万葉うたいびと風香®’s ブログ

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瑠璃玉アザミ

2011年06月01日 | なごみ
先週、万葉故地「忍阪」で所用があった帰り道。
近鉄桜井駅まで送って頂いたのですが、帰り間際に
「風香さん、若草書店さんここですよ。まだポスター貼ってあると思うのでみていって下さい」と教えて下さった。
若草書店さんは奈良県下にある奈良交通グループの運営している書店らしいのですが、今回M氏のトップセールスによって「祈り」のDVD販売にご協力頂けたそう。
若草書店さん、ありがとうございます。

さて、車を下り、恐る恐る入り口を覗いてみると、、、何やらポスターが。
何だかそれ以上は凝視できなかった。
照れくさいやら恥ずかしいやらよくわからないが、ましてや店内に足を踏み入れるなんぞは無理。
そう思った私は足早に名古屋行きチケットを買い、電車に乗り込んだのである。
特急に乗り継いでほっとしたところで、やっぱりカメラにでもおさめてくるべきだったかなとちょっとばかり後悔してみたが、たぶん次回も一緒なんだろうな。(笑)
みなさんのご苦労が伝わってきたひと時でもあった。
ほんとに日々ありがとうございます。

さて、今日は雨。
相変わらずハイウエイオアシスの花屋さんに寄ってみた。
すると見慣れない花が。


普段花を包んでいる透明フィルムに花の名前が書いてあることはほぼ皆無だが、あらら。
珍しく名称が。
「ルリ玉アザミ」
なんて素敵な名前なんでしょう。
また花の色がなんとも妖艶。
でもどこか物悲しい感じが漂う。
迷わず連れて帰ってきました(笑)
葉は裏白で、アザミに似ているけど、ヒゴタイ属とか。
別名ブルーボール。ほほ~なるほど。

奇しくも今回の忍阪訪問で王家の谷に咲く野生のアザミを撮影。


こちらは今日買って来たベニバナ。紅花の名前の通り、万葉集にもくれない色、朱華色(はねずいろ)の原料とされていたことがわかり、なんとシルクロードから渡ってきた花のひとつでもあるんです。

アザミ亜科に属するだけあって、どことなくアザミを思わせる出で立ち。


こちらは忍阪の王家の谷にある舒明天皇陵前の通り沿いにあったクサイチゴ。美味しそう。


これも山沿いにさいていたのですが、なんでしょうか。


名のない花ってないんですよね。
ほんとはどれも名前がある。
でも決して自分だって自己主張してない。

時間をかけてゆっくりじっくり万葉故地を歩いてみたいものです。