万葉うたいびと風香®’s ブログ

万葉うたいびと風香®のブログです。

前略 cucumbers

2011年06月29日 | なごみ
外出先から戻ったら、玄関になにやら袋が。

中を開けると、なすびときゅうり。

摘みたてみたい。

前日朝に同じ町内の方からもらったきゅうりたちの顔とはちょっと違う。

あの人なら畑から直行して下さるので、袋には入れず玄関にじゃばじゃばっと。

あと近くのおばあさんなら、名前を書いた紙が入ってるけど、入ってない。

ああ、わかった。隣町の友人だ。きっとそう。

電話をしてみた。

ご主人が「今出てきましたけど」やっぱり。
間違いない。
彼女は我が家に届けてくれる際には、もう一人の友人にも必ず届けている。
それにもしかしたら、その友人かもしれない。
そう思った私は、その友人に電話してみた。
「今、彼女と喫茶店で待ち合わせてるの。私じゃないけど、きっとK子がくる途中で立ち寄ったんだよ。きっとそうだよ」

これで一件落着したはずだった。

ところが、その5分後。

「私じゃないよ~。」

ええ。違うの~!?

となると。

ああ、灯台下暗し。
きっと隣のおじさんだ。

翌日、朝6時。ゴミ出しにでるとおじさんに会ったので
「おじさ~ん、きゅうりとなすびくれた~?」

「いや。俺があげたのはいんげんとじゃがいも」

確かに。それは美味しかった。
「ついでにじゃがいも掘って上げるからもって行きな」と。

結局、きゅうりの話題は一瞬にして終わり、両手は土付きの掘りたてじゃがいもでうまった。

あれから5日程経ったが、今もってわからず。

「もしもし?お名前は?」

お礼をいう相手がわからないまま、cucumbers(きゅうり)は、すでにビール漬けに変身。


どなたかわかりませんが、ご馳走さまでした。

ちなみに今朝はバナナが置いてありました。これはいつも下さる方ですので、どなたさまかわかります(笑)
今日もご馳走さまでした。

お心にかけて頂ける。ありがたいことです。

日々感謝。




写真は、プロ歌手も愛飲しているという「スロートコート」というハーブティ。
全くこの存在すら知らなかったんですが、喉の痛みに日々苦しんでる事を知った知人が教えてくれ、成城石井で買ってきました。
お値段は16袋(ティーパックです)で950円とお高め。

味はというと、、、、。
オーガニックハーブティの名にふさわしいとでも表現しておきましょう。

紅茶には昔うるさかった私ですが、正直決して美味しいものではありません。
カモミールっぽい味です。
10~15分蒸してと、普通の紅茶に比べると抽出時間はめちゃ長いです。
その分、エキスが出るとか。

勇気のある方はお試しあれ。











咽頭アレルギー

2011年06月26日 | なごみ
もうかれこれ3週間程になるだろうか。

風邪をひいたのがきっかけだった。
ちょっとした刺激を受けると、そこから厄介なアレルギー症状へと変貌する。

風邪は2~3日で治っているのだが、相変わらず喉が。

主治医のところに駆け込む事もしばしば。
毎々的確な処方のおかげでいったん良くなると油断して歌の練習を再開。

今日はしばらくぶりに本格的に練習してみた。
いい感じだったはず、だった。

でも今また痛みが。

あさっては地元で選挙が始まり選挙カーに乗る約束をしているが、あまり声を張り上げることなく、心の中で応援することにしよう。

はあ。このアレルギーは一生続くんだろうなあ。

末永く宜しくおつきあいの程を。(笑)

S先生、いつも支えて下さってありがとうございます。
先生のおかげで何とか声が出ています。
まだまだ通い続けますので(笑)

でも、♪お口はチャック♪ には程遠いです(笑)




忍阪の風 海を渡る

2011年06月21日 | なごみ
どんどん遡った話になっています。(笑)

先日のマイアーくんとのランチパーティ当日。

所用を済ませ、帰り道にマイアーくんの好きなコーラを買いにコンビ二に立ち寄った。

中に入りレジへと向かうと、何やら大きなリュックを背負ったどこかで見た顔が!
我が家にくるマイアさんが立っていた(笑)

ははは。何してるの?ってきくと、朝ご飯のサンドイッチをゲットしに寄ったらしい。
結局、ここで合流した私たちは、私の車で我が家へ移動(笑)

