万葉うたいびと風香®’s ブログ

万葉うたいびと風香®のブログです。

最終レコーディング

2012年01月27日 | なごみ
今、取り組んでいるプロジェクトの最終レコーディングにいってきました。

この日のメインは、歌ではありません。

え?と思われることでしょうね(笑)

万葉歌をはじめて初ライブから一貫して取り組んでいること。

それは、「語り」です。

1300年前も今もかわらぬ日本人の心が歌われていることを伝えるには、そして歌の背景を少しでも感じて頂ければと思い取り組んでいる姿勢です。

ありがたいことにこうしたライブを理解して下さる方が一人、また一人と増え、ここ近年ではライブのご依頼を頂く折に、「語り」をいれて下さいと言っていただけるようになったのは、何より嬉しいことです。

ここで今回の「語り」。

歌の背景というより、このアルバム全体の背景を語りにするというものでした。

アプローチ次第では、全体がぼけてしまいます。

いろいろ悩み考え原稿も何度か書き直しましたが、内容については最終、私自身が感じた感性のまま言葉にすることにしてみました。

そして完成したもの。

今回の「語り」については、このプロジェクトに参加させて頂いているおかげで語りの間合いについてご指導頂ける機会に恵まれ、ある種、初挑戦の仕上がりとなっています。

語りのレコーディングをする度いつも思うのですが、それは歌入れ以上にその時の自分の心の持ち用というのでしょうか、感情のあり方がサウンドに影響されるということです。

歌は音符がありますが、語りには音符がありません。

でも音に直接反映される。

こんなことを切に感じたレコーディングはこの後、次作のアルバム収録用の歌入れをしてお開きとなりました!

みなさん、今回も大変お世話になりまして、ありがとうございました!

さて、翌日は今回のプロジェクトの関係で大阪市内へ。

限段階では詳しくはお伝えできませんが、万葉歌の「聖地」としておきましょう。(笑)

万葉歌をはじめて、至上の時間を過ごしてきました。

お時間作って頂きました事に、深く感謝しております。ありがとうございました。

その後、プロジェクトの役員の方々とランチミーティングに入った大阪市内のレストランでのこと。

外食して気持ちよく過ごせるお店は、お料理の美味しさもさることながら、やはりなんといってもそこで働く店員さんの接客態度ですよね。

若い男性と女性が、言葉遣いも含めて心地よい接客をして下さるお店で、そんなお店のお料理はとても優しい味で、美味しく頂いていました。

さて、ここからが「万葉歌」マジックとでもいうのでしょうか(笑)
いや「忍阪」マジックかな(笑)

場所は大阪市内です。
それもはじめて入るお店なのに、その男女の店員さん共々、生まれが「奈良県桜井市」というのです。
しかもお一人は忍阪ご出身の方。
もう一人の方も長谷の方というのです。
桜井市も広い範囲なのですが、どの方も古代においては泊瀬(はつせ)といわれてた土地。
接客係のお二人方を交えて話に花が咲いたのは言う迄もありません(笑)

でも!冷静に考えると私だけ愛知。(うえ~ん!泣笑)

万葉歌は、不思議です。
直接的にも、間接的にも人の輪を広げてくれるのです。

新たな年の新たな出会いを頂きました。



そういえば昨日テレビで言ってました。

プロ野球のチームの監督さんみたいです。

いろいろな正確を持った選手がいる。
中には、ずるいやつもいる。
でも、最終的に芽が出てくるのは人間性なんです!と。

若いお二人の店員さんの今後の成長も楽しみです。





都会暮らし

2012年01月22日 | 身近な野鳥たち
昨日、所用があって名古屋駅近郊を歩いていました。
緑は街路樹ぐらい。

マンションやビルが立ち並び、高架にはゴオーゴオーと音を立てて電車が走る。

そんな中で鳥の鳴き声が聞こえた。

目をやると、ムクドリが電線に留まっている。
街路樹にはガサガサと音を立てて飛び立つ鳥が。
スズメだ。

そういえばご存知だろうか。

スズメにも種類があることを。

よくみかけるほっぺに黒いチークを塗っているのは、スズメ。

一方でスッキリとした表情のスズメはニュウナイスズメというらしい。

カラスもそうだ。
一般にカラスと呼んでいるのは、ハシブトガラスかハシボソガラスである。
口の太さでしか判別しようがないが(どちらも黒いから(笑)、)こうやって名前を知るだけで、カラスを身近に感じるから不思議だ。

閑話休題。

ということで、田舎暮らしの鳥たちとは生活ベースを異にして都会暮らしの鳥たちがいる。

人間と同じなんだな(笑)



