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万葉うたいびと風香®’s ブログ

万葉うたいびと風香®のブログです。

今日は芒種

2011年06月06日 | 四季折々 ~春~
今日は二十四節気のひとつ芒種。

穀類の種を蒔く最盛期とか。

周囲の田んぼは既に田植えを終え、水が張られている。

夕方、外に出てみると夕陽が美しい。


田んぼに映える夕陽ってこんな景色になるんですね。


近所に田んぼを持つおじいさんと久しぶりにお会いした。

6枚田んぼを持つこの方、水の番にきたとか。

しばしおじいさんの田んぼのお守りの話(いや、愚痴!?)にお付き合い(笑)

とっても大変そう。
でもこうした方々の手によって地元のお米を食べさせてもらってるんだなって思えるいい機会となった。

さて、我が家の庭には今ドクダミがあちこちに咲いている。

名前は何だか近寄りがたいし、触ったら最後!

石けんで手を洗ってもなかなか匂いがとれないドクダミだが、そんな印象とはうらはらで花はとっても可憐。

花びらは4枚。

のはずなのだが。あれれ!
この子だけ5枚もある。


何だか四葉のクローバーを見つけた気分。

梅雨入りを知ってか知らずかガクアジサイも本日開花。

こちらは「ひとり静か」

この花が咲くのを実は毎年ほんとに心待ちにしている。
門の脇の木陰で、ちょっと苔の生えているところで育っているのだか、暑い夏の頃だろうか。
葉っぱすらなくなって、来年はほんとに顔を出してくれるだろうかという私の不安をよそに、今年もしっかりと葉をつけてくれた。
なんだかとってもホッとする出で立ち。
現実の私は、独り静かには程遠いから惹かれるのかな(笑)

こちらは少し前に撮ったカキツバタ。
確か雨の日に近所のカキツバタ群落で撮ったものだ。
今年5月の来場者は8000人だったとか。(地元広報紙による)
市内外から自然の中で咲き誇る姿を求めて、足を運んでみえるみなさんをよく目にした。

自然といえばご存知の通り忍阪もいにしえの風景がそのまま残っている万葉故地。

今回地元郷土史研究家であり、セミプロカメラマンのよし坊さんによる「万葉故地 忍阪 写真集」が発売されました。

更に、先日発売された「祈り」のDVDの映像及び写真を担当され、また古墳の専門家であるとし坊さんによる「忍阪の四季」のDVDも発売されたんです!

ジャ、ジャーン!



どちらも忍阪に今も残る日本の原風景と共に、いにしえ人の声も聞えてきそうな素晴らしい作品です。

詳しくは 忍阪の風HP でご確認下さいね。

明日の愛知は下り坂。

雨に濡れるひとり静かとガクアジサイがまた気になります。

















萌え出づる春

2011年04月01日 | 四季折々 ~春~
石激(いはばし)る 垂水の上の さ蕨(わらび)の 萌え出づる春に なりにけるかも
   
                             巻八  一四一八 志貴皇子
めっきり春めいてきましたね。
夕方回覧板をおきがてら、歩いて春探しにいってきました。

歩くのが好きです。
普段車で通過してしまう見慣れた道だけど、自分の足で歩く事でそこには季節を感じる花々が手に取って感じられます。
自宅近くの県道沿いには水仙が満開でした。




(こちらは庭の砂利道にコボレ種で咲いたすみれと花ニラ。仲良くしてました)

被災地では、泥水が大地を覆い、塩水をあびた田園の復旧すら容易でないとか。
野草でさえも見る事ができない状況にあるかと思うと、自然の中で暮らせることはとってもありがたいことだと思うのと同時に、今も尚、たくさんの行方不明の方々がそこにみえるとではと思うと、身につまされる想いでいっぱいです。
どうか一日も早く家族のもとに帰れますように。