goo blog サービス終了のお知らせ 

万葉うたいびと風香®’s ブログ

万葉うたいびと風香®のブログです。

つながるご縁

2009年10月28日 | なごみ
10月3日に行われた万葉の歌音楽祭。
万葉歌を通じて新たな出会いを頂いた場所でもありました。

明日香村在住のKさん。
万葉歌を明日香で歌わせていただくことになったことがきっかけでお世話になっている方です。
ご夫婦揃ってすばらしい方々です。その奥様と今年は同じステージに立つことができたことは、この上ない喜びでありました。

富山県高岡市在住のグループの方は昨年度初出場され、今年は見事犬養万葉記念館賞を受賞されたグループです。
そのグループの作曲を手がけてみえるKさん(こちらもKさんですね)は、昨年とても印象に残っていたものの話もできず悔やんでおりましたら、今年も出場され昨年度の音楽祭の思い出話やら越中万葉について、今年はたくさん話すことができました。
そのKさんに過日知人が撮影し作品にして残して下ったDVDをコピーしお送りしましたところ、昨日思いがけずお手紙等頂きましたのでお礼の電話をしました。
とても喜んで下さり、少年のようなお心の持ち主で(先輩に対して失礼ですが)話していて心が洗われるようでした。
またKさんが以前暮らしてみえたところが主人の実家の町でしかも字名まで同じであったことがわかり(岡山県です)二人で二重のご縁に赤い糸(!?)で結ばれていたのでは!と大盛り上がりしたことはいうまでもありません(笑)
Kさんご夫婦もとても気さくな方で素晴らしいんです。


そして、その作品を作ってくださったTさんご夫婦とのご縁も、不思議なご縁でした。
昨年の万葉の歌音楽祭終了後に開かれた「万葉の明日香路に月を観る会」に出演させていただいてからの事です。
当日は500人くらいの大観衆の中、歌わせていただき終了後帰途に着きました。
それから1~2日後だったでしょうか。
奈良の明日香が大好きな友人から「知人が撮影した写真の中に風香ちゃんが写っているよ。」という知らせを頂いたのがご縁でした。
この日はご夫婦で月見にお見えになられ、偶然私たちの歌を聞かれたとのことでした。
以降、奈良でのステージがある度に足をお運び頂き、その度DVDの作品を作ってくださりお送り下さるとても思いの深い方です。
また大和の古墳についての専門家でもあります。
そして、このご夫婦のお膝元に鏡王女墓があり今回私が歌を作る際にも、また出来上がった後にもたくさんのお写真をご提供頂きました。
ある程度のイメージをもてたのもこのお方なしでは考えられません。
Tさんご夫婦もお互いを認め合い、支えあうとても素晴らしいご夫婦です。

また奈良県在住の知人は、私の歌を聞いた後に鏡王女墓へ向かわれたそうです。
その方の感性は素晴らしく、逆に私は教えられました。
深い思いをありがとう。

今年の「秋山の樹の下隠り」の作品を通じてまだまだご紹介しきれない位、たくさんのご縁を頂きました。

本当にありがとうございます。

広がるご縁、つながるご縁に感謝。


写真はTさん撮影による犬養孝先生揮毫による鏡王女の万葉歌碑

あたたかな方々に囲まれて

2009年10月25日 | ライブ
本日のステージ、おかげさまで無事に務めることができました。
会場の皆様の温かな拍手が身に沁みました。
本当にありがとうございました。
この場を借りて改めて御礼申し上げます。

万葉歌という聞き慣れないジャンルにも関わらず、ステージ終了後あたたかな拍手、そして何人かの方がお声をかけて下さいました。
とっても嬉しかったです。
皆様の真剣な眼差しに支えられていました。
本当にありがとうございました。

