後見業務に関わる成年後見人にとって気になるニュースです。２００７年に電車にはねられ亡くなった認知症患の男性。
その家族に対する鉄道会社が，
列車遅延など７２０万円の損害賠償を求めました。
平成２６年４月２４日名古屋高等裁判所で控訴審判決がありました。
男性の妻の責任を裁判所は認め，
約３６０万円の賠償を命じました。
この事例は男性を自宅で介護をしていたのですが，
妻が目を離した間に男性が外出し事故に至ったものです。
見守りを怠った過失が論点となっている様子ですが，
第三者が成年後見人となり，被後見人のご本人が自宅で生活しているケースで，
同様の事故が発生した場合，
その事故の責任を成年後見人に対して追求されるとしたら・・・・
認知症という誰でもなりうる病気になった人を，
四六時中見張っている責任があると司法が宣言したようでなんだか釈然としない感じです。
【日経ネットの記事】
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うさぎのおじいちゃんも徘徊したぉ。
切なくて涙が出るぉ。
支えている人が一人で抱え込まないですむように，サポートしてくれる人の輪ができると素晴らしいですね。