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万葉うたいびと風香®’s ブログ

万葉うたいびと風香®のブログです。

天上の虹 完結

2015年05月30日 | なごみ
天上の虹 副題持統天皇物語がついに完結となった。



単行本として発刊される以前、分厚い少女漫画に連載がはじまり、以降書き下ろしとなって今回23巻で完結。
30年越しとあるが、この少女漫画への連載から数えると私の記憶ではもっと年数が経っているはずだ。

先日、名古屋で行なわれた万葉学者上野誠先生の講座を受けてきたのだが、その中で先生もこの話題に触れられ、
「この本が万葉ファンに及ぼした影響力は計り知れない」とおっしゃってみえた程で、私もその中の一人だ。

何年か前に里中満智子先生の講座を聞く機会があった。
ご本人の話の中で印象的だったのは、これだけ深い考察をされ大学でも教鞭をとってみえる先生であるにもかかわらず
「学者の先生は大変ですね。私は一漫画家ですのでどう表現するのかは自由な立場なんです」
とおっしゃってみえたのが印象的であった。

この23巻のあとがきは実にさっぱりときっぱりと書かれており、まるでご自身に触れさせていただけたような爽快感すら感じた数ページであった。

この天上の虹・完結の年に持統天皇を万葉歌でもって表現できる機会を与えられたことに感謝すると同時に、これはもしかしたら鸕野讃良からの贈り物かもしれないと思う今日この頃である。

昨夜、「万葉装束が完成したわよ」と連絡あり、夜な夜な友人宅を訪問。

持統天皇らしさが出た素晴らしい衣裳完成日と相成りました。 


たまには現代詩もいいんじゃない!?とお習字の先生に進められ、万葉づくめの日々からの息抜き。

でもやはり万葉集が好き!









翳(さしば)

2015年05月24日 | なごみ
口の中の、、、、さし歯ではありません(笑)

古代において、高い身分の人たちの顔を隠す道具。
高松塚古墳壁画にも描かれていて、おすもうさんの行司軍配の柄を長くしたような、、、あれです!

そのさしば。
桜井市埋蔵文化センターから取り寄せた史料を調べると出土品から楕円以外の形があることが判明。

こうなると、オリジナリティをとことん追求したくなるのが、私の悪い癖!

持つべきものは頼りになる友!



なんと3本も!ありがとう!

作品と万葉装束に合わせて、使い分けてみようと思っております。

さて、7月4日は、、、!








万葉歌物語

2015年05月20日 | なごみ
7月の公演にむけて、連日夜な夜な取り組んでおります。

正直、ちょっとお疲れ気味。。。体力ないなあ。。。

今回は万葉歌物語として2作品。

『二上山の落日 大伯皇女の嘆き〜斎王として 姉として〜』

そして、新作。
『伊勢行幸と持統天皇の夢』です。

現在、動画制作中。ようやく後半に突入といったところです。

私の場合、万葉歌の作詞も自分でしているので、曲ができた段階で既に頭の中に絵ができており、今回はそれを具現化していく作業。
工程の1つ1つに、関わって下さった方々のお顔と風土が常に活き活きと私の中に現れてきてただただ感謝しながら進めている次第です。

1300年前の光景を映像で表わすのは簡単ではありませんが、歌のイメージに近づけた時の感動といったら言葉では言い表せない程です。

7月4日は是非名張へ足をお運び頂ければ幸いです。

お待ちしております。


2004年に撮った薬師寺東塔。











コアジサシ

2015年05月12日 | 身近な野鳥たち
チドリ目 カモメ科 絶滅危惧II類に指定されているコアジサシ。
意外にもこんな稀少な野鳥が、毎年我が家の近くの池にやってくる。

ようやく一眼レフで捉える事が出来た。



アジサシとは名前の通り鯵を刺すことで、急降下して獲物を捕らえることにちなむそうだ。


ホバリングして



獲物目がけて急降下。


ダイブ。





飛ぶ姿も美しい。

最後は、、、

大の字!











天平祭

2015年05月08日 | なごみ
GWに天平祭〜!



しかし。

会場はかなりの砂まみれだったようで、、、。

帰路の足元は砂ぼこりだらけ。友人作のお気に入りマスクをしていったものの嫌な予感は的中。

翌日から調子が悪く今日は、ついに声が出ない。。。

やってしもうた。

話は飛んで、先日お天気を見計らって急遽、波多の横山(三重県津市一志町)にでかけてきました。

撮影もお力添えのおかげで順調に進んだわけですが、♪夏も近づく八十八夜〜♪なんと人生初の茶摘みをしてきました。

なんでも昔は茶畑だったところとか。
その名残で、そのままになっているお茶の木が育って、ちょうど摘み頃♪

お茶の作り方も教えて下さったので、帰宅後早速挑戦してみました。



緑豊かな茶葉。


蒸して、


もみながら、じっくり煎っていきました。


一番茶は、一志の人々のお人柄の如く、とても優しい味と香りでした。