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万葉うたいびと風香®’s ブログ

万葉うたいびと風香®のブログです。

万葉の文

2016年11月30日 | なごみ
万葉歌を歌っているとありがたいことにメールやお手紙を頂くことが度々ある。

その多くはコンサート後だったりするが、今回は奈良県桜井市忍阪 石位寺で手にした1枚のCDを聞いてのお手紙だった。

私の活動はすでに全国万葉協会 会員向けの季刊誌「万葉ネット通信」で知ってくれていたそうだ。

なんともありがたいことである。

こうした万葉の文はメール、お手紙に限らず直接お聞きする声なども含めていつ頂いても心の底から嬉しい。

それは万葉を愛して止まない人たちが全国各地にいらっしゃるということを知る機会でもあるからだ。

多くの人たちに支えられての万葉歌。

さらに共に楽しめるような万葉歌を私スタイルで発信し続けていこうと改めて心に誓う。


(頂いた封書、トキの切手が嬉しい!手紙を書く機会が多い私にとって切手選びも大事な要素となっている。励ましてくれた友にはカラフルな花の切手(元気になったよ〜と)、目上の人にはちょっと格式高そうな図案の(笑)切手など相手のことを思って色柄やデザインを選び貼り終わってようやく手紙完成となる。最近はもっぱらシール切手がマイブーム!)









椿油

2016年11月29日 | なごみ
万葉歌には髪の手入れも大切。

ミス奈良さんでも毎年髪の短い人のセットアップは大変だそうだ。

超ロングの毛先は傷むのも早く、ここのところかなり気になっていたので10センチほど髪を切った。

それでもアップできる長さは十分に確保。

今までは椿オイルのヘア美容液とやらを髪の手入れに使っていたが、ベタつきが気になった。
そこで今回からピュアな椿油をトリートメントとして使うことに。



100パーセント椿オイル。



これがいい。

なんだかさらっとしている。

やはり自然が一番。

これで椿花咲く頃「海石榴市」を訪ねてみるといい!!!!!















1通の文

2016年11月27日 | なごみ
1通の文が届いた。

差し出し人は、某大学 副学長。

偉い先生を知っている訳ではなかった。

先生が若き頃にお世話になったがゆえのご縁。

最近巡り巡ったご縁で先生の名前をお聞きして、そのご縁で再度糸が繋がった1通の文であった。

写真の中の先生はさらに貫禄がついたようだが(笑)、微笑んだ瞳が30数年前と全く同じだった。

手紙は秘書の方の代筆によるものだが、文脈最後の一言は先生の直筆によるものであった。

「遊びに来て下さい」と。



万葉の心が付いたこの手紙、立派な肩書き以上にあの日あの時と全く変わらない先生の真心を知ることができた嬉しい1通となった。









ひとすじの道

2016年11月26日 | なごみ
プロの世界は厳しい。

一流にはなれないが、一流になる努力をすることは誰にだって可能だ。

一筋の道をじっくりと歩み続けよう。

私の信じるゴールで待ってくれているのは、万葉集を歌い残した一人ひとりの作者なのだから。


今一番魅せられている仏像、国宝 興福寺 迦楼羅立像。(絵葉書より)

万葉歌と系譜

2016年11月19日 | なごみ
万葉歌の作詞、作曲するのに何の関係があろうかと思うのだが、昨今は作者となる人物のあぶり出しにも時間をかけるようになっている。

これがなかなか大変だが面白く、時にゾクゾクすることもあるほどだ。

そんなこともあってか、はて!?そういえば私は一体何者だろう!?そしてなぜ万葉歌を歌っているご縁に恵まれているのだろうかと。

そこで母が元気な内にと重い腰を上げることにした。

古代を調べるのとは違って意外!?にもこちらは簡単。

戸籍を取り寄せるのみである。


ちなみに戸籍の保存期間、現在は150年だがそれ以前は除籍となって80年だったそうで、限界があることは聞いてはいたが現実が立ちはだかることに。

父は尾張の国。
母は越の国である。

んんっ!?どこかで聞いた系譜である。こんな由縁があって私は万葉歌を歌っているのかもしれない。。。

さて、戸籍を読みながら家系図を作っていく。
おお、変体仮名まじりの古い戸籍が。
習字のかなやっててよかった。。。読める!

