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万葉うたいびと風香®’s ブログ

万葉うたいびと風香®のブログです。

Macと夏バテ

2016年07月29日 | なごみ
なんという年回りか!?と思う程に、課題を推し進めれば進めるほどに何かが起きる。

確か昨年のハードディスク破損からそれは始まった。

今まで撮りためた写真たちも半分以上あの世に旅立たれ、ドーンと奈落の底に突き落とされた私だったが嘆いていても生き返らない写真たちにいつまでも未練を残していても前に進まないと気持ちを切り替え、事故防止にいそしんだ。

今では外付けハード、Myサーバーの二段構え。

動画を作るのにPhotoshopが必要となり、それには本体のアップグレードがこれまた必須と知りチェンジ!

スマートにいけた!と思いきや今度はMac本体に入っていた写真のグレードがついていかない。
こんなことあるのだろうか!とアップルに聞くも「そうなんです。。。」の返事。

ならば!と写真アプリもアップグレード。

すると今度は従来使っていた写真アプリのものが動画から消えた。。。

Oh my god!!!!

いづこへ〜。

新しい写真アプリケーションは、ムービーもアップグレードすれば古いアプリで作成した写真も編集可能という。
ということで結局アップグレード。

こうして6年目に突入した私のMacは中身だけが見事な変身を遂げたのであります。
たまに起こる不調はMacの悲鳴か、夏バテか!?(笑)

そんなこんなトラブルにもめげず何とかこれまでの案件を乗り切ってこれたのはAppleカスタマの力も大きい。

Appleカスタマ凄し!
徹底した社員教育を受けてらっしゃるようで対応に温度差がないのは気持ちいいし、言葉の使い方には安心感さえ覚える。

夏バテといえば、人生初の夏バテを経験しております。
昨年からのレコーディングを無事に終え、心までひと段落してしまったのだろうか。
3日間寝込んだ後もいまだスッキリせず。
声のメンテナンスには程遠い。。。

本番まであと2週間。
何としても主治医に相談して調整せねば。

それでも野鳥観察は惜しまず。


ようやくオオタカの幼鳥を捉えました。

可愛い鳴き声からは想像もできないほどに鋭い視線。

無事に巣立っていけますように。


























B’zとマスタリング

2016年07月19日 | なごみ
ついにマスタリングが終わりました!

思い返せば今回のプロジェクト開始からここまでたどり着くまでなんと3年かかりました。
3年もかかってしまったと思っておりましたが、レコーディングを終えて感じたのは私にとっては3年必要だったということ。

歌って奥深い!

念願叶って、CD完成までもう一踏ん張りです。

最終レコーディングを終え、1日かけてマスタリングの現場に立ち会いました。

マスタリングとは、CDプレスにする為の原盤を制作することなんですが、ただCD原盤を作るというのではなく平たく言えば音の幅などを調節して全体のバランスを整えていく作業。
技術的なことはもちろん、集中力も必要となってきます。

その中でプロ中のプロが出しているCD音源は比較の参考になるらしい。

標題のB’Zもそう。もちろん洋楽も。

サウンドに併せたマスタリングと時代の潮流もくみ取らなければならないとのこと。

プロの仕事に感心!

ありがとうございます!










お知らせ

2016年07月11日 | なごみ
9月に行われるイベントポスターが届きました!



「激動の時代ー東は名張の横河から1370年」をメインテーマに
第一部が万葉歌コンサート。
すでにお知らせしている通り、万葉歌のテーマは「万葉恋文歌絵巻」。サブテーマは〜波乱の時代に煌(きら)めく真実の愛〜としました!

そして第二部は、奈良大学 文学部教授 上野誠先生による講演。テーマは「天武天皇と柿本人麻呂」。

主催は名張市図書館、名張歴史読書会さん。
後援は名張市教育委員会。
今年は三重県文化振興事業団の助成を受けての開催との事。

今年の9月は是非名張へ!
心よりお待ちしております!




遣唐使物語 名も無き民へのオマージュ

2016年07月08日 | なごみ
来たる平成28年10月1日(土)、2(日)、なら100年会館大ホールにて

   第6回万葉オペラ・ラボ公演
  「遣唐使物語 名も無き民へのオマージュ」 

が開催されると、今回も原作、脚本を手がけられる 奈良大学 文学部国文学科教授 上野 誠先生からご案内を頂戴しました。

生オケに二胡、箏、尺八、ヘグムなど何とも豪華!

奈良の地に根付いた新しいオペラ・スタイルを!との事。

奈良大教授陣の先生方の多方面にわたるご活躍は卒業生としてもワクワクしますね!

今年の秋も奈良が熱い!
お席はお早めに!

    

    












動画制作の打ち合わせ〜海石榴市再現〜

2016年07月05日 | なごみ
心を万葉の時代に戻して歌を歌うことも容易ではないが、これを映像で再現するとなるとこれまた難しい。

ああ表現したい!こう表現したい!と欲はとめどないのですが、自身の身の丈に合った表現方法をずっと模索しております。
これまで頭で描いていたものを今日は音に合わせて人の動きの打ち合わせをしてきました。

スタジオ借りてみっちり2時間です。

何度も何度も万葉歌を流して音のタイミングと移動時間を計っていきます。

それにしても若い子の感性って素晴らしい!

次回はいよいよ撮影隊です!