また新たな楽曲作りをしよう!心からそう思った一日でもありました。
感謝。

万葉歌で綴るいにしえ人の心

2009年10月21日 | ライブ
この春出演した藤田保健衛生大学病院いこいのひろばコンサート後に出演依頼を頂き、この週末に愛知県で万葉歌を歌わせていただけることになりました。
「万葉は青春のいのち」と唄ったのは故犬養孝先生です。
その先生の言葉を胸に、愛知県在住のみなさまに少しでも1300年前の心に万葉歌を通じて触れていただければ幸いに思っています。

      ~秋祭りイベント~

  とき  10月25日(日)
      午後2時30分より
  
  場所  豊田市内某所会場にて

  題目  「万葉歌で綴るいにしえ人の心」

  演奏曲 ♪ 弓絃葉(ゆずるは)
      ♪ くれなゐにほふ
      ♪ 空の心
      ♪ 秋山の樹の下隠り
      ♪ 妹が結びし       全5曲

飛鳥米パーティ

2009年10月18日 | なごみ
過日の音楽祭の副賞が届きました。
飛鳥米10Kg。

祐香とまずは半分こ。お一家族5キロずつに山分け。
その頂いた5キロで、音楽祭当日、奈良まで応援にかけつけてくれた友人4人をお招きして「飛鳥米パーティ」を17日(土)に開きました。
2人は出場初年度から毎年かけつけてくれている20年来の親友。
もう二人とは近年知り合い、とってもよくして下さるゆかいなお仲間たち。
年は離れていますが(一応私が一番下でございますよ)なぜか馬が合うんです。
そして毎年応援してくれているみなさんをお呼びしたつもりで、知人画伯作のボードで参加して頂きました。
もちろん、祐香ちゃんもおばちゃん軍団に囲まれて参加です。
当日は12時集合で、手ぶらでとの条件付で招待状をお渡ししてました。
ホームパーティは過去に何度もやっていますが、お品書きを作ったのははじめてです。
おもてなしの仕方なりを教えていただいたのは、友人でブックマークにもあるひでこちゃまのHP。
彼女はお料理教室の先生であり、おもてなしのプロです。
その彼女のHPには、お料理にこめられた愛情だけでなく、おもてなしの心が入っていてとても素晴らしいんです。
そんな彼女から自然と教わったい・ろ・はを意識してみました。
友人たちは異口同音に
「ちょっと~!K子にしてはめずらしいじゃない!凝ってる~」と。
二言余分って感じですが、これも慣れっこ。
「へ へ~ん!どう!やれば出来る!」
そんなこんなでいいたい放題で始まったパーティでした。
万葉歌を通じてそれぞれ関わりの違った友人たちがつながった瞬間でもありました。
デザートに、自家製パンナコッタを用意しました。
パンナコッタっていうとなにやらとてもおしゃれな感じがしますが、早くいえば牛乳プリンの親戚です。
一杯出しのコーヒーをある方から頂いたので(ありがとう!!みんなに喜んで頂きました!)3種の神器じゃなかった 3種のコーヒー豆(ロイヤル・キリマンジャロ・スイート)から選んで頂きそれぞれに味を楽しんだのであります。
ちなみに私はスイートブレンドを頂きました!
気がつくと3時30分。
あっという間ですね。
最後は、毎月1回温泉宅配の日と重なっていたので、事前にお願いして足湯をみんなに楽しんで頂きました。
母が車椅子のため、なかなか浴槽に入れる温泉宿は少ないのですが、これは三重県の湯ノ山温泉の片岡源泉から直接その日に運んできてくれて浴槽(だいだい300Lくらい)一杯入れてくださるというものです。
自宅にいながら源泉かけ流し。湯温も42度くらいでちょうどいい加減です。
母のお風呂もいつも通りの慣れたお風呂で入浴できますものね。
私たち介護者も安心です!
土曜日はあいにく午後から降ったり止んだりのお天気でしたので、本当なら庭で足湯の予定でしたが、急遽ガレージ下で浸かることにしました。
みなさん、とっても喜んで下さり身も心も温まってお帰り頂くことができました。
飛鳥米はぴっかぴかで甘みもあり、とっても美味しかったです。
みなさんのおかげです!
ありがとうございました。

