『夕陽の挽歌』(71)(1977.4.28.木曜洋画劇場)
モンタナのカウボーイ、初老のロス(ウィリアム・ホールデン)と若いフランク(ライアン・オニール)は友人同士。メキシコで農場を営む夢を持つロスは、フランクと共に銀行を襲撃して大金を手に入れ、メキシコへと向かうが、怒った牧場主が追っ手を差し向ける。
ちょっと『明日に向って撃て!』(69)に似たところもあるが、監督・脚本がコメディ映画が多いブレイク・エドワーズだからか、西部劇としてはすっきりしないところがある。というか、あまりにも暗くて、まさに挽歌という感じなのだ。その意味では、珍しく原題の「WILD ROVERS」よりも邦題の方が的を得ている。それにしても『ワイルドバンチ』(69)以降のホールデンは急激に老けて哀れを誘う。
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