万葉うたいびと風香®’s ブログ

万葉うたいびと風香®のブログです。

伊良虞の島辺

2015年03月22日 | なごみ
春風吹き抜ける伊良湖岬。



潮騒に 伊良虞の島辺 漕ぐ舟に 妹乗るらむか 荒き島廻を
(しほさいに いらごのしまべ こぐふねに いものるらむか あらきしまみを)


*伊良湖岬より。写真水平線付近に浮かぶのは神島。よくみるとその右横にうっすらみえるのが答志島。
春霞漂う、まさに歌の季節そのものに訪ねることができた。

手節の崎

2015年03月21日 | なごみ
朝霧に浮かぶ手節の崎=現:答志島



釧着く 手節の崎に 今日もかも 大宮人の 玉藻刈るらむ
(くしろつく たふしのさきに きょうもかも おおみやびとの たまもかるらむ)

万葉故地はお天気によって、さまざまな表情をみせてくれる


硬筆の世界

2015年03月15日 | なごみ
お習字の先生からご案内を頂き、「硬筆の世界2」に足を運んだ。


会場は、中区役所合同ビル、7F。
名古屋市民ギャラリー。
主催は、桃花会さん。

硬筆とは、毛筆以外で書く作品を広く言うとの事。
筆ペン、つけペン、油性マーカーなど様々な種類の筆で書かれた作品が揃う。





私の先生の作品は、つけペンでの作品。

なんと、光明皇后楽毅論。藤三娘(とうさんじょう)は光明皇后を指す。
過去に正倉院展で本物をみたことがあるだけに、感慨深い。
先生の偉大さを改めて感じる。


万葉集の作品もあった。
ちなみに、額田王「あかねさす むらさきのゆき しめのゆき のもりはみずや きみがそでふる」


表装も素晴らしい、仮名の世界も美しい。

眼から鱗。硬筆の奥深い世界に魅せられた私。
素晴らしい師との出会いに改めて感謝。

いつの日か形に残る作品づくりにとり組めますように。


ひみこちゃん、現る

2015年03月14日 | なごみ

奈良県桜井市のマスコットキャラクターひみこちゃん。4ヶ月ぶりの再会!


舞台にも登場。ひみこちゃんは、やはり控えめなのね。


おや、せんとくんも。しっかりポーズしてくれました。

さあ、ここはどこでしょう。

ひみこちゃ〜ん、いらっしゃ〜い〜!名古屋!

今日は、名古屋 栄で、「旅まつり名古屋2015」が開催されており、母と妹と一緒に楽しんできました。


本番前、なぞのキャラクターが、誰も反応してくれてないのに、手を振っている。
おや、名札がついてる。。。「かわばたくん」とやら。
あまりのかわいさに、思わず「かわばたく〜ん!」と絶叫してみたら、更なる反応が(笑)
ところで、かわばたくん、あなたは何県人!?



お昼前から空も晴れ渡り、太陽の日差しと共に大勢の人たちで賑わっていました。


愛知県犬山市のブースには、木曽川初の女性鵜匠、稲山さんの姿も。かわいい!
思わず、田楽買っちゃいました。



こちらは、芸人さん!?らしい。


徳島!?だったかな非公認キャラクターのいちごちゃん。生産者の方だそうです。
このかわいらしさとのギャップがいい!


こちらは、ベトナム航空のブースで売られていたアジアンチックなお弁当。野菜たっぷり、主食は春雨。
とっても美味しかったです。

中京テレビが主催する3月までの期間限定のオイスターガーデンにも足を伸ばしてみました。


地デジ対応へと時代の波に、そのままの姿を残すテレビ塔の真下です。

1キロ1,720円で広島産セル牡蠣を購入。

炭火で焼きます。もちろん、自分で。
軍手も、牡蠣用ナイフも貸し出してくれるので安心。
一斗缶を利用したふたをすること3分。



ポン酢や塩も置いてありましたが、焼牡蠣は塩気香るそのままが一番!
母も嬉しそうに舌鼓。
愛知にいながらにして、日本全国、いや世界の果てまで旅できる。
こうしたイベントは、今迄敬遠していたけど、いやこれ、なかなかいい!

「来年も来たいね」年老いた母の言葉が、胸に沁みた。
楽しいことを母と共有できることが、心から嬉しいこの頃である。


アカゲラ現る

2015年03月08日 | 身近な野鳥たち
持統天皇の歌を読み解いておりました。

が。学者の先生たちも諸説に分かれなかなかの難解。

巻2−162です。

詳しくはまた折をみてお話できればと思いますが、この歌の中で、
「味疑り あやにともしき 高照らす 日の御子」という表現が出てきます。

この「うまこり あやにともしき」をどう読むか。

最後は、歌が語ってくれました。

さて、頭が膿みそうな時は、野鳥観察に限ります!

ほぼ1年ぶりの再会です。アカゲラが現れました!


オオアカゲラは、背中に八の字の白斑がないそう。

こちらはまぎれもなくアカゲラ。


左下あたりに1羽と、中央右寄りに。なんと2羽。粘ってみました。



本日アカゲラ日和なり。


ちょっとピンぼけ。

そして猛禽。ノスリ。




昨日森の中を飛び交っていた2羽の野鳥。
逆光の上、肉眼での確認だったが、見た事のない大きさと姿だったのは、今思えばアカゲラだったように思う。

自然環境整う風土を守っていきたいと切に願う今日この頃。






万葉アクセサリー 釧

2015年03月07日 | なごみ
釧=くしろ と読みます。

古代アクセサリーは、勾玉、首飾りなどがある中で、鳥羽のあみの浦で詠われたのは釧(くしろ)。
いわゆる腕輪。ブレスレットです。

今回も、万葉アクセサリー作家の天音(あまね)さんにお願いして、「釧」を制作して頂きました。

彼女も、文化財歴史学を学んだ一人ですので、徹底的に文献や遺物に触れて追求しこだわりをもった作品作りをして下さいます。
かれこれ6年程のおつきあいで、オリジナル万葉アクセサリーを一手に引き受けてくれる心強い仲間です。

古代、アコヤ貝に磨きをかけるとかなり艶めいた作品があるとの事で、貝をイメージしたオリジナルアクセサリーを仕上げてくれました。




指輪もセット。

次回は、この釧をモデルさんにつけて、あみの浦で歌の風土を再現。

柿本人麻呂の思いを現代に甦らせる試みとなりますように。