3ヶ月ぶりの再会である。

2月の終わりにアメリカから日本に来て、その翌月、奇しくも私の誕生日の日に彼は我が家を訪ねてきてくれた。
今回も休日がとれたからと我が家と、そして4年前に留学していた近所の大学へお世話になった先生を訪ねての訪問である。
そんなところが彼らしいし、その想いが本当に嬉しい限りである。

しばし会談していると、「ぴんぽ~ん、K子さ~ん、あがるね~」と事前に誘った友人たちが到着。

日本語を話したい彼と、英語を話したい私たちとのなんとも滑稽な会話が延々と続く。

お昼の準備をそろそろしようってことになり、いろいろメニュー案は飛び交ったが、CoCo壱カレーが好きな彼の為に、(そして手軽に作れる)主婦にも嬉しいカレーライスパーティとなった。

「じゃがいもある?」「あるある。昨日もらった」
「玉ねぎはある?」「あるある。この前近くのおばあさんがくれた」
「人参ある?」「あるある。買ったばっかり」
「お肉は?」「ないけどイカがあるからシーフードカレーにしよう」
じゃあきまりだね。
ここまできたらもう一人が
「ねえ、ところでカレー粉あるんだよね?」と。

「あ~!ない!」(大笑)

しばし爆笑後、
「家にあるからとってくるわ」ともう一人の友人。
こうして、買い物にもいかず主婦軍団は見事な連携を経て、その30分後には見事なカレーを完成させたのである(笑)

ああ、近くの友人ってありがたい。
「コンビニより便利でしょ」とカレー粉を運んできてくれた友人が差し出してくれたのは、さらに前日の作り置きのポテトサラダ付きであった(笑)

こうしたやりとりをしながら、待っている間にマイアくんに「祈り」のDVDをみてもらった。

すると彼いはく
「これ、アメリカのお母さんにも見てもらうから」と。

M区長さま、そしてTeam万葉の皆様、忍阪の風は近い内に海を渡って、アメリカ大陸へ上陸することになりましたよ(笑)

ちなみにニューヨーク州です(笑)

マイアーくん、来る度に4年前より表情が明るくなってるのがほんとに嬉しいです。
仕事もプライベートも慣れて順調にいってる証だね。
うんうん。完全に息子です(笑)

また遊びに来て下さい。

ありがとう。感謝。






刈谷音楽祭~煌めくピアノの饗宴~

2011年06月19日 | なごみ
1週間前の日曜日。

午後から刈谷音楽祭に行ってきました。


来月ライブでピアノを弾いて下さる凛音(りおん)さんが出演。

1ヶ月くらい前迄はお友達を誘って、とか思っていましたが、少々疲れ気味の私が選んだのは一人で行く事。
日常の喧騒から少し離れた空間に身を置いてみるのもたまには必要ですものね。(笑)

さて、彼女のクラッシックのピアノを聞くのははじめてでした。
2台のピアノによるクレメンティ/ソナチネop36No1の第一ピアノ。
ピアノのことはよくわかりませんが、そんな私でもその音色は、とっても繊細で優しくす~っと心に入ってきました。

演奏を聞き終わった私は、こういう方とライブでご一緒できる環境にあることに改めて感謝した次第です。

さて、この日の特別ゲストは、あの「のだめカンタービレ」、映画「神童」で吹き替え演奏をされたピアニスト、
清塚信也さん!
ピアノは、いうまでもなく、それ以上!?にトークも素晴らしく、会場は大盛況!
いきなり、ショパンからはじまり、その後トークも交えながら、リスト、のだめの挿入歌等を演奏、最後はアンコールにも応えて下さり、大歓声の会場を後にしたのは、17時を過ぎていました。

凛音ちゃ~ん、チケットありがとうございました!

こうした時間が持てたことに感謝。


桜井に愛に恋

2011年06月16日 | なごみ
14日(火)より、近鉄大和八木駅正面の建物、橿原市観光交流センター2Fにて
「桜井に愛に恋」というイベントが開催されており、ちょうどレコーディングにいく用事と重ねてお邪魔してきました。

(詳細は『忍阪の風』ホームページに)

今回のイベントでは、忍阪の風土が巨大パネルで写真も交え紹介されており、とてもわかりやすい展示コーナーになっていました。
そこには「祈り」のDVDはじめ、写真集や忍阪の四季のDVDも併せて置かれており、とこおとめのファーストアルバムもおいて下さっていました。
またとこおとめ専属の万葉アクセサリー作家「天音さん(あまね)」の万葉アクセサリーも展示されており、女性の方に大変人気があるようです。天音ちゃん、サンキュ~♪
また会場内の大型スクリーンには、祈りのプロローグが常時放映されています。