介護疲れとニュース

2016年07月04日 | なごみ
介護疲れによる痛ましいニュース報道があとを絶たない。

見る度に胸が痛む。

介護を受ける側も大変だろうが、主たる介護者にはその負担が重くのしかかる。

つい最近もNHKで報道され、介護していた側の家族が「退院してから父の介護を母は楽しそうにやっていたのに・・・」と話されていた。

我が身に置き換えて考えてみた。

母はある日突然倒れ、生死の淵をさまよい5日後に目覚めたが動かない身体となっていた。

脳出血による左半身麻痺。

1年間の入院生活を経てようやく待ち望んでいた退院日を車椅子に乗って迎えることができたのである。
今から32年前のことだ。

退院当初は、嬉しくてとにかく皆が一生懸命に介抱した。そう「病人」としてのみ母を見ていたのである。

思えば動かない身体との格闘は母自身想像を超えたものだったのに違いないし、私自身にとっても今思い出しても母の入院中をはるかに上回った過酷な日々の連続だった。

不自由な身体を何とか動かそう、動かそうとしていたように思うし、メンタルな部分も脳血管障害による後遺症もあり思い出したくないことも多々ある。

それが、6〜7年続いた。

しかし、ある程度の年数が来たら今度は動かない身体を受け入れ、残された自身の機能をいかに使って生活するのかというようにシフトチェンジしていったように思う。
時間がそうさせてくれた、と今だから思えるが現実はまだまだ大変だ。

デーサービス利用にこぎつけるまで5〜6年かかった。
最初は私が悪者扱いだったが、そこを乗り切ったら今は喜んで行ってくれている。(もちろんたまに行きたくない日もあるがじっくり聞くと本人なりのきちんとした理由があることがわかった)

ヘルパーさんの支援も10年ほど前から入浴介助のお願いから始めた。
が、利用して3年ほどしたら、母自身急減に体力が落ち歩行困難となり自宅入浴が危険で中止。それを機にデーサービスの利用を始めることになった。(もちろんすんなり移行できたのではなく、しばらくはシャワー椅子に座ってのシャワー浴を続けていた)

介護サービスを受けるのにはケアマネージャーさんとの連携は欠かせない。

今のケアマネさんは2人目。
1人目のケアマネさんは家族の話には一切耳を傾けてくれなかった。その方が退職されることになりそれを機に父を介護していた時にお世話になった方に幸運にも再びお引き受けしていただいて現在に至っている。

ケアーマネージャーさんといってもケアマネになるまでの職歴によってその手腕が問われることを父の看取りの折初めて知った。
この方、元某総合病院で病棟勤務経験者の看護士さんで看取り経験も豊富。
父の看取りの折、自宅でオキシコンチン(麻薬)を使わなくてはいけなかったこともありそうしたケアも含めた総合的な介護が求められたこともあってのご縁である。

また認知の対応にも強く素早いのがありがたい。

こんな時はこうした方が、あんな時はこうした方が、ああするね、こうするね、と度重なるトラブルにも的確に対応、指示してくださるのは何より心強い。

ケアマネさんに言わせると私は「頑張りすぎ。もう少し介護の負担を減らさねば潰れちゃう」ということで、今ではヘルパーさんに午前、午後に1回ずつオムツ交換に来て頂いている。

私が自宅にいる時間に来ていただくことに罪悪感さえ感じていたものの、最近の母が比較的落ち着いているのは、もしかしたら日々頻繁に出入りしていただく多くのヘルバーさんたちが「風」となってくれているのではと思い始めている。

もちろんヘルパーさんたちも人間。
相性もあるので、これはどうにもならないが(笑)

ここまで支えてもらっていても1日の介護はその時ばかりでなく、夜寝静まってようやく解放される。(時折夜中もあるが)

介護生活32年となり、年々自分自身がいつまで持つのだろうかと思わないでもないが、どうか今介護で煮詰まっている人たちがSOSを発信してそれをしっかりと受け止めてくれる人たちがいることを願って止まない。



オオタカの幼鳥!?巣立ち間近でしょうか。飛行訓練。


オオタカ


モズににらまれてる私。。。彼らにしたら異星人だろうなあ。。。


コバノカモメヅルが咲き始めました。美しい星型。つる性ですごく小さな花です。興味がないと雑草に紛れうっかりすると見過ごしてしまいそうなくらい。

飾らない自然がいい。




















三輪山とレコーディング

2016年07月03日 | なごみ
レコーディングもいよいよ終盤。

今回は万葉歌「何しか来けむ」の取り直しと語りの録音。

万葉歌物語中の1曲であるので、その前後の曲の流れも頭に入れねば。

原文はもちろん、自分で作詞した現代語訳にあたる部分の歌詞をかみ締めてのレコーディングは、今更ながらに「言の葉」(ことのは)と「音」の持つ響きの大切さを思い知る。

大伯皇女の悲しみの頂点にある楽曲。

「シャンソン的だね」とスタジオオーナー。
プロピアニストの吉田幸生氏にピアノ伴奏をお引き受け頂いた影響もあって、何度も歌ってきた楽曲ではあるが更にピアノの音色に導かれての歌入れとなった。

万葉歌物語「二上山の落日 大伯皇女の嘆き〜斎王として 姉として〜」にとりかかって実に3年。

名古屋からスタジオへの移動経路は、大伯皇女たちが歩いた経路そのもの。私自身何度往復しているだろう。これぞ万葉の心。

いにしえびとたちが愛して止まなかった大和。車窓から眺めた三輪山(奈良県桜井市)頂上には、何と雲が。



三輪山を しかも隠すか 雲だにも 情(こころ)あらなむ 隠そうべしや(額田王)

あとひと息で完結の予感。