ソフィスティケートは今何処
ジェニファー・アニストンとベン・アフレック、ジェニファー・コネリーとブラッドリー・クーパー、ジニファー・グッドウィンとジャスティン・ロング、スカーレット・ヨハンソンとケビン・コノリーのカップルが入り乱れて、恋の大騒ぎを繰り広げる。プロデューサー兼任のドリュー・バリモアも賑やかし的に登場する。
ラブコメの王道である、ドタバタの果てに、最後は収まるところに収まって…という予定調和はこの映画にも見られる。けれども、かつてこの手の映画が、粋や洗練を重視したことで、ソフィスティケート・コメディと呼ばれていたのに比べると、最近は、ただ受ければいいとばかりに、下品なギャグや設定を全面に押し出す傾向が強いのが残念だ。
ところで、この映画の原題は「彼はあなたに興味がない」だから、随分反意的な邦題を付けたことになる。これは日本の方が女性上位だということの証なのか…。