リレー式イベントで桜井市の紹介は今週末までです。
大和八木駅前の大きな液晶画面がある建物の2Fで、プラットホームからも確認できます。
お近くに行かれましたら、是非お立寄りくださいませ。

さて、この日、午後からレコーディングでした。

しかし。

なんと1週間程前から喉の調子が悪く、主治医に駆け込み薬を処方してもらい挑みましたが、やはりプロの目はごまかせませんでした。

結局この日は今回の楽曲をご一緒に歌って頂くKさんの歌入れのみで終了。
Kさんご多忙の中ご足労頂きまして、ほんとうにありがとうございました。
&一日大変お世話になりました!

スタジオの森さん、今回も大変お世話になりました!
シェーカーはやっぱり難しいっ!
ありがとうございました。

さて、行きに降り立った大和八木駅に到着したのが19時頃。
観光交流センターでの忍阪のみなさんとの温かな交流を思い出しながら、後ろ髪惹かれる思いで特急に乗り換え一路名古屋へ。

特急券の座席番号は41番。進行方向右側の列。

ああよかった。忍阪山がみられる。
そう思った私は、しばしガラス越しの奈良の風景を食い入るようにみつめる。

あたりのマンションや家々には既に灯りが点る。

薄暗い中現れたのは、いつもと変わらぬ忍阪山の山容だった。

なぜか涙があふれて止まらなかった。

隠口(こもりく)の 泊瀬(はつせ)の山に照る月の 満ち欠けしけり 人の常なき
                   (巻七 一二七〇 作者不詳)

歌とは相反した今日出会った全ての人の温かさに触れたせいだったかもしれない。

感謝。

写真は近鉄のICカードPiTaPa.

これを持ってるだけで奈良県人になれたような気がします(笑)

ちなみに名鉄のICカードはmanaca.
ややこしいです(笑)







いのち

2011年06月11日 | なごみ
夕方近く。

小学6年生の姪っ子が「知ってる?門のところにいるの?」とわざわざ私を探して言いにきた。

「何の事?」っていうやいなや「こっちこっち、早く来て!」と手を引っ張って連れて行かれる。

門の下をみると。

痛々しいほどに小さな鳥のヒナが1羽。

よくみると動いている。しばらくするとピンクの肌をくねらせて大きな口を開けて泣き出した。

まだ元気なようだ。

巣から落ちたんだろうが、肝心な巣は見当たらない。

どこかの巣にでもそっと返したいが、とりあえずは保護することにした。

人間の匂いが身体につくと、それを知った親鳥が子育てしないって何かで聞いたことを思いだし、あわててボックスティッシュを姪っ子がとりにいく。

私はお家製作。

小さな小箱にティッシュを敷き詰め、その上にあじさいの葉っぱでベッドメーキング。

よし。

そっと手にとり、無事に保護。

庭先で巣をする鳥といえばたぶんスズメのヒナだろう。

外の網戸に張り付いていた蚊を割り箸でゲットして口にもっていってみた。

食べない。

う~ん。それからしばし姪っ子のお勉強タイム。

世の中便利なインターネットを今時の子供たちは使い慣れているので、ものの5分程で調べてきた。

「ペットショップで粟玉を買ってくるのがいいらしい」

ちょうど息子が帰ってきてたので、姪っ子のアッシー君をお願いして彼らはいざペットショップへ。

帰宅後手にしていたのは「ミルワーム」というものだった。

ヒナちゃんのお母さんは姪っ子にお任せして、エサをあげてみた。


眼もまだあいてない。
身体は5~6㎝ほどだろうか。
産毛すら生えてないところをみると生後間もなく落ちてしまったんだろうか。

どこまで育てられるかはまったく未知数だが、生きている間は見守っていってあげたい。

かけがえのない命だから。

さて騒動が一段落したら、携帯に1通のメールが入った。

あれ?差出人はマイアくん。(数年前我が家でホームスティしていたアメリカ人で現在は長野で英語のお仕事しています。)

あらあ、久しぶりだわあ、な~んて思いながらメールを読むと日本語でこうあった。

「月曜日、ひま?」たったそれだけ。

は?誰か友だちと間違えて送ったに違いない。

そう思った私はたどたどしい英語であえて返信。

すると今度は英語で返ってきた。

どうも我が家に遊びにくるらしい(笑)

じゃあせっかく来るなら賑やかな方がいいと勝手に決めつけ、彼には内緒で近くの英語友だちたちを誘っておいた。

賑やかなランチパーティになりそうな予感です。

写真は今日の晩ご飯。

下呂に済むお知り合いの方が送って下さった朴葉寿し。

岐阜地方のこの時期の風物詩で各家庭で手作りされます。
酢飯は甘め。具材はマスのむき身にミョウガ竹を刻んだものを混ぜ込んであり、上にはショウガの甘酢漬けとサンショウの葉がそえられてあり、さっぱりと頂けます。とっても美味しく今年も頂きました。ごちそうさまでした!







再会 ~続編~

2011年06月08日 | なごみ
昨日の嬉しさの余韻が続く今日。

3日程前から左目がおかしいので今日あきらめて目医者さんに行って来た。
結果は軽い結膜炎。うつるものではないことがわかり一安心したものの先生から以外な言葉が。
「軽い動脈硬化がみられるわね!」
「が~ん!」
なんでも人間の血管で唯一、表に出ているのは眼の血管だとか。
なるほど、言われてみればその通り。
何年も前からわかっていたもののこれはいよいよ本腰いれて対策せねば、奈良一人暮らしの夢は泡となって消えそうである。
そういえば脳外科の先生から
「太陽の下を歩くのが一番」何年も前にそういわれた。
でも先生、腰の状態が悪いときには
「○○さんの場合、陸上での運動はあまりおすすめできない」とも。
う~ん。
悩んでいても腰は良くならない。
過去の経験から歩き過ぎは懲りている。
ということで、適度な距離。

2キロ圏内にあるのかきつばた群落に野鳥観察も兼ねてウォーキングに出かけた。
(奈良だったら東西南北どこみても歩く楽しみをみつけられそうである、むふふ。あ~!ため息)

さて気を取り直して。
先月の人並みが嘘のように人っ子一人いない。
整備された遊歩道を歩くと、新緑の葉が風に騒ぐ音と鳥の鳴き声。そして葉が音もなく風に靡いてひらひらと音も立てずに落ちてゆく。

新緑が目映い。

かきつばた群落に到着して出迎えてくれたのは1羽のアオサギ。
飛び立つ姿はまるで鶴のよう。いにしえに想いを馳せるには格好の鳥。
それにしても美しすぎる。

歩みを進めると、枝先に留まりさえずる鳥がいる。

双眼鏡で確認するとどうやらホオジロのようだ。



かきつばたはピークは過ぎたというものの遅咲きのものがあちらこちらでチラホラ咲いていてくれる。


満開の群落もいいのだが、やはり閑散としたこの時期に訪れるのが好きだ。


アシも群生しており、カキツバタには厄介な草なのだがその中から何やら水鳥のような野鳥のような声が聞こえるが姿がみえない。

水鳥の鳴き声にしては、鳥っぽい(鳥には違いないのだが)し、かといってこんなに長時間に渡って湿地帯に停滞していられるのはやはり水鳥なんだろうか。
ずいぶん粘ってみたが結局姿を確認することはできなかった。
すると、少し離れた場所に何やら鳥が2羽降り立つ。

んん!?みたことがない鳥の容姿と色。
何!?

アシの中に入り込んでしまってなかなか姿を表してくれない。
すると1羽が穂先に留まった。
双眼鏡で確認する。

初めて見る鳥だ。これだから野鳥観察は止められない(笑)

結局わからずじまいだったのだが、双眼鏡で確認し野鳥図鑑で調べるとたその容姿と出で立ちから、もしかしたらチドリかシギの仲間ではという予測を立てた。
次回の訪問が楽しみだ。

そんな期待を胸にして自宅に帰り、レポート作成していたら1本の電話が鳴る。

昨日の彼女からだった。

「ねえ、昨日弾いたキーボードのキャリーバック作ってあげようと思って、今日布買ってきたからサイズ計って電話して!」と。
彼女、ピアノが弾けたらいいなと長年の夢を抱いていたそうで、その夢を叶えるべく3年前に一発奮起してピアノを習い始めたのだ。
昨日、それでは練習の成果をということになり急遽キッチンで私のMIDIをPCにつないで弾いてもらったのだ。
その時、MIDIを購入当初の箱から取り出したのを覚えていてくれての配慮だった。

昔も今も変わらない優しさ。
しかも押しつけじゃない自然体の彼女。
彼女の変わらない魅力。

自分に対しても人に対してもこんな風に生きていけたら素敵だなあ。
って、以前同様教えられた私でした。

今日も素敵な一日をありがとう。


再会

2011年06月07日 | なごみ
4~5日前だっただろうか。

1枚のファックスが届いた。

差出人を見ると、15~16年前を最後にあった友人からだった。

ファックスには、午前中に電話をしたけど留守だったので、ファックスにしたこと。
そしてあれからも時折どうしてるかなと思ってたと思い出してくれていたことが簡単な言葉だったが優しさに満ちて書き綴られていた。
文面の最後は「またね」その言葉で締めくくられていた。
またねって、、、!?
電話番号をと思ったが携帯電話はあれ以来何度か本体がNot working!
当然、データが消滅。
連絡先がわからない。
ファックスの上部にはよく表記があったりするが、何度みても何も書いてない。
そうだ!104番!
そう思った私は、町名まではわかっていたので問い合わせする事に。
ところが。「残念ながらその町名ではお届けがございません」と。
困った。どうしたら彼女と連絡がとれるのだろう。
そうだ。彼女のご主人会社やってた。
ホームページ、ホームページ。
当たり前だが自宅が書いてあるはずがない。
そして翌日。そうだ、彼女を知ってる友人に電話して聞いてみる事にした。
するとあれ以来連絡とってないからわからないと。
途方に暮れた私は、こうなったら彼女の自宅はわかっているのでポストに連絡先を書いて自ら投函しようと密かに企みはじめた。
そして今週。
昨夜、友人からおもいがけない吉報が。
あれからバタバタしてたけど、古いノートの整理をちょうどしてたら書いてあったよ、電話番号!
ギャ~!ありがとう!
気にかけて探してくれた友人にただただ感謝。

そして今日、午後から電話をしてみることにした。
声を聞くのも、もちろん10数年ぶり。
変わらない彼女の声だった。
「その声は○○ちゃんでしょ!」すぐにわかってくれた。
弾む二人の会話。すると彼女から思いがけない言葉が。
「ねえ、歌好き!?」
実は、、、と昨今の事情を簡単に説明すると
「そうしたら話が早いわ。ねえ、今空いてる?今から行くわ」と。
こうして電話を切った1時間後に私たちは10数年ぶりの再会を果たす事ができた。
二人で顔をみるなり、熱い!?ハグをして抱き合って手を取り合って大喜び!
私が思わず、「Kさん、変わらないわね!」というと彼女もすかさず「Kちゃんも全然変わってないよっ!」と。
まあお互いある意味成長がないということか(笑)
立ち話もそこそこに早速自宅に。
昔、彼女がケーキを焼いたことがないというので、じゃあお誕生日にケーキ焼いて一緒に作って食べよう!と盛り上がり一緒に作った事、また我が家でご飯一緒に作りながらランチした事等思い出話は尽きない。
そして話は本題に。
「ねえ、オペラの合唱、一緒にやろうよ」と思いがけないお誘いだった。
迷ったが、彼女の熱意に押し切られ(笑)結局帰る時には
「じゃあ来月からよろしくね」と言ってる私がいた。(笑)

別れ際、彼女はこういってた。
「人生は一度きりだもん。私だってあと何年生きれるかわからないから自分が楽しめることをやることにしようって。オペラなんて歌った事ないけど一人で行くより、知ってる人と一緒に行って楽しみたいって思ったの。そうしたら顔が浮かんだ」って。
こうして思い出してくれた事にただただ感謝した今日の午後だった。

ご縁があればこうして10数年の時を経て繋がっていられるんですね。
人生って、ほんとに不思議です。
今日の自分すら見えないんですから。

Kさん、ありがとう。感謝。

来月から更なる楽しみが増えました。

今日は芒種

2011年06月06日 | 四季折々 ~春~
今日は二十四節気のひとつ芒種。

穀類の種を蒔く最盛期とか。

周囲の田んぼは既に田植えを終え、水が張られている。

夕方、外に出てみると夕陽が美しい。


田んぼに映える夕陽ってこんな景色になるんですね。


近所に田んぼを持つおじいさんと久しぶりにお会いした。

6枚田んぼを持つこの方、水の番にきたとか。

しばしおじいさんの田んぼのお守りの話(いや、愚痴!?)にお付き合い(笑)

とっても大変そう。
でもこうした方々の手によって地元のお米を食べさせてもらってるんだなって思えるいい機会となった。

さて、我が家の庭には今ドクダミがあちこちに咲いている。

名前は何だか近寄りがたいし、触ったら最後!

石けんで手を洗ってもなかなか匂いがとれないドクダミだが、そんな印象とはうらはらで花はとっても可憐。

花びらは4枚。

のはずなのだが。あれれ!
この子だけ5枚もある。


何だか四葉のクローバーを見つけた気分。

梅雨入りを知ってか知らずかガクアジサイも本日開花。

こちらは「ひとり静か」

この花が咲くのを実は毎年ほんとに心待ちにしている。
門の脇の木陰で、ちょっと苔の生えているところで育っているのだか、暑い夏の頃だろうか。
葉っぱすらなくなって、来年はほんとに顔を出してくれるだろうかという私の不安をよそに、今年もしっかりと葉をつけてくれた。
なんだかとってもホッとする出で立ち。
現実の私は、独り静かには程遠いから惹かれるのかな(笑)

こちらは少し前に撮ったカキツバタ。
確か雨の日に近所のカキツバタ群落で撮ったものだ。
今年5月の来場者は8000人だったとか。(地元広報紙による)
市内外から自然の中で咲き誇る姿を求めて、足を運んでみえるみなさんをよく目にした。

自然といえばご存知の通り忍阪もいにしえの風景がそのまま残っている万葉故地。

今回地元郷土史研究家であり、セミプロカメラマンのよし坊さんによる「万葉故地 忍阪 写真集」が発売されました。

更に、先日発売された「祈り」のDVDの映像及び写真を担当され、また古墳の専門家であるとし坊さんによる「忍阪の四季」のDVDも発売されたんです!

ジャ、ジャーン!



どちらも忍阪に今も残る日本の原風景と共に、いにしえ人の声も聞えてきそうな素晴らしい作品です。

詳しくは 忍阪の風HP でご確認下さいね。

明日の愛知は下り坂。

雨に濡れるひとり静かとガクアジサイがまた気になります。

















瑠璃玉アザミ

2011年06月01日 | なごみ
先週、万葉故地「忍阪」で所用があった帰り道。
近鉄桜井駅まで送って頂いたのですが、帰り間際に
「風香さん、若草書店さんここですよ。まだポスター貼ってあると思うのでみていって下さい」と教えて下さった。
若草書店さんは奈良県下にある奈良交通グループの運営している書店らしいのですが、今回M氏のトップセールスによって「祈り」のDVD販売にご協力頂けたそう。
若草書店さん、ありがとうございます。

さて、車を下り、恐る恐る入り口を覗いてみると、、、何やらポスターが。
何だかそれ以上は凝視できなかった。
照れくさいやら恥ずかしいやらよくわからないが、ましてや店内に足を踏み入れるなんぞは無理。
そう思った私は足早に名古屋行きチケットを買い、電車に乗り込んだのである。
特急に乗り継いでほっとしたところで、やっぱりカメラにでもおさめてくるべきだったかなとちょっとばかり後悔してみたが、たぶん次回も一緒なんだろうな。(笑)
みなさんのご苦労が伝わってきたひと時でもあった。
ほんとに日々ありがとうございます。

さて、今日は雨。
相変わらずハイウエイオアシスの花屋さんに寄ってみた。
すると見慣れない花が。


普段花を包んでいる透明フィルムに花の名前が書いてあることはほぼ皆無だが、あらら。
珍しく名称が。
「ルリ玉アザミ」
なんて素敵な名前なんでしょう。
また花の色がなんとも妖艶。
でもどこか物悲しい感じが漂う。
迷わず連れて帰ってきました(笑)
葉は裏白で、アザミに似ているけど、ヒゴタイ属とか。
別名ブルーボール。ほほ~なるほど。

奇しくも今回の忍阪訪問で王家の谷に咲く野生のアザミを撮影。


こちらは今日買って来たベニバナ。紅花の名前の通り、万葉集にもくれない色、朱華色(はねずいろ)の原料とされていたことがわかり、なんとシルクロードから渡ってきた花のひとつでもあるんです。

アザミ亜科に属するだけあって、どことなくアザミを思わせる出で立ち。


こちらは忍阪の王家の谷にある舒明天皇陵前の通り沿いにあったクサイチゴ。美味しそう。


これも山沿いにさいていたのですが、なんでしょうか。


名のない花ってないんですよね。
ほんとはどれも名前がある。
でも決して自分だって自己主張してない。

時間をかけてゆっくりじっくり万葉故地を歩いてみたいものです。