最近、知人と交わした会話の中で、双眼鏡でみられる鳥の姿が話題になりました。



写真はジョウビタキです。

双眼鏡ではこの写真以上にしっかりと観察できます。

いつものピント外れで距離も遠い写真よりも今回のはしっかり写ってます(笑)

「な~るほど」っていう声が聞こえてきそうです(笑)








メロディーを乗せるということ。

2012年01月19日 | なごみ
昨夏、はじめて自分以外の方が作ったメロディに歌詞をつけさせて頂くという機会に恵まれました。

今迄は、作詞•作曲ともに自分自身だったので、そのメロディにその方が何を感じ表現されたのか。
メロディに乗せた想いをお聞きし、メロディに乗せた想いを言葉で表現し曲が完成する迄かなりの時間を要した。
それは時間というより、時(とき)という表現のほうがふさわしいぐらいで、猶予を頂きながらも、何とかお届けできたのか、それともその方の寛容さに甘えられたのか今でも答えはわかりませんが、レコーディングも済ませ年度内にはきっと何かしらの形として世に送り出されるそうです。

そして今。

新たな方とのご縁をやはり万葉歌を通じて頂く事ができまして、今度はその方の作られた歌詞にメロディを乗せるということに取り組んでいます。

その方が歌詞に込められた深い思い。
つい先日お聞きする事ができました
万葉集についてはもとより、その時代背景についても深く考察してみえる方で、素晴らしい感性をお持ちです。

あくまでその方の思いに重きを置いたメロディライン作り。

お預かりしている楽曲である責務を感じながらも、大好きな時代背景だったがゆえに楽しんで取り組ませて頂いております。

昨年は「コラボ(レーション)」の年だったと思いましたが、すでにレコーディングの場においては今年も年明けからまだ20日足らずだというのに、新たな方々とのコラボ楽曲が数曲完成しました。
それはヴォカールのみならずに、音の世界としても。

こうした機会を与えられてる今に感謝です。

ありがとうございます!




冬の野鳥観察

2012年01月18日 | 身近な野鳥たち
無性に猛禽類に逢いたくなって、久しぶりに近所へテクテクと野鳥観察に出かけました。

いきなり目の前で飛び立ったのがノスリ。
警戒心が強いので、あっと言う間に上空にいくも、いつもの詰め所にすぐに着地。



ノスリの定位置であるこの界隈は、言うなれば野鳥の銀座(笑)

人の通りがほぼ皆無なこともあってか抜き足差し足忍び足で近付けば野鳥たちのさえずりもよく響いてきます。

先に目に入ったのが、エナガ。
よく似てるけど、双眼鏡で観察するとその近くにはシジュウカラが群れでいます。



枝先に留まっているのはホオジロかな。



ここにはあとシロハラも。
他にもお尻の紅いなんとも綺麗な鳥がいましたがあっという間の出来事で識別不明。

帰り道すがらには、ヒサカキの実をつまんでいたメジロも。

広大な池のお客様は、チュウサギ1羽のみ。独り占めです(笑)



鳥の観察は本当に奥深いです。
知らない見た事もない鳥に出逢ったときの感動は、言葉にならないぐらい。

自分の小ささ、愚かさを痛感するひと時。

いい時間を過ごせました。


2012年 初レコーディング

2012年01月13日 | なごみ
今年初のレコーディングに行って来ました。

昨年から取り組んでいる新プロジェクトの一環のものです。

2日であわよくば4曲というハードな内容でしたが、各曲のボリュームの違いが良い方向に働いて、みなさんのお力添えのおかげでなんとかとり終えることができました。ありがとうございました。

歌は不思議です。

ノートに書いた歌詞に音符をつけて文字が音となり、人の声が発し歌となる。
ここではまだアカペラです。。素の音楽。
そして人の手によって、楽器が一つ、また一つと加わり曲となる。
さらに人の声によって、音が重なり合わされて、音を楽しむ「音楽」となるとでもいうのでしょうか。

そんなことを改めて感じた2日間でした。

みなさんのおかげです。お世話になりました!
ありがとうございました。

連日レコーディングというのはもちろんはじめてでしたので、このチャンスをどう生かそうかと考えた末、やはりここは普段見る事ができない万葉集に詠まれた奈良の早朝の風土をこの目で確認するしかない!そんな思いに駆られみなさんを巻き込んで「早朝の奈良」を堪能してきました。
ご一緒して下さいました皆様、寒の入りのこの季節、寒さも半端じゃなかったですね。
心から感謝しています。ありがとうございました。

