万葉うたいびと風香®’s ブログ

万葉うたいびと風香®のブログです。

万葉装束

2014年03月23日 | なごみ
楽曲の制作と並行して、衣裳作りにもいそしんでおります。

今作っているのは、裳(巻スカート)の部分の加工。

衣裳は全体とのバランス、色合わせも重要な要素。

その中で、帯の色をどうするかずっと悩んでいました。が。

灯台下暗し。



以前に購入した半幅帯の色目がぴったりくることを発見!

この半幅帯を全部ほどき、表地と裏地に分けちゃいました!

一人仕事はこんなところでも(笑)

日々チクチク地道な作業が続いています。

万葉故地 「波多の横山」再訪

2014年03月21日 | なごみ
河の上の ゆつ磐群に 草生さず 常にもがもな とこおとめにて 万葉集1-22 吹黄刀自


風香意訳
如月の山清水が注ぎ込まれる川の流れ。絶えることのない流れは磐(いわ)の上に草すらつけず永遠に透き通る清らかさを感じます。
そんな磐のように、どうぞいつまでも何ものにも染まることなく、清純なままの乙女でいて下さい。


5月のライブに向けて、既に歌も作り終わったのだが、どうしてもいにしえ人のこの歌への思いを再度確かめたく、三重県津市一志町八太(古代は波多)へ再訪してきました。

歌が詠まれた場所。
その場所に立って、思いを馳せる。
私にとって一番大切なことかも知れません。

まずは、近鉄大阪線川合高岡で下車。


駅前の自転車預かり所で、お尋ね。
すると、何ともご親切なご主人が、わざわざ地元の歴史に詳しい方に電話して下さって詳細を教えて下さった。
大変お世話になりました。ありがとうございます。

貴重なお話を聞かせて頂いた私は、その情報を元に近鉄名松線沿いをゆったりと歩く。

途中、波多の横山と歌が詠まれたであろう河の流れを感じる。
前回同様、私はこの河川敷に下りるのですが、万葉びとが感じたであろう景色への道のりは平坦ではありません(笑)
JR名松線が行く手をはばみます。

この線路の向こうに私の行きたい先が!(なぜか写真が縦おきにならないので、顔を傾けてご覧下さい)
草をかき分け、野バラをかき分け、草まみれ、泥まみれになりながらも、、、。
あとはご想像にお任せします。



地元の人からみたら完全に怪しい人物だったに違いありません!

この後、無事に今回の目的地に辿り着いた私は、心はすっかり1300年前にタイムスリップ。
すばらしい万葉故地、波多の横山の映像は、5月のライブでお楽しみ頂けます!

この心をひきずったまま、今回も大阪のスタジオへと音づくりに移動。

今回の主役はドラム!プロドラマーでもあるスタジオオーナーの森智彦氏によって音が重なり合い、素晴らしい楽曲に生まれ変わりました!



ありがとうございます!

会場下見。

2014年03月10日 | なごみ
5月のイベント会場になる三重県名張市「ふれあいホール」へおじゃまさせて頂きました。
名張歴史読書会の役員の皆様とご一緒です。


定員300人の会場となるそう。ほお~。

どの方も機敏に動かれていました~!



音響、照明など確認事項山積み。
私の注文にも誠意をもって応えて下さり、本当に頭が下がります。

お昼は、会場から程近いちょいまるカフェさんへ。

地元の老舗豆腐店のお豆腐を使った田楽をご馳走になりました。


これが名張の味。美味しかった~。

お店へ行く道すがらは、その町並みの美しさに目が泳いでいます(笑)

またしても初瀬街道!どこか昭和の香り漂うアーケード街。素敵です!次回は是非ゆるりと一人歩きせねば。

綺麗な町並みにうっとり。
地元の方々にご案内して頂く醍醐味を十分堪能致しました。

食事後は更に町並みをご案内して頂き、時間がなかった為に駆け足にさせてしまって申し訳なかったです。。。


地元の公民館まつりが盛大に行なわれている中で、夏見廃寺に関する勉強会の成果もパネル展示されていました。
皆さん熱心です。


山嶺連なる名張の山々。


こちらは上級武家屋敷の名張藤堂家邸跡。


うわっ。イベントポスターが。しかし、こんな立派な邸宅内に、、、恐れ多いです。。。

すごいお屋敷です。文書も多く展示されていました。

役員の方から頂いた観光パンフを帰路じっくりとみていたら、「和菓子食べ歩きチケット」1枚500円で5店舗おじゃまでき一押し和菓子と交換できるとか。

次回こそチケット片手にじっくりおじゃまします。

名張歴史読書会の皆様、関係者の皆様、大変お世話になりました!
ありがとうございました。

万葉歌コンサートのお知らせ

2014年03月10日 | ライブ
来たる5月2日(金) 三重県名張市にて「夏見廃寺創建1320年祭 大津の皇子の夢 万葉の夢」が行なわれます。

当日は、奈良大学文学部国文学科 上野誠教授による万葉歌講演、大阪教育大学非常勤講師、中濱純子氏による古楽器の音の再現など豪華な内容です。

その中で私の万葉歌コンサートもお楽しみ頂けることになりました。

当日は、「大伯皇女の嘆き~斎王として 姉として~」をテーマに万葉歌物語をご用意させて頂いております。
チケットは当日券のみ。
この春は是非、名張へお越し下さいませ。

尚、会場の駐車場はご利用できませんので、公共交通機関をご利用下さい。

会場へのアクセス:名張駅西口より徒歩10分。


     



音づくりの環境。

2014年03月02日 | なごみ
曲づくりの真っ最中です。今回も先日のピアノの音入れに引き続きスタジオへ。

door to doorで片道4時間の道のりですが、全く苦になりません。
お力をお貸し頂けるのが、何よりありがたいです。

プロフェッショナルな方ばかりですので、その場は私にとって毎回精進の場。
未熟さを思い知らされ、課題も見出し指摘されながらも成長の場ともなっています。

こうした音づくりの環境があることは、本当に恵まれていると感謝しております。
ありがとうございます。

さて、今回は自分の音への思いを伝えながらの曲づくり。
イメージしていた音が、重ね合わせられる楽器によって曲となっていく現場。

何ともいえない感動がありました。
プロのドラマーでもあるスタジオオーナーの森氏の手によって、パーカッションの効果も最大限引き出される楽曲が出来上がりつつあります。




(太鼓!パンチが効いています!)


(腰痛持ちの私用にとクッションまで用意して下さいました。お気遣いありがとうございます!)

完成までまだしばらくかかりますが、そのゴールへの光が差し込んできたことを実感できる1日となりました。

深謝。