万葉のひろば終了しました。

2009年10月13日 | ライブ
10月3日に引き続いての明日香再訪。
皆様に支えられ、また温かく見守られ何とか万葉のひろばステージを終了できましたこと、厚く御礼申し上げます。
ご来場頂きました皆様、本当にありがとうございました。
また、会場には来れなくても応援してくださってる皆様、心から御礼申し上げます。
2週連続での明日香のステージを通じ、今後のとこおとめとしてのあり方を皆様から教えられたとても意義深い日となりましたことに、感謝申し上げます。

今後も1300年前の万葉の心を歌い続けていきたいと心新たにしました。
ありがとうございました。

万葉のひろば

2009年10月08日 | ライブ
詳細が決まりましたのでお知らせします。

日時  10月11日(日)13:00~ とこおとめ
              13:30~ 花音さん

場所  奈良県立万葉文化館 野外ステージ
     *雨天中止


演奏予定曲   空の心
         明日香風
         くれなゐにほふ
         秋山の樹の下隠り
         妹が結びし     全5曲を予定

尚、前半に恒例となりました花音さんとのジョイントで1曲お届け致します。
曲は 「祈り~万葉集より~」
夏葉さん作曲の歌に、風香が勝手に下のパートをつけハモリます。

万葉文化館には、日本画家の方々による万葉集をモチーフとしたさまざまな作品が常時展示されており、まるで1300年前にタイムスリップしたかのような空間となっています。

11日はご無理でも芸術の秋に、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

秋山の樹の下隠り

2009年10月07日 | 万葉history song
  秋山の樹の下隠り    平成21年 第7回万葉の歌音楽祭 明日香村長賞受賞曲
                  万葉集 巻二 九一 天智天皇
                           九二 鏡王女
                   作詞・作曲 風香 ピアノアレンジ 祐香


空高く山燃ゆる 秋風さわぐ
千葉の彩りが 山一面おおう
こんな日にあなたから届いた一通の文
RU RU RU RU RU RU RU RU~

妹が家も継ぎてみましを 大和なる 大島の嶺(ね)に家もあらましを
あらましを

嶺(みね)からは計り知れぬ 私の深き想い秋山に秘めて


凛とした空間 鳥のさえずりだけが 山の中をこだまする


落つる黄葉(もみじ) 深きところ 清く静かに
流るる山清水
RU RU RU RU RU RU RU~
心に沁み渡る 水音(みなおと)は
まるで秋山の鼓動の如く

秋山の樹の下隠り行く水の 吾こそまさめみ思いよりは
み思いよりは

湧き出づる あなた以上の想い
深く果てなく流れ続ける

秋山の樹の下隠り行く水の吾こそまさめ み思いよりは
み思いよりは

湧き出づる あなた以上の想い
深く果てなく流れ続ける

絶ゆることなく 流れ続ける

私の心

第7回 万葉の歌音楽祭 明日香村長賞受賞

2009年10月04日 | ライブ
昨日心配していたお天気にも恵まれ、秋晴れの中第7回万葉の歌音楽祭に出場できました。
結果は、おかげさまで明日香村長賞を受賞することができました。
応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
1年ぶりの明日香、そして風舞台。
そこにはいにしえから変わらぬ明日香風が吹き、1300年前の息吹きが聞こえてきたように感じました。
また明日香は新たな出会いの場でもあり、ご縁がつながっていることも更に実感できた場でありました。
当日会場にかけつけてくれたひでこちゃま、地元の友人たち、そして奈良の明日香が大好きなお仲間に改めて感謝申し上げます。
また本番前には花音さんのお二人が応援メッセを伝えにかけつけてくれ、がっちりハグしパワーがもらえました。ありがとう!

