子）の父。

大杉警部（香川さん）は倉木警部（西島秀俊）に協力を申し出る。
警察組織を変えるなんてことは自分にはできない、しかし、嘘つきの警官はいやだ、と。
大杉、倉木、明星がロシアのスパイを捕らえるために
海外セレブのパーティーに潜入するシーンがおもしろかった。
西島さんと真木よう子は正装して客になりすましてるんだけど、
香川さんはボーイになってるの。
ボーイさんたら、ロシアスパイに近づき、水をぶっかけて、
ソーリーソーリー！カムカム！と強引に拉致してしまいました。

このロシアスパイに尋問して、４代目のイワン・タイラーの任務は北海道のコロー島にある
重要な施設の爆破だと聞き出した瞬間、
窓の外から狙撃！
ロシアスパイは撃ち抜かれて殺されてしまった。

撃ったのは向かい側の屋根の上の男。
明星の父だ！（これが篠田三郎なんですよ。驚きですよ）
男を追って屋根に出た明星は自分の父に銃を向け、
「娘を轢いた気持ちは？なぜ、家族を捨てたのか」と聞くが、
突然現れた東（長谷川博己）に突き飛ばされ、その間に父は逃げ去ってしまう。
そこへ倉木が駆けつけたのを見て、喜ぶ東。
長谷川さん、ほんとにうれしそうに、
「くらき～～（はあと）」
この役の長谷川博己、悪魔的よね。
笑った顔も、細長いシルエットも、「チャオ！」なんて言っちゃって消えていくスタイルも。

東の雇い主は池沢公安部長（佐野史郎）。
官房長官の車を爆破したのも東の部下がやった。
そのあとの「新谷宏美による連続殺人」もそう。
でも、東は政治的な理由で動いてるんじゃなく、
「そのほうがおもしろいからさ」
イワン・タイラーが北海道の重要施設を爆破する前に、
その中身を見たいとも言っていた。
オメラスの地下牢の中を見たいんだ、と。

オメラスの地下牢・・・国の安泰のために犠牲の子供が閉じ込められているという童話。

前回、銃を突き付け合ったところで終わった香川さんと西島さんの、
その後のアクションシーンが凄かった。
夜の操車場、光る線路、二人に列車が迫ってくる！（＞＜；

あと、倉木と新谷和彦が接触したシーンの映像も凄かった。
どこなんだろう、巨大な倉庫跡のような廃墟で、
林立するコンクリートの柱や梁がうまく使われて緊張感が増すの。
新谷の池松くんが動くと、鳥の羽根がハラハラ雪のように舞い落ちてきます。
そして、いま目の前にいたと思うと、次の瞬間には背後に立っていたり。
なに？このホラー感。