やはり奈良はすばらしいです。

私の住む町でも文献を読めば、平安時代の古墳群が多く出土している地域ですので、当然人々の営みもあった地域です。
風土を知ればきっと目に入ってくる私の町の景色も変わってくるのでしょうが、私にとっては愛知の風土にも絶えず奈良の風土を重ねてみている始末(笑)

朝陽をみれば、奈良ではまだ陽があがってないかな。
月をみれば、奈良ではあの山、いや、この山のあたりにあがっているのかな。

まあこんな調子です。

そんな自分にとって、この早朝の景色は今迄知らなかった奈良の朝をみせてくれました。

奈良の初日の出。
それはまさに「まんようびと」からの今の私へのエールだったのかもしれません。

大好きな忍阪山にあがる日の出でした。











新春初笑い

2012年01月09日 | なごみ
気分転換も兼ねて、新春初笑いに行って来ました。

大好きな吉本新喜劇です(笑)

ええ~!?意外とか思われるかもしれません(笑)
いや、よくご存知の方なら十分想像できる!?(笑)

気分転換といっても、なんと懸賞で当たったんです!
地元のライブに出演させて頂いた映像がケーブルテレビで放送されるご連絡を頂いた折に、放送時間をチェックするべくHPにアクセスして応募したご縁です!

ということで、残念ながら本場大阪とはいきませんでしたが、名古屋でみてきました。

1部が、吉本新喜劇。
2部がバラエティショー。

大好きな池乃めだかさん、みなりゆみさんが新喜劇に!
2部は、宮本大輔、花子さんをオオトリに、小泉えりちゃん、ハイキングウオーキング、博多華丸、大吉さん等が出演。
笑いのつぼに入りまくり!やはりめだかさんはすごい!
知らなかったお笑いさんだったけど、博多華丸大吉さんはもう泣きながら笑ってました!

あとから「恥ずかしいくらいに笑い過ぎっ!」って言われちゃいましたが(笑)

こうして新春初笑いを終えた私です。

人間泣いたり笑ったりすることは、きっと大切なことなんですよね。

とある方の新春のご挨拶の中で、人の輪、知恵の和、笑いの笑(わ)っておっしゃってみえたことを改めて思い出し、その言葉を噛みしめた帰路でありました。

まだまだ未熟です。




幸せのお裾分け

2012年01月05日 | なごみ


新年早々とはいっても日常生活の中ではいろんなことがあります。

今日も朝から母のハプニングが。
思うようにならない悔しさからと、やはり病気の後遺症もあってか思わず母の頬に涙が伝っていました。
こんな時、一緒に泣いていたら大変なことに!(笑)→長年の介護の知恵でしょうか(笑)
ほんの3分程一人の時間を持ってもらってる間にキッチンにとりにいったのが、昨年O氏から頂いた飴です。

「はい!手を広げてみて!」っていう私の言うがままに、動く右手を差し出した母の手のひらに飴を2粒。

「幸せのお裾分けだよ」って(笑)

この飴を頂いた経緯を話したら、「ちょうどいい大きさね」って、口にぱっくり(笑)

思わず笑顔になったのは言う迄もありません。よかった(笑)

最後にこう母に付け加えておきました。

「私、最近、思うようにならないことがあったらこの飴ひと粒ずつなめる事にしてるの」って。

母はきっとこう思ったでしょうね。

「はは~ん、最近優しくなったのは、飴のせいね」って(笑)

見抜かれています(笑)

O氏に改めて感謝しています。

新年

2012年01月01日 | なごみ
新しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いやしけ吉事(よごと)
                       ~万葉集より~

新年を迎え、いかがお過ごしでしょうか。

旧年中は大変お世話になりましてありがとうございました。
本年も、昨年以上に万葉の心を静かに読み解いて参りたいと思っております。
どうぞよろしくお願い致します。




写真ですが、もう10年程前になるでしょうか。
母が書いた毛筆の作品「昇龍」です。額に収めてあります。

左半身不随で車いすで生活しています。そんな中で近所にあった愛知県の文化会館の書道教室に通わせて頂いていた頃に、動く右手で書き上げたものです。
そんな母も年々年老いていますが、脳内出血で倒れてから、かれこれ早いもので28年目に突入しました。

介護と万葉歌。

一見何の関係もないように思いますが、介護生活の日常から得る感性などが歌詞を作り上げる上での自分らしさの表現につながっている事に最近気付き、そうした意味でも今ある母との暮らしにも感謝しています。

今年も母とも、そして万葉集とも向き合いながら、気負いなく日々暮らしていけたらと思っております。
(そうはいっても笑っていられないときも多いですが(笑))

どうぞ今年1年、皆様にとって輝ける1年でありますように。