今回は11組出場中、初出場が7組。昨年からの連続出場が4組。
みなさん万葉集に興味を持ち、同じ志をもってみえた方ですので今回はいろんな方々との交流を通してこの音楽祭を裏でも楽しもうと心にきめて挑みました。
越中からお越しのチームの方とは家持談義でも花が咲き、いろいろ教えていただきました。
また若い学生グループたちは、なんと私の住んでる目の前にある某大学の学生であることがわかり、奈良にいながらにして愛知県のローカルな話題で朝から花が咲きました。
またお一人で弾き語りで歌われた方とは、衣装代えの際ご一緒し、とても馬が合い明日香そして藤原京跡の話で盛り上がりました。
明日香村からの出場者の方とは、ここ数年前にお知り合いになり思わぬ早朝からの再会に驚きと嬉しさで胸がいっぱいになりました。
そして毎年入賞されているグループの方からは差し入れのおすそ分けも頂いちゃいました。
こうして舞台裏で、本番の時間ぎりぎりまでいろんな方と触れ合い、話ができてラックスモードのままステージに立った次第です。
リハーサルでは、ウインドチャイムも忘れあがりっぱなしの私で一抹の不安も払拭できなかったのがうそのように、落ち着いてできたように思っています。
出演者の皆様、ステージご一緒できたことが嬉しかったです。
本当にありがとうございました。
応援してくださった皆様、ステージ上からみた皆様の温かいまなざしのおかげで入賞できました。ありがとうございました。

夜6時からは「万葉の明日香路に月を観る会」にも出演させていただき雲に隠れた中秋の名月の下、鏡王女の歌を歌わせていただきました。
夜のステージは昼間とはまた打って変わって、ステージ上はスポットライトに照らされ、観客席側は100基程の行灯が灯され幻想的な雰囲気の中、歌わせていただくことができました。

明日香での全てのできことに感謝です。
ありがとうございました。

坊守さんとのご縁。

2009年10月01日 | なごみ
今年に入って父が亡くなってから、お寺さまとのお付き合いが始まりました。
今までお寺さまに行く機会は、親戚関係で伺う以外なかったのでご住職さんのことをなんとお呼びすればいいのかすらわかりませんでした。
そこで最初にご挨拶におじゃました折、単刀直入にお聞きしてみました。
和尚さんのことは 御院主(ごいんじゅ)さま=院主さん=御院さん(なまってごえんさん)
奥様のことは 坊守(ぼうもり)さま
とお呼びするのが正式との事でした。

私自身は仏教徒でもキリスト教徒でもありませんが、お寺に伺う機会が節目毎にある生活となっています。
一昨日も用事ができ、早速坊守さんにお電話し伺いました。
用事はたった1分ほどで済んだのですが
「せっかくだから時間大丈夫だったら上がっていきなさいよ」
という優しい言葉に甘えおじゃますることに。
話題は坊守さんの趣味の絵手紙や俳句の話や、私の趣味の万葉歌やらで盛り上がりました。
話もはずんでいたところ、お抹茶を出して頂きました。
すると奥様が奥にとりに行ってくださったお茶菓子が、包みに「野守」と書いてある最中だったのです。
思わず興奮して歓声をあげる私に
「確か和歌であったよね。それが先ほど主人(御院さん)と話していたけど思い出せないの」と。
「茜さす紫野行き標野行き 野守は見ずや君が袖振る」
それから私のとめどない話が始まってしまったのです。
これは相聞歌のようだけど、雑歌のくくりに入っていること。
その背景はきっと大人の恋愛は超越したかたちだったのではないかという持論も含めて。
それから二人でこの歌の情景を思い浮かべながら楽しい万葉談義に花が咲いたのはいうまでもありません。

ご縁というものはどこにあるのか、またどんなかたちでつながっていくのかわかりませんね。
これからも大切にしていこうと思っています。