母の記憶と1つずつ照合がとれていく。

出来上がりつつあるのは、脈々と絶えることなく紡いできてくれた家系図。



古代の氏族もこうして繋がっていったのでしょうね。。。

自分を知る第一歩。















守りたいもの、守るべきもの。

2016年11月15日 | なごみ
少し前のこと。次年度に向けての新たなご依頼をお断りさせて頂いた。

万葉歌を歌っているものの、どんな時代背景でも歌えるわけではないし、どんなシュチエーションでも歌えるほど器用ではないのである。
風土に立っても私はあくまで万葉のうたいびとであったし、これからもそうあり続けるつもりだ。

守りたいもの、守るべきもの。

それは時間と労力をかけて産み出した作品、1曲1曲の万葉歌であり、それが万葉うたいびととしてのプライドだと思っている。

自身でしか守れないもの。
今後も大切にしていきたい。


秋空の下咲き始めた皇帝ダリア。







柿本人麻呂と新聞紙面広告

2016年11月14日 | なごみ
確か1ケ月ほど前だった。

新聞の小さな紙面広告が目に留まった。

鈴木翠軒(すいけん)の書〜万葉の世界〜。

そこには1つの作品が掲載されていたが、小さすぎる。


(同図録、P52より)

目を凝らして読んでみた。

「し、ほ、さ、い、に、い、、ら、、ご、、の、、、」

んん!?もしや!?

読み進める。

「しまべ こぐふねに いものるらむか あらきしまみを」

おお!柿本人麻呂だ!

母を置いては出かけられないので今すぐにでも飛んでいきたい気持ちを抑えて、今回は図録の取り寄せを。




書による万葉の世界。

田原出身の先生によるその世界観は私の想像を遥かに超えていた。

ちなみにこの歌、「あみの浦」(現:三重県鳥羽市小浜)から歌われた3首の内の1首で、柿本人麻呂の歌の中でも最も明るい歌だとも言われており、万葉歌「伊勢志摩の島影」として産みだすことができたのも現地の方々のお力添えがあったからこそと日々感謝している。

今年の12月末までは伊勢志摩サミット三重県民会議応援事業として認定されており、時を区切らず伝え続けていくことができればどんなに素敵なことだろうと思う。

伊勢志摩の島影   万葉うたいびと風香
















ひとときの休息

2016年11月13日 | なごみ
体力勝負である。

動けなくなる!というのはこういうことだったのかと思い知る日々。

それでも弱った母に対する愛情は、人生の中で最大限に感じる今、不思議なほどに自分の身体が動く。

ありがたい。

最近母にプレゼントしたもの。auの「マモリーノ」携帯。

本来子供用だが、ボタンを押すだけで1発でかかり、紐を引っ張るだけで防犯ブザーがなるのもいい。

難を言えばボタンが小さいので、高齢者には押しづらく見にくいところだ。

常に首からぶら下げており、ベッドに入ってからはベッドサイドにくくっておく。

朝食後、ベッドに入ってからの30分程が私の野鳥時間。

何かあれば電話が鳴るはずである。

今朝の野鳥さんぽは賑やかだった。



セッカ。



ノスリ。近っ!





オオジュリン!?ではなくて、ホオアカだそうです。



キセキレイ






うっ!苦手な水鳥。見たことありません。何だろう?????? クサシギとブロ友さんから教えていただきました!

どんな日も懸命に生きている野鳥たちの姿に心癒される休息のひととき。























葛城シリーズ

2016年11月10日 | なごみ
葛城市在住の方から『葛城市歴史読本』なるものをこの度頂戴した。



これがすごくいい!

一体どこが発行しているのかと見てみると、葛城市、葛城市教育委員会とある。
では編者は、、、葛城市歴史博物館!
な〜るほど!さすがです。

ちなみに市長さんの言葉には、「読み重ね、語り継いでください」とある。

葛城市民へ向けての本書のようだが、是非市外に向けても発信続けて言ってほしい1冊です!
貴重な1冊、ありがとうございます!

葛城に思いを馳せていたら友から1枚の絵ハガキが届いた。
彼女の好きな坂田武嗣氏のもの。

二上山と馬酔木である。(ちょっとスズランっぽい気もするが(笑))
万葉集はいろんな表現方法があるんだなあ。。。

そういえば、、、。

葛城市のマスコットキャラクター、蓮花ちゃんから頂いた名刺もあった(笑)数年前に名古屋のどまんなかで頂いたもの!

気がつけば葛城に染まりつつある私は、先日取り寄せた国土地理院の地図を見つめ心の中で次回訪問の月を決めている!
馬酔木花咲く季節感を感じに。。。

〜二上山の落日〜現世の人なる我