田中雄二の「映画の王様」

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ヨギ・ベラの“ヨギイズム”

2015-09-23 21:14:05 | 映画いろいろ

 1950年代、ミッキー・マントルらと共にヤンキースの黄金時代を支えた強打のキャッチャー、ヨギ・ベラが90歳で亡くなった。

 ベラは、MVP3回、オールスターの常連、しかも背番号8はヤンキースの永久欠番で、野球殿堂にも入っている大選手なのだが“ヨギイズム”と総称されるその愉快な言動でも有名だった。



 以下はそのほんの一例。

 「今じゃ5セントは10セントの価値もない」

 「彼の前評判はここに来る前に聞いていた」

 「グローブは手のために付けてる」

 「考えながら打つなんて同時にできやしない!」

 「試合は終わるまで終わらない」

 「まだあんなことやこんなことが起こってもないのに、あんなことやこんなことが言えるわけないだろう!」

 (あるレストランへ行かない理由を)「あそこはものすごく混んでいるからもう誰も行かないんだ」

 「野球は90%が精神で、半分は体力だ!」

 「普通、1時から4時までの2時間、昼寝をするんだ」

 「ピザは四つに切ってくれ。六切れは食べられないから」

 (スティーブ・マックィーンの映画を見ながら)「死ぬ前に撮ったはずだ、これは」

 「電車を乗り間違えるって分かってたんだ。だから早く家を出たんだ」

 「本当は自分でも何を言っているのか分からない」

 ちなみにベラは『ミンクの手ざわり』(62)というケーリー・グラントとドリス・デイ共演のコメディ映画に、マントルやロジャー・マリスらと共にカメオ出演したこともある。『くたばれ!ヤンキース』(58)のゲームシーンにも出ていたかな。


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