多和田葉子「雪の練習生」新潮文庫
変わった作品だった!
ホッキョクグマ三代の物語と、帯にある。
「祖母の退化論」「死の接吻」「北極を思う日」の三つの短編で、
三代のクマたちが自分史を綴っている。
最初の出だしが、
まさかのエロ分野ですか!?と思ってしまうような文章だったのでびっくりした。
でもまあ、エロスはずっと流れてるかな。
サーカスで生まれ育った「わたし」が祖母であり、
その娘トスカも、サーカスに呼ばれてショーを見せるようになる。
その息子クヌートは動物園のスター(あの有名な白熊クン)。
クマと人の交流譚で、現実と夢か妄想かを行ったり来たりもするし、
ファンタジーということになるのかな。
でも、あまりそういう雰囲気でもないの、
ソ連から亡命するとかベルリンの壁とかが現実的に描かれるので。
途中で、この著者は日本人?と思ってしまった。
ドイツに住んでいるというので納得。
変わった作品だった!
ホッキョクグマ三代の物語と、帯にある。
「祖母の退化論」「死の接吻」「北極を思う日」の三つの短編で、
三代のクマたちが自分史を綴っている。
最初の出だしが、
まさかのエロ分野ですか!?と思ってしまうような文章だったのでびっくりした。
でもまあ、エロスはずっと流れてるかな。
サーカスで生まれ育った「わたし」が祖母であり、
その娘トスカも、サーカスに呼ばれてショーを見せるようになる。
その息子クヌートは動物園のスター(あの有名な白熊クン)。
クマと人の交流譚で、現実と夢か妄想かを行ったり来たりもするし、
ファンタジーということになるのかな。
でも、あまりそういう雰囲気でもないの、
ソ連から亡命するとかベルリンの壁とかが現実的に描かれるので。
途中で、この著者は日本人?と思ってしまった。
ドイツに住んでいるというので納得。