万葉うたいびと風香®’s ブログ

万葉うたいびと風香®のブログです。

再会 ~続編~

2011年06月08日 | なごみ
昨日の嬉しさの余韻が続く今日。

3日程前から左目がおかしいので今日あきらめて目医者さんに行って来た。
結果は軽い結膜炎。うつるものではないことがわかり一安心したものの先生から以外な言葉が。
「軽い動脈硬化がみられるわね!」
「が~ん!」
なんでも人間の血管で唯一、表に出ているのは眼の血管だとか。
なるほど、言われてみればその通り。
何年も前からわかっていたもののこれはいよいよ本腰いれて対策せねば、奈良一人暮らしの夢は泡となって消えそうである。
そういえば脳外科の先生から
「太陽の下を歩くのが一番」何年も前にそういわれた。
でも先生、腰の状態が悪いときには
「○○さんの場合、陸上での運動はあまりおすすめできない」とも。
う~ん。
悩んでいても腰は良くならない。
過去の経験から歩き過ぎは懲りている。
ということで、適度な距離。

2キロ圏内にあるのかきつばた群落に野鳥観察も兼ねてウォーキングに出かけた。
(奈良だったら東西南北どこみても歩く楽しみをみつけられそうである、むふふ。あ~!ため息)

さて気を取り直して。
先月の人並みが嘘のように人っ子一人いない。
整備された遊歩道を歩くと、新緑の葉が風に騒ぐ音と鳥の鳴き声。そして葉が音もなく風に靡いてひらひらと音も立てずに落ちてゆく。

新緑が目映い。

かきつばた群落に到着して出迎えてくれたのは1羽のアオサギ。
飛び立つ姿はまるで鶴のよう。いにしえに想いを馳せるには格好の鳥。
それにしても美しすぎる。

歩みを進めると、枝先に留まりさえずる鳥がいる。

双眼鏡で確認するとどうやらホオジロのようだ。



かきつばたはピークは過ぎたというものの遅咲きのものがあちらこちらでチラホラ咲いていてくれる。


満開の群落もいいのだが、やはり閑散としたこの時期に訪れるのが好きだ。


アシも群生しており、カキツバタには厄介な草なのだがその中から何やら水鳥のような野鳥のような声が聞こえるが姿がみえない。

水鳥の鳴き声にしては、鳥っぽい(鳥には違いないのだが)し、かといってこんなに長時間に渡って湿地帯に停滞していられるのはやはり水鳥なんだろうか。
ずいぶん粘ってみたが結局姿を確認することはできなかった。
すると、少し離れた場所に何やら鳥が2羽降り立つ。

んん!?みたことがない鳥の容姿と色。
何!?

アシの中に入り込んでしまってなかなか姿を表してくれない。
すると1羽が穂先に留まった。
双眼鏡で確認する。

初めて見る鳥だ。これだから野鳥観察は止められない(笑)

結局わからずじまいだったのだが、双眼鏡で確認し野鳥図鑑で調べるとたその容姿と出で立ちから、もしかしたらチドリかシギの仲間ではという予測を立てた。
次回の訪問が楽しみだ。

そんな期待を胸にして自宅に帰り、レポート作成していたら1本の電話が鳴る。

昨日の彼女からだった。

「ねえ、昨日弾いたキーボードのキャリーバック作ってあげようと思って、今日布買ってきたからサイズ計って電話して!」と。
彼女、ピアノが弾けたらいいなと長年の夢を抱いていたそうで、その夢を叶えるべく3年前に一発奮起してピアノを習い始めたのだ。
昨日、それでは練習の成果をということになり急遽キッチンで私のMIDIをPCにつないで弾いてもらったのだ。
その時、MIDIを購入当初の箱から取り出したのを覚えていてくれての配慮だった。

昔も今も変わらない優しさ。
しかも押しつけじゃない自然体の彼女。
彼女の変わらない魅力。

自分に対しても人に対してもこんな風に生きていけたら素敵だなあ。
って、以前同様教えられた私でした。

今日も素敵な一日をありがとう。