1950年代、ミッキー・マントルらと共にヤンキースの黄金時代を支えた強打のキャッチャー、ヨギ・ベラが90歳で亡くなった。
ベラは、MVP3回、オールスターの常連、しかも背番号8はヤンキースの永久欠番で、野球殿堂にも入っている大選手なのだが“ヨギイズム”と総称されるその愉快な言動でも有名だった。
以下はそのほんの一例。
「今じゃ5セントは10セントの価値もない」
「彼の前評判はここに来る前に聞いていた」
「グローブは手のために付けてる」
「考えながら打つなんて同時にできやしない!」
「試合は終わるまで終わらない」
「まだあんなことやこんなことが起こってもないのに、あんなことやこんなことが言えるわけないだろう!」
(あるレストランへ行かない理由を)「あそこはものすごく混んでいるからもう誰も行かないんだ」
「野球は90%が精神で、半分は体力だ!」
「普通、1時から4時までの2時間、昼寝をするんだ」
「ピザは四つに切ってくれ。六切れは食べられないから」
(スティーブ・マックィーンの映画を見ながら)「死ぬ前に撮ったはずだ、これは」
「電車を乗り間違えるって分かってたんだ。だから早く家を出たんだ」
「本当は自分でも何を言っているのか分からない」
ちなみにベラは『ミンクの手ざわり』(62)というケーリー・グラントとドリス・デイ共演のコメディ映画に、マントルやロジャー・マリスらと共にカメオ出演したこともある。『くたばれ!ヤンキース』(58)のゲームシーンにも出ていたかな。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます