万葉うたいびと風香®’s ブログ

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いのち

2011年06月11日 | なごみ
夕方近く。

小学6年生の姪っ子が「知ってる?門のところにいるの?」とわざわざ私を探して言いにきた。

「何の事?」っていうやいなや「こっちこっち、早く来て!」と手を引っ張って連れて行かれる。

門の下をみると。

痛々しいほどに小さな鳥のヒナが1羽。

よくみると動いている。しばらくするとピンクの肌をくねらせて大きな口を開けて泣き出した。

まだ元気なようだ。

巣から落ちたんだろうが、肝心な巣は見当たらない。

どこかの巣にでもそっと返したいが、とりあえずは保護することにした。

人間の匂いが身体につくと、それを知った親鳥が子育てしないって何かで聞いたことを思いだし、あわててボックスティッシュを姪っ子がとりにいく。

私はお家製作。

小さな小箱にティッシュを敷き詰め、その上にあじさいの葉っぱでベッドメーキング。

よし。

そっと手にとり、無事に保護。

庭先で巣をする鳥といえばたぶんスズメのヒナだろう。

外の網戸に張り付いていた蚊を割り箸でゲットして口にもっていってみた。

食べない。

う~ん。それからしばし姪っ子のお勉強タイム。

世の中便利なインターネットを今時の子供たちは使い慣れているので、ものの5分程で調べてきた。

「ペットショップで粟玉を買ってくるのがいいらしい」

ちょうど息子が帰ってきてたので、姪っ子のアッシー君をお願いして彼らはいざペットショップへ。

帰宅後手にしていたのは「ミルワーム」というものだった。

ヒナちゃんのお母さんは姪っ子にお任せして、エサをあげてみた。


眼もまだあいてない。
身体は5~6㎝ほどだろうか。
産毛すら生えてないところをみると生後間もなく落ちてしまったんだろうか。

どこまで育てられるかはまったく未知数だが、生きている間は見守っていってあげたい。

かけがえのない命だから。

さて騒動が一段落したら、携帯に1通のメールが入った。

あれ?差出人はマイアくん。(数年前我が家でホームスティしていたアメリカ人で現在は長野で英語のお仕事しています。)

あらあ、久しぶりだわあ、な~んて思いながらメールを読むと日本語でこうあった。

「月曜日、ひま?」たったそれだけ。

は?誰か友だちと間違えて送ったに違いない。

そう思った私はたどたどしい英語であえて返信。

すると今度は英語で返ってきた。

どうも我が家に遊びにくるらしい(笑)

じゃあせっかく来るなら賑やかな方がいいと勝手に決めつけ、彼には内緒で近くの英語友だちたちを誘っておいた。

賑やかなランチパーティになりそうな予感です。

写真は今日の晩ご飯。

下呂に済むお知り合いの方が送って下さった朴葉寿し。

岐阜地方のこの時期の風物詩で各家庭で手作りされます。
酢飯は甘め。具材はマスのむき身にミョウガ竹を刻んだものを混ぜ込んであり、上にはショウガの甘酢漬けとサンショウの葉がそえられてあり、さっぱりと頂けます。とっても美味しく今年も頂きました。ごちそうさまでした!